21日、19日から始まった映画「陰陽師ゼロ」を見た。もともと夢枕獏のこのシリーズが大好きで、以前映画化されたのも行ってるし、NHKで稲垣吾郎が晴明を演じたドラマも見ている。

最初イメージがふたりとも違うなあとは感じたのだけど、まあまあ楽しく鑑賞したので、本が出てるなら読もうと買ってきた。まだこれからだから楽しみ。



この4月からアニメも開始したので、知ってる人もいるかもしれないが、阿部智里の八咫烏シリーズは面白いのだ!



既に文庫が4冊出ているくらいの時に、なにげなく書店で見つけて1冊買ったらまあ止まらなくなった。最初は世界観を飲み込むのに苦労したけれど。

2作目3作目と続いてる話なので、順を追って買うようになり、ついに文庫は買い尽くして単行本の新刊待ちをして読んでいる。

漫画まであったので、こちらも現在5巻まである。この作家さんが、アニメの方も協力されてるから読んでる方としては違和感なく楽しめてるし、あの映像化は見事だ。


日本のファンタジーとしては精霊の守り人シリーズの上村菜穂子さんも大好きだし、萩原規子さんの勾玉シリーズも大好き。

これらの世界観が好きならきっと八咫烏シリーズも好きじゃないかな。



あさのあつこさんもたくさん時代小説を書いている。まだ全部は手にとれていないが、特に好きなのがこの弥勒シリーズである。
自分の頭の中では主たる主人公の遠野屋さんは吉沢亮君のイメージになっている。
ところが木暮の旦那と岡っ引きが誰がふさわしいか中々定まらない。勝手に時代劇をテレビで見てる時に俳優さんの顔をみてあの人どうかなあとあてはめてみながら、まだこの人!みたいなハマり方になってない。

最も好きな藤沢周平作品に次いで気に入り作家になったが、こちらは下級武士の世界とも違うし、事件解決のミステリーでもある。

これじゃない時代小説だと、医師の仕事を手伝う少女と元服前後の若い下級武士の青春の話とか、全般には明るく爽やかな仕上がりであるが、弥勒シリーズだけは異色な感じ。
もしかしたらニヒルな木暮のひねくれようが受入れがたい人もいるかも。それでも読んでしまうのだが。

いずれにしろ、これらの本とはリアル書店に行ってぶらついてるから目に止まり、手にして初めて読んだので、気にいってからのシリーズ作品はアマゾンでぽちるのもありなんだけど、ただ画面だけ眺めて、レビューだけ読んでいきなり買うのはほぼやらないかなあ。

書店が減っていくのが悩ましい。
絶対必要だから。