オーダーメイドの支援チームを作る⑤~隣人に知っておいて貰う | 発達障害と診断されても大丈夫です!!

おはようございます。




自分と子どもの周りに居心地のいい


オーダーメイドの支援チームを作る


自分育て、子育てブログへようこそ。




今朝は、改めて、隣人を含め、


ある程度の情報共有をしておいた方が、


何故いいのか?について、お話いたします。




これは、結構、子どもの人格形成の核になっている


ことかもしれない…と、みもざは思ったりしています。




一般のお子さまの多くが、人が何を言わんとしているのか、


即座に、注意を向けて、読み取ろうとするのに、


それに無頓着でマイペースな子が


わが子だったりする訳でしょう?




どうしたって、悲しい気持ちにはなるし、


子どもを注意する方向に向き易くなります。




子どもなりに、


何かお友だちとの間で嫌だったことを訴えてきた時も、




子どものマイペース過ぎるところを知っているだけに、


内心「あなたが何か悪いことをしたんじゃないの?」と


言いたい気持ちになったりし易い…。




幼児期の子どもにとって、


親にそう見られてしまうことの意味を考えると、


良くないとは思うけれど、


そういう気持ちになってしまうことも時々ありました。




でも、そのまま行ってしまうと、




子どもにとって、一番大切な自分の感情を


「出してはいけないもの」「とるにたらないもの」


…って受け取ってしまうような、


否定的な刷り込みをしてしまうことになると思うのです。




自分の感情を十分大切にした上で、


周囲の人の感情を大切にすることを体験していくのが、


楽な順序だと感じます。




「ああ言えば、こう言う」的な反発心が強いタイプの


お子さんの親子関係に注意を向けると、親御さまが、


反発するのは良くないことだと捉えて押さえ込もうと


されているように見えるケースが、結構、ありませんか?




「オーダーメイドの支援チームを作る①」でお話した


親御さまは、お子さんの反発する部分を


「人の話を素直に聞けないのは、良くない」と感じて、


家の中で、一生懸命正そうと、闘って来られたようでした。




そうしたくなる気持ちは、みもざにもありましたから、


少しは分かるつもりです。




でも、注意すれば、


即座に十倍返しで子どもから注意される


…という結果に驚いて、


そのアプローチは保留にしていただけなんです。




だから、お子さまが反発しないように、うちで押さえつける


アプローチは、努力の甲斐なく、


寧ろ逆効果なんじゃないかって、思うんです。




元々、認知的偏りがあるので、


子どもからすれば、親の関わりに対して、


「???」という感覚は、


多く体験しているかもしれないですよね。




よく分からない、訴え方も分からない、


それなりに訴えても分かってもらえない・・・


そういう状況が、子どもの心に怒りを起こさせるのでは


ないでしょうか?




怒りは、何か大切なものが侵されている、


自分の境界が侵されていることを知らせる


信号としての感情の一つです。




怒りを感じる人にとっては、


客観的にどのような状況であれ、


主観的な状況の中では、その怒りを感じるのは


当然で、無理もないことなのだと思います。




そこを受け止められる体験を出来ず、


怒り反発すれば、一層押さえられるとなれば、


怒りは収まりようもなく、膨らんでいくだけのような


気がしませんか?




上記の方は、非常に愛情深く、共感的な親御さまでもあった


と思いますので、お子さまは、立派に育っておられるように


感じましたが、ご自分の中でも「自分は、反発心が強い」と


いった捉え方はなさっていたかもしれず…




確かに、「これは許せない」といったお気持ちは、


強いように見受けられました。




既に乗り越えられているのかもしれませんが、


友人関係でのトラブル、喧嘩は、かつては多く、


大きくなってからは、かなり我慢なさっているようなことを


言われていたような気もします。




子どもの感情を、まずは家の中で、


それから外での出来事の中で、


まずは一番に尊重できる心理的環境を


保護者自身が持つこと、




これが周囲に支援チームを持つといいことの理由です。




子どもなりの認知で、


傍目には勘違いなのかもしれないけれど、




何か嫌だと感じることがあったら、


それ自体、訴えることが出来たことを、


喜び、褒めました。




現実の対応は、その後、関係する人から


言ってもらった方が、子どもにとっては、


立体的に状況が理解できることも多いです。




事前に情報の共有をしておけば、


関係する人に連絡する時に、どう思われるだろう云々の


気遣いで、こちらがエネルギーを消耗することも


ある程度、防ぐことが出来ます。




子どもの記憶が持つ間に・・・と考えると、


相手も社会生活を送っていることも考えると、


対応は、一刻を争う事態にもなるような気がします…。


(命はかかっていませんが、子どもの感情を救うために…)




まずは、何を感じたとしても、


表現方法さえ、年相応の適切な形を習得しさえすれば、


いいんだし、あなたの気持ちは、かけがえのない


大切なものなんだ…




そう安心して子どもに言ってやれる環境を作ることが、


支援チームを周囲に作ることの意義だと思っています。




最後まで読んでくださって、ありがとうございました。