
人見知り&後追いをする10ヶ月の娘を連れての帰省は大変だった。
それでも環境の変化が娘を成長させてくれるきっかけになったのも事実。
今回、チャイルドシート・食事用のハイチェアとあわせて歩行器をレンタルした。
歩行器を使わせてやりたいと思っていたけれど東京の狭い我が家では無理。
せめて帰省中だけでも‥‥と借りてみたら大正解。
帰省前の娘は、1歩はスムーズにだせる事が多くなり、2歩目も調子がよければという感じ。
それでも「歩きだした」とは言いがたい状況だった。
実家の母いわく、今の娘こそ歩行器が足を前後に出すいい訓練になるらしい。
ボタンを押せば音楽が鳴るおもちゃもついていたレンタル歩行器は、
娘にとっていい相棒になった。
10日弱の間に娘の足取りがしっかりしたのは、たしかに歩行器のおかげだと思う。
「ちょうだい」「どうぞ」のやりとりを、お断りすることも覚えた。
「どうぞ」で一瞬だけ手のひらにのせてくれるものの、まるでフェイントをするかのように
すぐ自分のほうに引き寄せてしまう。
どうやら「どうぞ」をしてしまうと、自分の手元からなくなってしまう事に気づいたらしい。
娘から取り返したいもの(新聞やら携帯)を「ちょうだい」といえば簡単に
手渡してくれていたから、「どうぞ」をお断りされると不便になったのが残念。
そして「楽しい」と「嬉しい」の感情がハッキリ分かれるようになった。
もちろん今までは娘の中では区別がついていたと思うけれど、私には
いまひとつ見分けがつかなかった。
見分け方を教えてくれたのは実家の母。
うちの母は昔から娘のマニアックなポイントをよくつかんでくれる。
嬉しいときの娘は、満面の笑みを浮かべながら手をパチパチさせる。
このときのパチパチは、いつものパチパチとは少しだけ違う。
手首に近いところを重ねるか重ねないかという微妙な角度で、ゆっくりパチパチさせる。
東京駅のホームで1週間ぶりに夫と再会した娘は、ベビーカーの中から
夫の顔をみあげて手をパチパチさせた。
そしてベビーカーからおろしてくれ、とばかりにベルトを外そうとしている。
夫が抱き上げるとまたパチパチをしながら、それはそれは嬉しそうな顔で夫を見つめていた。
夫が娘に話しかけるたびにニコニコし、夫の顔を指でつんつん触る。
嬉しそうにしている娘の姿をデジカメの動画機能をつかって撮影していたら、涙が出てきた。
「この子から父親を奪ってはいけない」
なぜかわからないけれど、そう強く感じた。
私のほうは離婚の予定もなければ予感もない。
夫もそうであってくれるよう、できる限りの努力をしなければ。。。


にほんブログ村 子育てスタイルに参加中♪
写真は私が最近お気に入りの絵本です。きんぎょが にげたというウォーリーを探せ、の超簡単バージョン
のような本でイラストを見ているだけで和みます。もう少ししたら娘も一緒に探してくれるかな。