3月から悩みなんだかんだと入院のタイミングを6月まで延ばしていたが、ついに左股関節の手術に踏み切った。当日、手の甲に点滴を入れようとした若い男性医師、物凄く痛くて顔をしかめたが失敗、やり直し、また失敗でひえええ!と思ったら、別の医師が別側の甲にパパッと入れてくれた。背中に麻酔、鼻には酸素マスク、指先に酸素測る機械と装着され、その後は意識がなくなった。

まさに寝てる間にすべては完了したもよう。

前回と違い、今回の方がオペの重大さが大きいため、ひとまずは術後は個室に移される。

  

自分の常識では大部屋は具合の悪いアカの他人がいる空間だから、やれ痛いのなんの、携帯でしゃべりまくる、なんて絶対やらないのが暗黙の了解かと思っていたが違って、痛くて自分で自分の面倒も辛いのに、ガーガー大イビキの人やらオシャベリばあさんとかでうるさくて一睡もできずかなりしんどかったため、今回は入られる範囲は個室を希望した。

だから全く動けない術後1日目も周りの騒音なしは助かった。2日目に経過はよさそうだ、と点滴も減り、背中の管も外れ、足のむくみ予防の機械も外れてだいぶ楽にはなったが、まあ切ってるからそりゃ足は痛い。 

たまに採血があるので、看護師さんにさすが、上手いですねえ。手術の時の点滴がねえ、と話たら、いや、この血管ならわかりやすいからまず失敗しませんよ、と。さては研修医だったかも、と言われて納得。そうかもねえ。みんな通る道ですからねえ、とはいえハズレに当たるとイヤよねえと2人で大笑い。

人間、通常座って食事をするから気にしたことなかったが、わりと食事はすぐ通常食で出てきたんだけど、ベッドを起こして足は伸ばしたままの体勢だと、以外と食べられない。

まあ動いてないからお腹も空いた感じがないが、それ以上にほんのわずか箸をつけて食べてもなんか疲れて、一口、お茶、休み、一口、休み、とまるで進まない。

これが2日くらい続くが、股関節はリハビリも開始するので、まず車椅子に乗る練習。

靴をはいて、立って、椅子に座る。

次に車椅子でトイレに行けるようになればまた前進で、今度は歩行器。




まさにおそるおそるつかまりながら歩く訓練。

やはり左が不安定。

どこがどう痛いか説明がまた難しい。

もう少し楽に動けるようになれば、リハビリ医師や看護師の付き添いなしで歩行器で歩けるようになるかも、だがそれも多分明日以後の話。

でもまあ、騒音対策に音楽再生機は2つあるし今回はコンセントもモバイルバッテリーもあるから、動画みたり音楽聴いたり色々して充電対策も大丈夫。

大部屋移動しても前ほどストレス溜まらないはず。

いったい、世の中のバアさんはみんなあれほど社会性ないの?と呆れるから。

入院した日は大部屋だったんだが、昼食が運ばれてきたタイミングでベソベソ泣き出すバアさん。

電話で家族と話ししたせい?なんか転院どうのこうので納得いかず、とまず看護師さんつかまえて10分以上騒いでるから、聞きたくもないのに丸聴こえ。

暫く後に別の看護師さんが来て、こんこんと理路整然と説明して、今あなたがすることはまずご飯を食べて身体に栄養を入れて治すことですよ、と素晴らしい説得だった。まるで裁判をみているかのような。

同時に、この人こんなの相手にまともに話をしてあげるなんて大変な仕事だわなと。

病人でベッドにいるから仕方ないんだけど、そんな話はここでやらないでよ!と私ならブチ切れそう。

しかしだんだん今日が何日で何曜日かわからなくなるのが困る。

今はどうにもならないが、夏のお出かけに着る服としてはシンプルな以下のものを紹介しておこう。