こんにちは
京都の朗読家 馬場精子です
昨日はまるで春のような暖かさでしたね。
さてブログを更新してから心に残った台詞を残しておきたいと、加えておきたいと思いました。
先日久しぶりに、四条烏丸の京都シネマで映画を観ました。京都シネマは好きな映画館です。ポップコーンの匂いがすることもなく、飲み物以外飲食もできないので、お客さんも、何となく落ち着いた雰囲気なのです。
ずっと観たいと思いながら機会がなかった映画を観ました。PERFECT DAYS…です。こちらはパンフレットです。
役所広司さんはじめ、出演者の方がとてもいい。映画は淡々と日常が描かれているのですが、ふとした時、この映画のことを考えている自分がいます。
主人公は毎日トイレ掃除をするのが仕事です。同じ場所でお昼を食べ、お風呂に入って、夕食をとり、毎夜、就寝前に読書をする。古本屋で購入してきた本がきちんと整頓されて並べられています。
映画の中で、主人公の平田さんが読んでいた本📖は、新潮文庫でしたが、こちらは中公文庫です。この本の中のあるページに「影」という文字があり、映画の中で、クローズアップされるシーンがありました。気になります。いつか読んでみたい本です。
そして、こちらも平田さんがが読んでいた本。こちらは、たまたま私も持っていました。ギターの渡部先生が生前、おすすめだと教えてくださり、ギターのお稽古の帰りに、ゼスト御池にある書店に寄ったことを思い出します。
そしてこちらは
現在、Amazonでは在庫切れのようです。確か恐れと恐怖の違い、そんなことを古本屋の方が言っていたシーンがありました。
平山はお昼ご飯を食べる時、小さなカメラをポケットから出し、決まって、空を背景にした樹木の葉のゆらめき、さす木漏れ日などの写真を撮ります。フィルムカメラです。
日々同じことを繰り返しているように人からは見えても、一日たりとも同じ日はない。
心に残った台詞。姪のニコと並んで自転車に乗っていた平山。二人は自転車を止めて隅田川を見ています。平山がこの先に海があると言い、ニコガ行ってみる?と問う。平山は「今度ね」という。ニコから「いつ?」と聞かれて平山が言った言葉。
「今度は今度。今は今」
私もそれから何度も心の中でつぶやいています。
私は、主人公の平山さんが、毎日、木漏れ日や樹木の葉や空を撮っていることに、とても惹かれました。
なぜなら、私も「同じ写真ばかり」と人から言われても、やはり樹木や空、葉っぱや木漏れ日の写真を撮らずにはいられないからです。なぜかを考えたことはありませんが、満ち足りた気持ちになります…
決して複雑な映画、ではなく、むしろシンプル過ぎるくらいの映画です。でも、哲学的な映画なのかもしれません。ぜひもう一度観たい映画です。
馬場精子の朗読CD
『KO・TO・BA vol.1 〜宮沢賢治をよむ〜』
「やまなし」「注文の多い料理店」「よだかの星」
『KO・TO・BA vol.2〜セロ弾きのゴーシュ〜』










