アメリカのゲーム業界で長年ゲーム開発者の一人として働いていて気づくことは、過去働いてきた制作チームの中で未だに存続しているチームは半分もない。新開発チームとして初のゲームを出版したが売れずに次の仕事が入らずそのまま解散する場合、ゲームをいくつか出したが、売り上げが追いつかず開発チームを大幅に縮小しいづれ潰れてしまう場合などと多少の差はあれど行き着くところは同じである。存続可能な開発チームは大人数で大ヒット作を出し続けることのできるものと、少人数でそこそこの売り上げのあるゲームを開発することのできるものである。大規模なヒット作と小規模なヒット作の中間にあるものは全て例外なく淘汰されてしまうようだ。しかし、大ヒット作を目指した場合、制作上大規模な先行投資を必要とすることになる。制作費用を受け持つゲーム出版社または投資家はそれに躊躇し、結果としてゲームの質で言えば一ランク下のゲームになってしまうことが多々あるが、その場合はヒット作になりきれず淘汰される中間層に入ってしまうのだ。そういったゲーム開発チームをいくつも見てきている。見てきているだけではなく、そういったチームの中で何度も働いた経験がある。