本日は
食事での香害対策において、
腸内環境を整えることに着目した場合の
水銀を控えた食事について続きです。
閲覧ありがとうございます、
自然なくらし研究所の湯木です。
季節は春を迎え、
過敏度の高い方やお子さんたちは、
花粉や黄砂が飛んでくる中で
付着して来る
香害にも注意が必要ですね。
外出先においても、
室内では保湿のために
香り付きの蒸気が焚かれたり、
花粉が舞わないようにと換気の頻度も
低くなって空気が澱んだり、
香害のリスクは高まりがちでしょう。
免疫機能の強化に力を入れるため、
常飲する水には
自然塩(天然塩)と果汁を加えましょう♪
にがり等によるマグネシウム補給も効果的です。
ビタミンCとDの補給を
意識することも大切です!
ビタミンCは、
添加物として使用される際に
表示が免除される仕組みがあるので、
要注意です。
安全な食品を選べる表示になるよう
知識を深め、広めましょう。
さて本題、
食事での香害対策において、
腸内環境を整える観点からは、
水銀の多い内容を避ける工夫が
必要です。
甘味についてどうするかは、
腸内環境を整えることに着目した場合、
選べるならば、砂糖や蜂蜜よりも
野菜や果物を用いることがオススメ
と紹介しました。
重金属類、特に水銀の多い食事は
避けたほうがリスクを低く抑えられます。
香害や受動喫煙によって化学物質の負荷に
耐えきれなくなっている状態は、
水銀による中毒症状がベース要因にあると
考えられるからです。
水銀は、
魚介類、米、肉・卵、雑穀・芋類、豆類など
から広く検出されており、
食物連鎖の地位が高い魚類ほど
水銀の含有量が増加傾向にあります。
人体への影響として、
強い中枢神経系への毒性を示し、
慢性毒性として感覚障害、運動失調、
歩行異常、四肢反射の異常、抹消知覚障害、
感覚鈍麻、震え、不眠、記憶喪失、
神経障害、頭痛、認知機能障害などが
報告されています。
過敏症状は中枢神経への化学物質による
攻撃が原因で起きているわけです。
キレーション剤の
点滴や内服による治療が有効ですから、
経口摂取量を減らすと同時に
排出する力も高めることによって、
症状は緩和されるでしょう。
では、経口摂取の目安として
厚生労働省発表の魚の水銀含有量を
見ていきましょう。
重くて沈んでいく性質からは深海魚、
生物間濃縮の点からは大型であったり
長寿命だったりする魚において、
水銀含有量が多い傾向にあります↓
計測された最大値の低い順では
0.01
イカナゴ、ウスバハギ、カラフトマス、
カワツヒエ、ドロハゼ、シラウオ
カマスサワラ 0.013
スゴモロコ 0.015
0.02
カスゴ(マダイの幼魚)、クジメ、ベニザケ、
ラプラタユメカサゴ、ニジマス(海中養殖)、
サバフグ
マアジの幼魚
ニクガレイ 0.022
アイゴ、ギンポ 0.025
ハギ 0.026
キグチ 0.027
0.03
アカタチ、ウシノシタ、キュウセン、
クロサバフグ、サッパ、グレ、
キビナゴ、ヒイラギ、シタ
クロガシラカレイ0.031
マナガツオ 0.032
シシャモ 0.038
0.04
アカメダイ、アブ、キントキダイ、
ニュージーランドバス、ヘダイ、
マルソウダ、コモンフグ、イトヒキアジ、
クロウシノシタ、タナゴ
幼魚を含めて、比較的小さい魚であれば
ほとんど問題ない値と言えますね。
貝類は……