今朝は日舞、行きましたよ~
涼しいかと思いきや、踊り始めると汗がタラタラ・・・ 雨の前だからか、かなり蒸し暑い!
10代、20代・・・と始めたころは、ただただ踊りを覚えて必死に・・・という感じでしたが
ロンドンに行っている間にかなり長期間お休みし、そのブランクのおかげか、踊りを踊ることがとても楽しくなりました
踊りのなかでは、その人物になりきってその世界を生きるのですが
以前はそれがとても恥ずかしくってできず、ただフリをしていただけのような気がしますが、
今はそれも乗り越えて、その短い時間に浮かび上がる独特の世界に心地よく存在できる喜びを知りました
もちろん、言葉がない分、また表現も奥が深く、身体の使い方もまだまだ未熟ですが・・・
「表現」だけでなく、最近は「俳優訓練」と関連付けて考えることも多くなりました
ロンドンの大学院で何度か日舞を披露しましたが、その時に言われたことはとても興味深く、
身体の重心や動き、存在感などについて、初めて客観的に自分自身や日舞について考えることができました
でも実際には、「俳優訓練」としてどのように役に立つのか・・・というのは不確かなままで
ただ、「私は踊りが好きだから」ということだけで続けてきたようなものなのですが
最近、近代ヨーロッパの演劇指導者、俳優訓練法を改めて学んでいく中で
実は日舞で求められ、訓練していることと共通する部分がかなり多いことに気づかされました
たとえば、俳優には同時にいろいろなことを考え、気づき、行動することが必要とされますが
日舞でもきまっている音楽、振り、型や踊りなど、同時にたくさん「気をつけること」があり大変なのですが
中には稽古を重ねれば身体が自然と動く・・・というものもありますが
それ以外に同時に考え、心を動かし、身体も動かさなければ生まれないものもたくさんあるのです
また、ヨーロッパの俳優訓練のひとつに「ゆっくり歩き、動作しながら早くしゃべる」「また、その反対」というのがありますが
日舞でも、上半身と下半身の動きがちぐはぐだったり、ゆったりとした表現のなかに速いものが混ざっていたり・・・
他にも、言葉では尽くせないほどの共通点がいろいろと見つかるのです!
なんて言ってると
「じゃあ石井は、日舞を長いことやってるのに、なんで俳優としてそんなに未熟なのか」
とおもわず突っ込まれそうな気もしますが、それは置いといて~
お師匠さんにつけていただくお稽古の時には、一時間近く、なんどもなんども繰り返し同じ曲を踊るのですが
踊っている間というのはとても不思議な感覚で・・・
もしかしたら、音楽家とか画家とか俳優などの表現する人にはわかってもらえるかもしれませんが
トランス状態みたいなものがとってもおもしろいですよね
自分で考えたりしないで物事が動いていくような感覚が、時々ですがあります
と同時に、「踊りに集中しよう」と思う反面、頭の中を、全く関係のないことやいろいろな思いが
走馬灯のように巡ってくることもあります
瞑想状態なのかしら・・・
ってこれって私だけ?
とにかく、私にとって「日本舞踊」というものは、かけがえのない一部分だということを
久しぶりにお稽古場に通いながら、痛感しております
たのしい
さて、連日の寝不足がたたって本日の午後はかなり身体がドヨ~~ンと重くお疲れモードでしたが
「疲れた時こそ、軽く運動したほうがいい」という新聞記事を読んで
単純な私は、夕方、早速ジムに行ってサクッとスイミングしてきました
「有酸素運動」で血液循環が良くなると、疲労の原因物質(血中の乳酸)が筋肉や肝臓などで効率的に処理されて、動かずに休養するよりも疲労がとれやすいんだって!
連休でお疲れ気味の方は、少し動いてみてください
東京は夕方雷雨があり、「稲妻+雷好き」の私は大興奮でしたが
それもおさまり、明日は晴れるとか・・・
あ~、カミナリのせいか…今日は珍しく語ってしまった・・・
さてと、せっかく適度な運動もしたので、今夜はこのまま健康的に眠りま~す
おやすみなさ~い
麗子