魔王のお見合い! 第七十二話『友情!』 | 学生狂(小説・魔王のお見合い!連載中)

魔王のお見合い! 第七十二話『友情!』

「このっ!」
「えい!」
魔王が去った後も、ミクとフューは殴り合っていた。
「いいぞ!やれえ!」
周りのギャラリーも盛り上がっている。

ジョンは黙って見守っていた。

「はぁはぁ・・・」
一旦距離を取った二人は息を荒げ、じっと見つめ合う。

「あな・・・た。」
フューが微笑を浮かべながら、口を開いた。
その笑いは決して嘲笑などではない。
「なか・・・なか、やるわね。」

それを聞いて、ミクの顔にも笑顔が広がった。
「あなたこそ・・・!」

「ふふ・・・」
「はは・・・」
「あはは!」
二人の間には、奇妙な友情さえ生まれていた。

そして、まるでそうなることを理解していたかのように、これまた微笑むジョン。

・・・
「これは一体・・・?」

魔王を助けるために、フューやミクを止めに来たアティとクララであったが、そのミクとフューが抱き合っているではないか。

状況判断に苦しむ二人であったが、一つの想像がクララの脳裏をよぎった。
「いやな予感・・・!」

・・・
案の定、クララの予想は当たった。

魔王のデート翌日。
「今日は編入生を紹介する!」
(やっぱり・・・)

入ってこい、と臨時講師が言うと。
「はじめまして、フュー=ウルストンクラフトです。」
と、正体を包み隠さずに、青髪の美少女が教室に入って来た。







バナー1←クリック!してもらえたら嬉しいです。

にほんブログ村 小説ブログへ←こちらも!


↑↑書籍化目指してます!クリックおねがいします!!