ページをめくると、
ガラスの塔の見取り図が載っていた。
なんて建物なのだろうか。
小難しそうで、無事に読み終えることができるのだろうかと本気で思った。
テーマ
ミステリー
出版年・ページ数
2021年7月
504ページ
あらすじ(公式ホームページより)
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命!
感想
物語の序盤から、真犯人が誰なのか分かってしまった。そこまでの過程がどのように描かれるのか気になって読み進めてみたが、私はほとんどミステリ小説を読んだことがない。作中でたくさんの有名ミステリー作家や作品になぞられた話題や展開がさく裂されていたが、存分に堪能することができなかった。だからだろう、帯に紹介されていたような感動は覚えなかった。残念である。
この作品は、ミステリーを愛している方々に捧げられた1冊だ。
ドラマにしたら、また違った楽しみ方があるかもしれない。
ちなみに旦那さんは出だしで終了。私よりミステリーを読んでいるが、序盤から犯人が分かってしまうパターンは好みでないらしい。
息子にはまだ理解できない&時間が限られているため、未読。
ジャンルは異なるが、私は「崩れる脳を抱きしめて」の方が好みである。こちらの作品は医療と恋愛を掛け合わせたもので、当時小学校6年生だった息子も読了済み。おススメである。
関連書籍(読了)
■壊れる脳を抱きしめて(読了)