魔王のお見合い! 第八十四話『一年前・その7!』 | 学生狂(小説・魔王のお見合い!連載中)

魔王のお見合い! 第八十四話『一年前・その7!』


「わたくしが・・・魔王様を?」
「ああ。どうせ殺すんだ。どうせならお前の手で殺したいだろう?」

そのとき、カッと雷が落ちた。
雷神は絶滅したので、自然現象によるものだろう。
暗いフェルの部屋が、一瞬照らされた。

「無理ですわ。」
「・・・まあ、そうだろうな。」
「わかってらっしゃるなら・・・!」
「そうだな。私が殺そう。」
「!・・・どうして?」
「決まっているだろう?私が天下を手中に収めるためだ。」
「そんな・・・!」
「『第二次魔界統一戦争』といったところか・・・」
「・・・」
「楽しみに見ているが良い。」
「くっ・・・」

フューは目の前の狂気を止められないことが、何より悔しかった。

・・・
こんこん。

ミクの部屋が軽くノックされた。
返事をする前に入って来てしまったのは、ミクの父である。

「ミク、今魔王城から使いの者が来た。」
「・・・お父様、アタシは何と言われようと・・・」
「『風鬼討伐に参戦されたし』・・・だそうだ。」
「・・・で?」
「魔界随一の実力者のお前が・・・参戦しない訳には・・・」
「いかないって?大事な娘によくそんなことが・・・」
「すまない・・・」
「体裁の問題でしょ?」
「・・・そうだ。」
「・・・軽く見てくるだけよ。」
「・・・頼む。」








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