オーダーメイドの支援チームを作る④~診断名を共有するメリット② | 発達障害と診断されても大丈夫です!!

おはようございます。




子どもの診断名や特性を


周囲の人々にご理解いただいたことで、


沢山支えていただいていると感じているみもざの


自分育て、子育てブログへようこそ。




診断名を伝えて支援体制を作るメリットの続きです。




まず、相手の方がある程度の専門知識をお持ちの方の場合。




「なまじ、診断名を言ってしまうと、個別に違うのに、


十羽ひとからげに思われて、実態を分かってもらえず、


却って誤解されるのではないの?」


ありがちな疑問かもしれません。




絶対にそういうことがないとは言い切れませんが、


それは、相手を見て、相手と関わってみて、


ご自分でご判断ください…と、身も蓋もない意見ですが、


思います。




只、みもざが、子ども関係で地域を歩いた感覚だと、


そういうことは、全くありません。


寧ろ、診断名が同じだったとしても、各々の特性や


困り感は、非常に違うのは、常識だと感じています。




発達検査や知能検査、視覚機能検査の中には、


各課題(測定される能力は異なる)毎の個人内の


ばらつきをプロフィールとして示してくれるような


ものがあります。




うちの子どもだけに関しても、


同年齢同月齢集団の一般的なばらつきの幅よりも、


個人内でのばらつきの幅の方が、はるかに大きいですから、


そういう子達を集めたところで、皆メチッャ個性的なんです。




うちの子は、一応同じ診断名で


「一般学級の中で配慮指導を受けている」同学年集団の中で


ソーシャルスキルトレーニングを受ける機会がありますが、


どの子も非常に個性的です。




専門家であればあるほど、


その点を熟知していると思われます。




専門家に過去に受けた診断名を伝えて関わっていくのは、


大枠の共有は診断名で済ませ、


個別的な問題点の共有と理解の作業に、


即入っていけるメリットがあると思うのです。




うちの子が学校で受けている支援は、


正にこれです。




目の前に居る支援者がどれくらい専門知識と実戦経験が


あるか、判断するのは自分しかありませんが、


どれ位実行可能で、実効性のある方法を提示してもらえるか


…それを1つの参考にしてもいいように感じています。




対人援助職をしてきている側の人間として思うのは、


何か知識を得て、何件かそれがあてはまる経験をした時、


多少とも「分かった気持ち」になることは、


誰にでもあることかもしれませんが、




それで渡って行ける程、対人関係業務は甘くはありません。


おそらく、診断名だけで決め付けて当れるほど、


甘い業務ではないと思います。




なので、実際には、


毎回、新しい学びをしていると感じている専門職の方が、


診断名で決め付ける方よりも遙かに多いと思います。




次に、ざっと発達障害の種類くらいは知っているけれど、


自分は深くは知らないと感じている、けれども、


相手を思い遣るセンスの良い、共感的な隣人に


診断名を知らせるメリットについててです。




みもざは、特に口止めをして、こういった話は


したことがありません。




なぜなら、わざわざ口止めしなくてはならない程


信じられない人に、「一人歩きする恐れのある」診断名を


伝えることは、考えられないからです。




自分の見立てが違って、診断名を聞いただけで、


現実の子どもがどうであるかとは無関係に、


差別的な振る舞いをする人やコミュニティーがあったとすれば、


そことは関わらなくていいと、半ば真剣に考えています。




そう思える時代に変わってきた…とも思います。




でも、実際に見立てが狂うことは、


そうないんじゃないかと思います。




非常に対人センスに優れ共感的で優しい人の


子どもへの関わりを見ていると、


発達障害への専門的知識の有無は関係ないような


気がしてきます。




そこで、敢えて診断名を伝えるかどうかですが…


状況によって、メリットは変わってきますが、




親である自分の心配が見当違いなものではなく、


子どもに関する情報は、どの親も欲しいかもしれないけれど、


この親は、子どもにとってプラスになるように


情報を欲しがっている…と分かってもらうのには有効かも…




所謂、診断名による問題の権威付けなんですが…




共感的な方たちは、


「特に、変わっているとは思っていなかったけれど、


これからは、もっと注意して見ていて、


気付いたことは、お知らせしますね」等、




おっしゃってくださることが多いように感じています。




最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




行ってきます。