魔王のお見合い! 第七十四話『おゆるし!』 | 学生狂(小説・魔王のお見合い!連載中)

魔王のお見合い! 第七十四話『おゆるし!』

「・・・」
「・・・」

しばらく沈黙が続いた。
あまりに重い空気に耐えきれず、ヒメコは父と恋人を直視することができない。

「・・・自信なら」
ヤンが、まっすぐに准を見つめて。
「ありますよ。」
口を開く。
まるで啖呵を切るような口調であった。

「・・・。」
准もさすがに驚いたようだった。
なにせ、今まで反論もしなかった男が、急に強気になったのである。

「僕以外の!誰がっ!ヒメコさんを幸せにできましょうか!」
恣意的にも聞こえる台詞であったが、自信に満ちた、納得されられそうな勢いがあった。

しばらく間が空く。

「ふん。その言葉を聞きたかった。」
准が突然微笑んだ。
・・・待っていたかのように。

「え?」
准以外の全員が、反応に困った。

「軟弱な男は嫌いでな。娘はくれてやろう。」
「准さん・・・!」

本当はヤンの勢いに気圧された・・・というところが大きい准であったが、それは黙っておくことにした。





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見事に結ばれたヤン。
さて魔王やアティは・・・?