魔王のお見合い! 第八十二話『一年前・その5!』
「それでは・・・」
「・・・兵は出します。」
苦渋の決断の結果。
氷神との関係を崩すべきではないと考えた魔王は、戦争に協力することにした。
「礼を述べますぞ、魔王様。」
「・・・」
「必ずや勝利をお見せしましょう。」
「・・・」
「では。」
「・・・よかったのですか?」
フェルが部屋を出ると、ヤンが心配そうに魔王に尋ねた。
「・・・仕方が無い。」
「私はあの男が恐いですよ。」
「うむ・・・」
「なんか企んでいる・・・感じですか。」
「そうだな。杞憂であればよいのだがな・・・」
・・・場所は移って吸血鬼・ブラッディ一族の屋敷。
「ミク!魔王様に挨拶に行くぞ!」
「イヤ!どうせ『第二』候補だし、別に魔王様好きじゃないし。」
「そうかもしれんが、形式だけでも!」
「イ・ヤ!」
「候補になってからどれほど経つと思っているんだ・・・」
吸血鬼の親子が言い争いを繰り広げたいた。
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