ITの世界は進歩が早いと言います。

日々新しい技術を学び、向上していかなければなりません。
そうしなければ進歩から置いて行かれ、やがて技術者としても錆びついてしまいます。

とは良く聞く言葉ですね。


成長ってなんなの?


ただ、この認識は一部では間違っていると言わざるを得ません。



最近思うのが技術の進歩についていかなくてはならない。
と言うのが、必ずしも当てはまらない場合があるという事です。

例えば、大手SIer等では技術よりも管理の力が問われます。

ITもピラミッドの構造が出来ていて、細かい技術ほどパートナー会社に任せる図式となっています。
従って、SIerのSEは時に全く知見の無い技術のプロジェクトを進めることもあるのです。

いや、これが本当なんです。
まさかお客さんも専門家では無い人が担当するとは思いもしないでしょう。

つまり、世間一般で認識されているITの世界は、一部では全く違うものなのです。
Programを書く事をイメージされがちですが、実際はそんな事もなく、下手をしたらコーディングをしたことが無い人がマネージャーをしてるなんてこともあります。

それだけ人の上に立って管理する事を求められる職業でもあります。

成長する=技術に詳しくなる

とは少し違って

成長する=人の管理をする

と言うのが実際のところでしょうか。


成長しなければならないの?


これは非常に難しいですね。

しなければならないか否かを置いておいたとしても、成長出来るならしたほうが良い。

これは確かにそうだと思います。
出来るならばした方がいい。

そう、ただし出来るならばです。

私の好きな言葉に「鶏のケツに羽刺しても空は飛べない」があります。
名言でも何でもなく、映画「ファイトクラブ」の中でタイラーダーデンが主人公に対して言う言葉です。

つまり簡単なこと。

無理なものは無理

そういう事なのです。

どんなに、会社が管理者を必要としても、全員が一律して管理者になれる訳ありません。

リーダーができる人、サポートが得意な人、細かい技術に秀でてる人、プレゼンが得意な人。

色んな人が集まって進めるのがプロジェクトです。
適材適所。
そのような配置をするのも、役職者の役割です。

決して、鶏に空を飛べと、飛べないからお前は駄目だと叱責することが仕事ではありません。

この記事を読んでいる方の中には、日々仕事の役割のプレッシャーに押しつぶされそうになっている人も居るかもしれません。





もっと成長しなくては…

でも、その成長は本当に貴方が出来ることなのですか?

出来もしない空を飛ぶために、毎日残業し、家族からも心配され、子供の成長を見守れない。
そんな事に時間と力を注ぐより、自分の少しでも出来ると思える分野を伸ばすべきなのでは?

もちろん努力することで身につけられる事もあるのは事実です。

ただ、その為に自分の心をすり潰したり、プレッシャーに押し潰されては元も子もありません。


成長の方向性も仕方も人それぞれなのは事実です。


大丈夫。
例え今の会社の組織の中で、プレッシャーを与えられ、無理な役割を与えられていても、出来ないものは出来ないのですから。

貴方が悩もうと悩まなくとも、進むときは進むし、どうにもならない時はどうにもなりません。

悩むことで解決で来るのか?
そう考えることで、そもそもの問題の本質が見えてくるかもしれませんね。