
今年のゴールデンウィークは、珍しく夫が家にいてくれている。
ここ数年は仕事が入っていたし本当に久しぶり。
そんなわが家の予定は「掃除」のみ。
妊娠中から色んな育児書を読み漁ってつけた浅知恵によると、赤ちゃんは好奇心の塊。
「危険だからダメ」と行動を制限するより、危険をとりのぞいてやるほうがいいらしい。
そんな建前より私の性格。
娘が危険なものに手をのばさないか、と娘の行動に目を光らせている日中を
想像するだけでストレスがたまってしまう。
娘が一人で遊んでいるときは私だって休憩したい。
そこで部屋中を赤ちゃん仕様に変更している。
長く続けた夫婦2人ぐらしの影響かわが家は危険だらけだった。
もうどこから手をつけていいかわからない。途方にくれてしまう。
こういう時は夫に頼るにかぎる。愛娘のため、率先してやってくれてありがたい。
普段は育児の戦力外だと思っていても、いざというときに動いてくれると
それだけで妻は満足できる…ような気がする。
掃除の合間に、夫が言った。
「こあずき(娘)の動きを我慢して見ているとけっこう笑えるよ」
せっかち体質の私は、普段から娘をじーっと観察することは少ない。
夫に手招きされてじっと見つめてみることにした。
娘はハイハイの体勢でゲームのコントローラーを取ろうと必死で手をのばしていた。
コードをなめるだけでは物足りなくなったらしい。
目標物のコントローラーと、娘の間には先日私が買ってきたミッフィーがいた。
理屈で考えれば、ミッフィーを踏みつけて前に移動するのが一番早い。
それでも娘は動くのが億劫なのか、ミッフィーが邪魔だと思ったのかじっと考えこんでいる。
その時、右手でミッフィーをつかみ右方向にポンと投げた。
あまりにも鮮やかな手さばきに驚いた。
邪魔なものは投げ捨てる。娘の頼もしい姿をみて夫と2人で大笑い。
そして一歩前に進み、コントローラーに到着。ボタンをポチポチして遊びだした。
こんな事ができるようになっていたとは。
毎日一緒にいるのに、私は娘の何を見ていたのだろう。
娘が起きているときに夫が家にいる日が続く、というシチュエーションはとても新鮮。
新しい家具を買ってお金もすっ飛んだことだし、家でのんびり遊ぶことにしよう。


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