魔王のお見合い! 第八十話『一年前・その3!』
「フューはどうですか?」
「あ・・・はい!私にはもったいないくらいの・・・」(緊張する・・・)
「ははは!そこまで褒めなくともよろしいですぞ。」
どちらが“王”か分からない会話。
先ほどからとりとめの無い話題が続いている。
しかし。
公爵と魔王の会合がそんな生温いモノであるはずがない。
「フェル公爵・・・。本当の目的は・・・?」
「・・・察しがよいお方ですな。」
「い、一応魔王ですからっ。」
「ははは!」
高らかに笑うフェルであったが、笑い終わったかと思うと、咳払いをして真剣な顔つきになった。
「戦争です。」
「・・・せんそう?」
「はい。」
「戦争?」
「はい。氷神と風鬼の・・・ですな。」
「そんな・・・」(私は・・・!)
ちょうど少し前に、先代から続く魔界統一戦争を集結させたはずだったのに。
また戦争が起こってしまったのか。
「率直に述べます。兵をお貸しいただきたい。」
「・・・」
「三日後までに返事をいただきたい。」
「・・・」
「頼みましたぞ。」
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