今年は終戦から70年なので
日本でもいつも以上に
人々が戦争について話していると思いますが
そんな年の8月15日に
イギリスにいたことは特別で
奇しくも
外側からの終戦記念日を
体験いたしました
コベントガーデン+ニールズヤードを
ひと通り回ったら
もういいかなってことになり
天気もいいので
フェスティバルを後にして
セントジェームズパークへ行くことに
トラファルガースクエアを通り越して歩くと
大きなスクリーンの前に
すごい人だかり
ここはたしか
王立軍隊の本拠地
ちょうど
終戦記念日の式典が
大々的に行なわれていたのです
日本では
少なくとも「お祝い」とはならない
敗けたから!
じわじわ涙が溢れる
日本はこの日に敗けたんだ
でも、そもそも
勝っても敗けても
人はたくさん殺されている
多くの戦傷者
傷痍軍人さんや未亡人、戦災児童が
勝戦国にも敗戦国にも生まれた
それでも
式典のスピーチや
そこに集まる人たちからは
あの時
日本がもっと早く戦争を止めていたら
どれだけの人が助かったか!
というメッセージも感じられた
心の中で
「国民は何もコントロールできなかったし
情報規制で何も知らされてなかった」
といくら言い訳しても
「日本」という国が責められるのは
仕方がない
その全責任を
私たちひとりひとりが
背負わなければいけない
Victory Over Japan
日本に勝った日
としてお祝いされるってこと
日本にいるとわからない
ケンカはいつも
自分のサイドからしか見えてこない
自分の言い分
自分のダメージ
自分の傷ついた心
でも
相手だってあるんだよってこと
お互いに忘れないでほしい

式典の模様を見終えて
傷心を抱えたまま
セントジェームズパークの中を
台詞を覚えながら散歩
そのままバッキンガムパレスへ
観光客らしく写真も撮って
歩行者天国になってる道路を歩き始めたら
けたたましいサイレンが!
すっかり大興奮
数分後
また別の車が通ったけど
すっかり気分を取り直し
(笑)
このあと
ピカデリーサーカスで買い物して帰りました
麗子