保育園へ預ける母のキモチ | のんきな3人ぐらし

のんきな3人ぐらし

夫と中3の娘と3人でその辺のマンションに住んでいます。株式投資に夢中で、ブログの更新をサボりがちです。



先月から週に1度、1回2時間のとある講習会へ参加していた。
参加者の子どもは同じ会場内で預かってもらえる。

過去、何度か区が主催する母親向けのイベントなどで一時保育をお願いしたことがある。

その時の娘はこちらが拍子抜けするほど問題がなかった。
この子は大丈夫と自信をもって送り出したものの、初回から玉砕。

初回は1時間ギャン泣きし続けひきつけを起こすのではないか、という泣きっぷり。
休憩時間に授乳をしても泣き止まなかった。

保育士さんが皆さんで「大丈夫ですから」とおっしゃってくれたものの
普段ではありえない泣き方で、具合が悪いのではないかと心配になり早退。

(自宅へ帰るとケロっとしていた)


2回目も見事にギャン泣き。
休憩時間にいくと、保母さんに抱かれて眠っていた。

驚く私に保育士さんが「眠たくなっちゃったみたいなので寝かせてます」と。

娘の生活リズムは笑えるくらいきっちり決まっている。
過去、眠ったことがない時間なのに眠っている。

「泣き疲れて眠ったんですねー」と私が言うと

「‥‥そうなんです。でも、ずっと泣いていたわけじゃないので大丈夫ですよ。安心して下さい。」
とおっしゃった。


私は、なぜ保育士さんが「大丈夫ですよ、大丈夫ですよ」と連呼されるのかがわからなかった。

娘を預けるという選択をしたのは私なのだから、どんな事態でもすべてを受け止める
覚悟をしていた。

私がいない間の娘はどんな感じで過ごしていたのか、事実の全てを知りたかった。

けれど、私がつっこまない限りオブラートに包んだ言い方をする保育士さんが
もどかしい。クレームを言うつもりなどない。ただただ知りたかった。


保育士である親友に聞いてみたら、笑いながらあっさりこう言われた。

「当たり前でしょ。親を不安にさせたら子どもが不安になるだけなんだから。
保育士は“赤ちゃんは泣くのが当たり前”という感覚だよ。そこが母親との違い。

ずっと泣いていたわけではない、というのも事実だと思うよ。
母親を思い出しては泣いて、興味が他にうつって、また泣いてって感じじゃないかな。」



毎回、私と離れたくないと泣き叫ぶ娘を見ながら部屋を出るのがつらかった。
そしてほんの少しだけ娘がその場に慣れたころに会も終了。


今回私が参加した会は、保育サービスが行き届いている。
1:1どころか、娘には2~3人くらいの方がついてくれていた。

無料で参加した会にも関わらずありがたすぎる環境。
娘は万全の状態でみてもらっているというのに、私は心が落ち着かない。

娘と一緒にいたほうが気がラクだと感じる。



今回のことで、保育園へ預けて働くママさんの気持ちを少しだけ体験できた。

いろいろ葛藤しながら保育園へ我が子を預けるママさんたちのことを、
どこか自分には関係ない他人事だと思っていた。

それでも今回、似たようなことを体験できたことは自分にとってプラスになったと思う。

保育園へ預けるということは、誰かに我が子を委ねるということであり、
自分が見ていない場所でおきる出来事を全て受け止める覚悟がいる。

これは相当な決心だと思う。素直にすごいと思う。


何らかの事情があり働かざるをえない方。
社会と関わっていたほうが楽しく育児できる方。


いろんな親子がいて、さまざまな価値観がある。
ステレオタイプに考えて自分の意見を押し付けるような人間にはなりたくない。

ほんのわずかな時間、回数だったけれど、経験することができてよかった。

にほんブログ村 子育てブログ 乳児育児へ    
にほんブログ村            子育てスタイルに参加中♪

ノリで買ってみた甚平が思いのほか我が家でヒットしています。
写真映えするのかジジババにも大うけ。甚平をもう少し揃えたいです。