SIGGRAPHが終わると同時に早速アートディレクターに連絡した。すると答えは、まだ候補者を検討中なのでまだ待って欲しいとのこと。その後、繰り返して電話する度に同じ返答であることから、はっきりと断ることを回避しての対応であることが分かっていたが、望みを捨て切れなかった。もう何度電話したことであろう。もう電話することも諦めたほうが良かろうと思い始めたころに、いつものように同じ答えが返ってくることを覚悟してもう一度電話してみた。アートディレクターのお決まりの返答にいつもよりも長く時間がかかっている。すると、そこで思いもしないことが起きた。アートディレクターは、いつ面接に来れるかと聞いてきたのだ。思わず沈黙してしまった。そして、ようやくどもりながら明日行けますと答えたのを覚えている。実際のところ、これからでもすぐに行きますと伝えたいくらいだった。ようやく面接まで漕ぎ着けることができた。興奮して跳ね上がりたい気分だった。笑顔をおさえきれないまま、ウェブデザイナーとして働いていた職場の上司に、明日の休暇の申し入れをした。