私が子どもの障害を確信した時(今日から出来る親子遊び付) | 発達障害と診断されても大丈夫です!!
あれは、3歳児検診時に、心理相談を申し込んで、
その順番待ちをしている時のことでした。
(3ケ月待ち…というのは、
この業界の実態からすれば、常識のようです…)

保育園は、0歳からお世話になっていたので、
一見適応は良好でした。
(本当に可愛がって育てて頂いて、感謝しております)

子どもの育ちへの不安を相談しても、

「○○ちゃんは、情緒的に安定していて、
乱暴もなく優しいから、お友達にも信頼されています。
子どもらしく、本当に良くお育ちの、
何の問題もないお子さんです」
と言われてしまい、

わが子の言動に「???」と思うみもざは、
心配しすぎの神経質な母親と見られていたと思います。


まぁ、人を赤ちゃんから育てるのは初めてのことでしたし…

自分でどう捉えてよいか分からないものは、
一人で抱え込まず、
この時期の子どもの発達を沢山診ているであろう
専門家に相談するのが良かろう…と決心して

初めからオプションの心理相談を申し込むつもりで、
3歳児健診へも向かったのでありました。


3歳児検診でも、
他の子は周囲に同年代の子達が居ても平気なのに、

うちの子は、保育園以外の場所では、
極度の人見知りを展開していました。


興味のある玩具に、他の子が近付いてくると、
さっと逃げ、私にしがみつきます。

その子が、その玩具に飽きて離れていくと、
さっと玩具を取りに行きました。


保健師さんとの問診場面

きわめつけで、

はっきりと人が自分に話しかけているのに、
目を反らし続けよくぞ、あそこまで、
人さまを無視出来るものだな…
驚愕の体験でした。
(そういう子は、健診会場には、一人もいませんでした)


地区センターの親子サークルで
赤ちゃんの時にお会いした誕生日が一日違いの子は、
ハキハキと挨拶し、聞かれれば名前も年も答えていました。


これが普通なんだよな…

やっぱ、相当じゃん…



保健師さんが、今日は何で来たかと尋ねました。

バス⇒電車という答えにくい状況ではありましたが…
(答えられる子は居ると思います
)

バスの絵の、バス会社のマークの所を見て
黙っているんですよ


市バスじゃないよ、私バスだよって感じで…

この、マニアックな認知!!!
やっぱ、自閉症スペクトラム障害だよ
って、
その時は思ったけど…


まだ、確信に至ってなかったというか…

でも、ある種の覚悟は少し致しました…


「この人、心理相談希望だから」のひと言で、
誰も探りは入れてこなかったけれど…

もし、心理相談希望を表明してなかったら、
保健師さんの立場としては、何とか捕まえなくてはと、
母親の気付きはどんなもんか、聞いてくるだろうし、

自分から言わなくても、確実に、
心理相談を勧められていただろうと思います。


でも、まだ、障害の受容は遠かった…



その日、
「RDI(Relationship Development Intervention)
;対人関係発達指導法」

というものを聞きかじったのですよ…。

心理相談の限られた1時間で、何を話すか、
考えていた時に…。

RDIの資格の勉強は、ノースカロライナまで行かないと
出来ないようです。日進月歩で、資格の更新規定も
結構厳しいようで…、同名の書籍がクリエッツかもがわから
出版されていますが、かなり昔のバージョンらしいです。

今は、この方法で家族を支援出来る方が、
日本でも何名かおられるようですね。


聞きかじっただけで、
この方法を正しくお伝えできる訳ではありませんが、

この方法は、定型発達の子どもの発達をモデルにし、
自閉症の中枢神経系の問題に根ざす情報処理のまずさを念頭に
獲得されにくかった非言語的コミュニケーションや、
他者の気持ちの理解、柔軟な思考を育むことを目指しており、

親が子どもの成長をガイドできるように、
実際の親子関係のビデオを元に指導を受け、
関わり方、遊び方を工夫しながら子育てしていく方法だと、
大枠は理解しています。

みもざの主観では、

ごく普通の日常生活の中で、
極めてセンシティブな大人が、
上手に子どもを受け止めながらリードしていく様子に似ていて…

高度な技術なんだろうけれど、
全然普通の親子関係に見えちゃう印象なんですけど…


ま、それはそれとして。

そこで提示されている関係性の発達段階
(経験共有のレベル;レベル6迄本に書いてあります)の中の、

レベル1前半は生後3ヶ月迄、後半は3ヶ月~6ヶ月迄の段階
というのがあるのだけれど、

その前にレベル0という段階があるという話を聞きました。

どういう段階かというと…


例えば、赤ちゃんを抱っこして、ゆっくりと揺れると
赤ちゃんが抱いている親の顔を見て、目が合うでしょ?

そう、目を合わせて、同じペースで、ゆっくりと揺れていると
赤ちゃんは、そのうち、ふっ…と目を外して、別の世界に行く…

そこで、大人が揺れるペースをふっ…と緩めたり、
止まったりしたら、
赤ちゃんは、また、抱いてくれている大人を見上げて、
目を合わすことが出来る…

そこで、大人がニッコリ微笑んだら、
赤ちゃんも微笑むかもしれないし…


(生理的微笑が3ヶ月…という気がするから、
まだ、微笑むことが出来ないかもしれないけれど???
この辺は、そういう子育てではなかったので、
よく分からないのです
)

それが出来れば、レベル0はクリアで、
また、ゆっくり揺れながら、同じような遊びを楽しみながら、
レベル1の遣り取りにガイドしていくのだろう…と
理解していますが…


このレベル0が、
もう3歳を過ぎたうちの子は、絶対出来ない…

確信を持って言える自分が居たのです。

この瞬間、
うちの子は、自閉症スペクトラム障害なんだって、
確信を持ちました。


(その後の確定診断を本当に受け止めるまでには
まだ、結構時間がかかっているので

その話は、また後日、書かせてやってください…
)


子どもが、こちらに合わせてくれないから、
こちらから合わせるしかなかったんです…。

そうしている間は、共感的な関係が出来ているように
一見、見えるかもしれないですね。

不安で、親子で居るところがどう見えるのか、
何か気付いたことがあったら教えて貰いたいと思って、
親子で参加できる場所には、努めて行っていたけれど…


保健センターの離乳食教室では、
母親の背中に抱きついて隠れながらも、
保健師さんを伺い、少し近づいては、
また母親に抱きつきに戻ってくるあの子の様子を見て、

「可愛い子ね。親子関係、ばっちりね」

と言って頂いたこともあったけれど…
(正常な探索行動に見えたのかな?
まぁ、そこだけ見れば、そう見えたかもしれないけれど…)


合わせて、合わせて、
一緒に居ようと思っても、すぐに居なくなってしまって

(注意の焦点の共有の話です)

合わせている間だけ、交流出来るけれど、
こちらからの働きかけには、一切応じてくれないで
どこかに行ってしまうの…
(注意の焦点がね…)


それは、うちの子が
脳機能に障害があるからであって、
健常な赤ちゃんならば、生後3ヶ月未満でも、
レベル0のことが出来るんだって思って…

(という理解が正しいかどうかは分からないけれど…)

この時です。
うちの子が自閉症スペクトラム障害だと確信したのは…。


お友達にメールしました。

子どもに関わるお仕事をしていて、
彼女ならば、どんな気難しい子とでも、
関係が作れるんじゃないかって
思える人です。

うちの子が生まれて3ヶ月位の時に、
泊まりに来てくれたことがありました。


「あの子は、自閉症スペクトラム障害だと思う」と。

お返事は、
「じゃないかと、思っていたよ」でした。

「いつ、気付いていたの?

「甲高い声で、泣く赤ちゃんだったよね」


彼女も、アスペルガー症候群と思われるお子さまを
育てていたりするので、
特に、勘が働いていたのかもしれませんが…

自分も、少しずつ、この子を育てる準備をさせられてきたように
感じました。


さて、帰って、どんな遊びをしたかというと…

もう3歳でしたが、だっこしたり、
お膝に乗せたり、立って足の上に乗せたり
して、
もどきレベル0をやってみました。

きっと、本物は高度なのでしょうから、
聞きかじっただけで出来るはずもありませんが、

(やっていること自体、普通の抱っこ遊びなので、
効果はなくても、副作用があるとは思えなかったですが、
どんなもんでしょう…? 下手にやると

正規の導入に差し障ったりするんですかね???)


ともかく、その間は、余分な声かけはしないで、
子どもがこちらを見上げてくれるのを待ちました。

そうすると、抱きついてきて、
顔中チュッチュとキスしたがる子でして…
(この愛情表現も、やっぱり自閉症的だと思うけど…)

なかなか一方的で、
こちらの表情は読み取ってくれないんだなぁ…という感じで、
自分からリードしたがる子でしたが…(やっぱ、一方的)

手を繋いで、ピョンピョンジャンプしていて、
アイコンタクトで合図したら、隣の椅子に飛び移るような遊び
は、
大喜びでした。
(多分、今のRDIは、そういうことはしないんじゃないかと思います)

指を指したら、指先(爪)見るような子だったからね…

(落語のようだ。落語に、よく、自閉症スペクトラム系ボケが
含まれているような気はしませんか?)

言葉を決めて、あいうえおカルタの一文字を見て、
当てっこする遊びとか…

(子どもは、楽しかったみたい。少なくとも、指の先を
「点 々

 
 …
と探すようにはなりました)

何か、これだけ聞くと、
「何だ、その程度のことか」って、思われるでしょ?

ま、ま、無理からぬ反応だと思います。

ただ、うちの子の今の社会性の在り様に関して言えば、
決して悪くないんですよ。

もちろん、小学校3年生の初めで、
本当の苦労はこれからなんだろうと思うんですけど…

極度の人見知りだった子が、
自分から「一緒に行ってもいい?」と声をかけ、
一緒に外遊びに行き…、

級友に囲まれ、得意な絵を見せては褒められ…

年下の子どもや、転入生にさりげなく時々の情報を
教えてあげることは上手で(どうやら、好かれるようです)

「一日あれば、初対面の子でも、友達になれるように
なってきた」と自分でも言っています。

最も集団適応しやすいと言われている
生後4ヶ月から集団を経験させ、

0歳の言葉獲得以前からの幼馴染み達と
就学までの6年間、保育園で集団生活を経験出来たことは
ラッキーだったと思います。

元々、人に手を出すようなことは一切なかったので、
排斥されにくい要素は持っていたかもしれません。

なので、この3歳過ぎから取り組んだ
RDIもどきの遊びの効果がどのくらいあったのか、
何とも言えないとは思いますが…

これによって、
人との交流そのものを楽しめる心が育ったかもしれない…
とは、思うところがあります。

夫にもお願いして、
高い高いならず、寝転がって足に乗せる高い高いで、
ふっと止まり、アイコンタクトを確認したら次のパターンを変える遊び

かなり徹底的にしてもらいました。

子どもは、大喜びでした。

部屋の中の何かを決めて、目で合図したり、
問いかけに反応する表情で探っていったり…

(他者の考えや気持ちを憶測するのかな?
これは、高度かも…)


要は、RDIもどきは、

言葉ではなく

極力、相手の表情や視線から読み取ろうとすること

困ったら、ちゃんと、相手の表情を参照し、
アイコンタクトで「これでいいの(無言)」と確認できること


そんな力を育むんだなぁ…と、
大枠理解したつもりで実践してきたみもざでありました。

RDI…←本物はよう知らんし…
大きな誤解だったら、ごめんなさい


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

追伸:みもざが実践した、
子どもへのパニックへの対応をレポートに纏めました。
確実に効果があり、自分にとっても、子どもにとっても、
良かったと実感している方法の体験レポートです。

お子さまが発達障害でなくても、これを意識していれば、
事態をいたずらにこじらせることがなくなりますので、

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もちろん、無料です。
あなたさまとの出会いに、心から感謝しております。

みもざ