こんにちは。
昨日の日経の朝刊で、面白い記事を見つけました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今後10〜20年以内に
「AIやロボットに代替される可能瀬が高い、
労働人口の割合」
日本は、”49%”とのことです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに、イギリスは35%、アメリカは47%。
日本人の労働者の半分は、将来「人間以外で替え
がきく」ということのようです。
脅威と見るのか、好機とみるのか、見方は別れま
すが、間違いなく言えるたった一つのことは、
私たちは生き延びなければならない
ということです。
生きる力、つまり”サバイバル力”をつけることが
必要です。
未踏の世界に強制的に足を踏み入れざるを得ない
私たち人類が、今からできること。
それは、
・自分たちが”サバイバル力”をつけること
・後世に”サバイバル力”をつけさせるために、
「自分たちの価値観を捨てる」こと
の2つだと思います。
そのためには、私のような、
「人の価値観に直接触れる仕事」をする人たちが、
まずはみずからの価値観を疑う必要があります。
今後、経営者の皆さまにとっても、
自分を次のステージへ連れて行ってくれる
本物のコンサルタント
本物のコーチ
を選ぶ”厳しい目”が、ますます必要になってきます。
さて、今回のテーマは
「社員に仕事を任せられない」とお悩みの社長に
向けてお送りします。
今日はもうそのまま、大半の”創業社長”に当ては
まるのではないかと思っています。
当社のクライアントの8割は、経営者です。
そのうちおおむね8割が、いわゆる”創業社長”の
方々、という構成です。
その創業社長のお悩みで、最も多く共通している
ことが、これです。
「社員に仕事が任せられない」
「あ、私のことだ」と思った経営者の方。
ぜひこのまま続きをお読みください。
「あ、うちの社長のことだ」と思った社員の方。
社長にこのメルマガを転送してあげてください。
※ただし、取扱い注意です(笑)
このテーマについては、深く掘り下げますので、
本日を前編、次回を後編とさせていただきます。
まずは、社長にお聞きします。
「なぜ、社員に仕事を任せられないのですか?」
こうした質問を実際に私もクライアントに問い
かけることがあります。
すると、おおむね、以下のような理由を挙げて
くださいます。
「それは、彼らが期待通りの結果を出せないから」
「仕事の進め方が、いまいちだから」
「まだまだスキルが足りないから」
「現場の部下たちを、うまくリードできないから」
などなど、”一見” さまざまです。
ところが、これだけ同じことを、何千回と繰り返し
耳にしている私には、さすがにその本質が見えてくる
わけです。
それは、こんな本質。
「本当は、社員に仕事をゆずりたくない」
これ、ひとつの真実なんだと思います。
あえて言います。
「仕事を任せられない」と嘆く社長の本音は、
「仕事を任せたくない」のです。
もちろん社長ご本人に向かって、こんなことをスト
レートに伝えたことはありません。
伝えたとしても、
「そんなわけないでしょう!」と、即反撃にあいます。
しかしながら、そう嘆く社長の皆さまと、深く、永く
お付き合いしていますと、この本音を裏付けるような
言動がよく観察できます。
それは例えば、こんな言動です。
「やっぱり現場は、私がいなきゃ回らないな」
「いざというときは、私が出ていけばなんとかなる」
などなど、です。
つまり、「仕事を任せたくない」という本音は、
「私がいないとどうしようもない」という言動が
裏付けになって現れます。
しかも。
しかも、そのことに、ご自身は気づいていない。
無自覚のうちに、「仕事を手放さない」という
行動に出ていることがほとんどです。
仕事を手放したくないから、
「あいつはまだまだだ」
仕事を手放したくないから、
「私がいないとどうしようもない」
と、理由をつけたがるわけです。
でも無自覚だから、もし私に指摘されたとしても、
「いや。そんなことはない!」と、否定することに
なるのです。
なぜこういう現象が、ほとんどの中小オーナー企業
で起きているのか?
それは、とてもシンプルな理由です。
「社長が、カリスマだから」
これ以外の理由はありません。
「いやいや、そんなことありませんよ。
実際、私なんかより社員の方が優秀だし」
きっと、こういうコメントをいただきそうです。
でも、本当ですか?
会社を任せようとしている”No2”や”幹部”社員は、
本当に、社長よりも優秀なのですか?
では、
なんでこれまで仕事を任せきらなかった
のでしょう?
じつは私は、こう思っています。
社長より優秀な社員は、いない。
だって社長。あなたは、カリスマだからです。
いわゆる”天才”といわれる数パーセントの人たち
だからです。
みずからのミッションに従い、
創業をし、
技術を磨き、
サービスや商品を開発し、
社員を雇い、
顧客を開拓し、
市場とわたり合う。
これらすべてをたった一人でやってきたのですよね?
そんなことできるのは、天才しかいません。
(紙一重の人、と言う人もいますが(笑))
すべて一人でやってきたから、社長には「カリ
スマ」性が備わっているのです。
したがって、
カリスマに仕事の優秀さで勝てる社員なんていない、
と私は思っています。
私のクライアントである創業社長に、まずは
自覚を促しているのは、この点です。
「社長。社長にかなう社員なんていないんです」
ここを、強く、リアルに実感いただくことが何よ
り大切です。
凡人から見たら、社長は「高すぎる壁」なのです。
にも関わらず、その壁は言うわけです。
「私を越えてみろ」と。
でも、社長。
社長の能力を越えられる人なんていません。
伺います。
そのナンバー2の社員、あるいは幹部社員は、
実際に、身銭を切って会社を作ったのですか?
社員とその家族を養っているのですか?
そこからして、違いますよね。
大切なことなのでもう一度申し上げますが、
優秀さで社長に勝てる社員なんて、いないのです。
何でもできてしまうカリスマが、
「お前も、私みたいに何でもできるようになれ」
と言うこと自体、無理がありませんか?
誤解を恐れず言えば、
創業社長と社員は、
「ひとり天才、のこり凡人」
くらいに思っておいて、支障ありません。
とても極端だし、事実でないかもしれませんが、
それくらいの自覚をすることが、
「人を育てる」ということの第1ステップになる
のです。
こうして見ると、
社長が本当に、社員に仕事を任せたいのなら、
必要なマインドセットというものがあるのです。
「マインドセット編」として、2つの大原則
をまとめてみました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社員に仕事を任せるためのマインドセット
大原則その①
仕事を任せたいのであれば、目をつむる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社長と同じレベルの仕事は、社員にはでき
ません。
この事実を踏まえてください。
責任感から、商売勘から、危機感から、
なにもかも社長とは違います。
理由はさきほど言った通りです。
でも、「社長の次」を育てたいのですよね?
だったら今日からは、No2や幹部社員の
仕事ぶりに100%を期待しないことです。
80%できれば、上々です。
80%では、納得いきませんか?
それなら、人を育てることは、諦めたほうが
良いです。
なぜなら、
今の社長の「当たり前」レベルは、
社員にとっては「非常識なまでに難しい」から
です。
80%でも、彼らなりのやり方でやらせる。
彼らなりのやり方を見つけさせる。
仕事を任せるとは、「期待を手放す」という
ことです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社員に仕事を任せるためのマインドセット
大原則その②
”育成しなければならない”義務感を、捨てる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
かなり思いきった原則に聞こえるかもしれま
せん。
すべてを一人でやって来たし、実際にうまく
やってきた社長は、必ず、次でつまづきます。
それは、「私は人を育てることもできる」と
いう”呪縛”によってです。
何でもできてしまう社長は、”万能感”もある
のでしょう。
ですからその勢いで、社員を、No2を育てよ
うとします。
でも、だいたいの場合、
社員育成でうまくいかなくなることが多いです。
そこでつまづいて、自信をなくすパターンが
多いのです。
なぜか?
私なりの理屈ですが。
ヒトは、戦略通りには成長しないからです。
人は、仕事と違うのです。
市場とも違うのです。
ましては、商品とも違います。
社長のことです。
これまできっと、仕事も、顧客ニーズも、
ヒット商品も、社長の「勘」と「戦略」で
成長させてきたことでしょう。
それらには、みずからの”意思”がない分、
才覚のある社長からすれば、取り組めば
取り組んだだけの、成果を得てきたはずです。
いわば、自分の思い通りになってきた。
ところが、いざ「ヒトを育てよう」となった
とき、ことごとく思い通りに行かない。
取り組めば取り組んだだけ、ストレスになる。
そしてついに言い放つのです。
「その仕事。
やっぱり自分でやったほうが早いや」
こうして、いつまでも現場から離れられなく
なる、というわけです。
つまり、
思い通りに動かすことができない唯一の資産
それが、「ヒト」なのです。
ですから、
人を育てるのと、市場を育てるのとは、根本的
に異なる取り組みなのです。
では、この分野については、どんな取り組み
が必要なのでしょうか?
苦手なことは、得意とするプロフェッショナル
に任せる。
つまり、
「自分で社員育成をやろう」とする義務感を捨
てる。
育成の呪縛から、自分を解き放つということです。
「その分野のプロに委ねる」ということも、
重要な戦略だと、私は思います。
とはいっても、
なにもかもアウトソーシングしてしまう、という
ことではなく(たまに、いらっしゃいます)、
社長自身も、その一端を担う、くらいの関わり方
がもちろん必要です。
ですから、大原則その②は、
何もかも自分でやってきた社長にとって、
少々違和感のあることだと思います。
いかがでしたでしょうか?
仕事を任せたいのに、任せられない社長が、
世の中どれほど多いか。
そのためにまずは必要だと思う【マインドセット編】
をお伝えしました。
No2や幹部、つまり「社長の次」を育てるために
仕事を任せたいのなら、
まずは人に、自分の投影をしない、
ということです。
次以降のメルマガでは、
【取り組み編】を、共有したいと思います。
<まとめ>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・「仕事が任せられない」のではない。
じつは「仕事を任せたくない」。
・仕事を任せるなら、目をつむること。
・育成の義務感を、捨てること。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~人生とビジネスをフローにするために★☆
◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)
われわれが不信を抱いていれば、
相手がわれわれをだますのは、
正当なことになる。

引用元:「仕事が任せられない」と嘆く社長へ(前編)
リバース・フロウの清原です。
昨日の日経の朝刊で、面白い記事を見つけました。
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今後10〜20年以内に
「AIやロボットに代替される可能瀬が高い、
労働人口の割合」
日本は、”49%”とのことです。
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ちなみに、イギリスは35%、アメリカは47%。
日本人の労働者の半分は、将来「人間以外で替え
がきく」ということのようです。
脅威と見るのか、好機とみるのか、見方は別れま
すが、間違いなく言えるたった一つのことは、
私たちは生き延びなければならない
ということです。
生きる力、つまり”サバイバル力”をつけることが
必要です。
未踏の世界に強制的に足を踏み入れざるを得ない
私たち人類が、今からできること。
それは、
・自分たちが”サバイバル力”をつけること
・後世に”サバイバル力”をつけさせるために、
「自分たちの価値観を捨てる」こと
の2つだと思います。
そのためには、私のような、
「人の価値観に直接触れる仕事」をする人たちが、
まずはみずからの価値観を疑う必要があります。
今後、経営者の皆さまにとっても、
自分を次のステージへ連れて行ってくれる
本物のコンサルタント
本物のコーチ
を選ぶ”厳しい目”が、ますます必要になってきます。
さて、今回のテーマは
「社員に仕事を任せられない」とお悩みの社長に
向けてお送りします。
今日はもうそのまま、大半の”創業社長”に当ては
まるのではないかと思っています。
当社のクライアントの8割は、経営者です。
そのうちおおむね8割が、いわゆる”創業社長”の
方々、という構成です。
その創業社長のお悩みで、最も多く共通している
ことが、これです。
「社員に仕事が任せられない」
「あ、私のことだ」と思った経営者の方。
ぜひこのまま続きをお読みください。
「あ、うちの社長のことだ」と思った社員の方。
社長にこのメルマガを転送してあげてください。
※ただし、取扱い注意です(笑)
このテーマについては、深く掘り下げますので、
本日を前編、次回を後編とさせていただきます。
まずは、社長にお聞きします。
「なぜ、社員に仕事を任せられないのですか?」
こうした質問を実際に私もクライアントに問い
かけることがあります。
すると、おおむね、以下のような理由を挙げて
くださいます。
「それは、彼らが期待通りの結果を出せないから」
「仕事の進め方が、いまいちだから」
「まだまだスキルが足りないから」
「現場の部下たちを、うまくリードできないから」
などなど、”一見” さまざまです。
ところが、これだけ同じことを、何千回と繰り返し
耳にしている私には、さすがにその本質が見えてくる
わけです。
それは、こんな本質。
「本当は、社員に仕事をゆずりたくない」
これ、ひとつの真実なんだと思います。
あえて言います。
「仕事を任せられない」と嘆く社長の本音は、
「仕事を任せたくない」のです。
もちろん社長ご本人に向かって、こんなことをスト
レートに伝えたことはありません。
伝えたとしても、
「そんなわけないでしょう!」と、即反撃にあいます。
しかしながら、そう嘆く社長の皆さまと、深く、永く
お付き合いしていますと、この本音を裏付けるような
言動がよく観察できます。
それは例えば、こんな言動です。
「やっぱり現場は、私がいなきゃ回らないな」
「いざというときは、私が出ていけばなんとかなる」
などなど、です。
つまり、「仕事を任せたくない」という本音は、
「私がいないとどうしようもない」という言動が
裏付けになって現れます。
しかも。
しかも、そのことに、ご自身は気づいていない。
無自覚のうちに、「仕事を手放さない」という
行動に出ていることがほとんどです。
仕事を手放したくないから、
「あいつはまだまだだ」
仕事を手放したくないから、
「私がいないとどうしようもない」
と、理由をつけたがるわけです。
でも無自覚だから、もし私に指摘されたとしても、
「いや。そんなことはない!」と、否定することに
なるのです。
なぜこういう現象が、ほとんどの中小オーナー企業
で起きているのか?
それは、とてもシンプルな理由です。
「社長が、カリスマだから」
これ以外の理由はありません。
「いやいや、そんなことありませんよ。
実際、私なんかより社員の方が優秀だし」
きっと、こういうコメントをいただきそうです。
でも、本当ですか?
会社を任せようとしている”No2”や”幹部”社員は、
本当に、社長よりも優秀なのですか?
では、
なんでこれまで仕事を任せきらなかった
のでしょう?
じつは私は、こう思っています。
社長より優秀な社員は、いない。
だって社長。あなたは、カリスマだからです。
いわゆる”天才”といわれる数パーセントの人たち
だからです。
みずからのミッションに従い、
創業をし、
技術を磨き、
サービスや商品を開発し、
社員を雇い、
顧客を開拓し、
市場とわたり合う。
これらすべてをたった一人でやってきたのですよね?
そんなことできるのは、天才しかいません。
(紙一重の人、と言う人もいますが(笑))
すべて一人でやってきたから、社長には「カリ
スマ」性が備わっているのです。
したがって、
カリスマに仕事の優秀さで勝てる社員なんていない、
と私は思っています。
私のクライアントである創業社長に、まずは
自覚を促しているのは、この点です。
「社長。社長にかなう社員なんていないんです」
ここを、強く、リアルに実感いただくことが何よ
り大切です。
凡人から見たら、社長は「高すぎる壁」なのです。
にも関わらず、その壁は言うわけです。
「私を越えてみろ」と。
でも、社長。
社長の能力を越えられる人なんていません。
伺います。
そのナンバー2の社員、あるいは幹部社員は、
実際に、身銭を切って会社を作ったのですか?
社員とその家族を養っているのですか?
そこからして、違いますよね。
大切なことなのでもう一度申し上げますが、
優秀さで社長に勝てる社員なんて、いないのです。
何でもできてしまうカリスマが、
「お前も、私みたいに何でもできるようになれ」
と言うこと自体、無理がありませんか?
誤解を恐れず言えば、
創業社長と社員は、
「ひとり天才、のこり凡人」
くらいに思っておいて、支障ありません。
とても極端だし、事実でないかもしれませんが、
それくらいの自覚をすることが、
「人を育てる」ということの第1ステップになる
のです。
こうして見ると、
社長が本当に、社員に仕事を任せたいのなら、
必要なマインドセットというものがあるのです。
「マインドセット編」として、2つの大原則
をまとめてみました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社員に仕事を任せるためのマインドセット
大原則その①
仕事を任せたいのであれば、目をつむる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社長と同じレベルの仕事は、社員にはでき
ません。
この事実を踏まえてください。
責任感から、商売勘から、危機感から、
なにもかも社長とは違います。
理由はさきほど言った通りです。
でも、「社長の次」を育てたいのですよね?
だったら今日からは、No2や幹部社員の
仕事ぶりに100%を期待しないことです。
80%できれば、上々です。
80%では、納得いきませんか?
それなら、人を育てることは、諦めたほうが
良いです。
なぜなら、
今の社長の「当たり前」レベルは、
社員にとっては「非常識なまでに難しい」から
です。
80%でも、彼らなりのやり方でやらせる。
彼らなりのやり方を見つけさせる。
仕事を任せるとは、「期待を手放す」という
ことです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社員に仕事を任せるためのマインドセット
大原則その②
”育成しなければならない”義務感を、捨てる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
かなり思いきった原則に聞こえるかもしれま
せん。
すべてを一人でやって来たし、実際にうまく
やってきた社長は、必ず、次でつまづきます。
それは、「私は人を育てることもできる」と
いう”呪縛”によってです。
何でもできてしまう社長は、”万能感”もある
のでしょう。
ですからその勢いで、社員を、No2を育てよ
うとします。
でも、だいたいの場合、
社員育成でうまくいかなくなることが多いです。
そこでつまづいて、自信をなくすパターンが
多いのです。
なぜか?
私なりの理屈ですが。
ヒトは、戦略通りには成長しないからです。
人は、仕事と違うのです。
市場とも違うのです。
ましては、商品とも違います。
社長のことです。
これまできっと、仕事も、顧客ニーズも、
ヒット商品も、社長の「勘」と「戦略」で
成長させてきたことでしょう。
それらには、みずからの”意思”がない分、
才覚のある社長からすれば、取り組めば
取り組んだだけの、成果を得てきたはずです。
いわば、自分の思い通りになってきた。
ところが、いざ「ヒトを育てよう」となった
とき、ことごとく思い通りに行かない。
取り組めば取り組んだだけ、ストレスになる。
そしてついに言い放つのです。
「その仕事。
やっぱり自分でやったほうが早いや」
こうして、いつまでも現場から離れられなく
なる、というわけです。
つまり、
思い通りに動かすことができない唯一の資産
それが、「ヒト」なのです。
ですから、
人を育てるのと、市場を育てるのとは、根本的
に異なる取り組みなのです。
では、この分野については、どんな取り組み
が必要なのでしょうか?
苦手なことは、得意とするプロフェッショナル
に任せる。
つまり、
「自分で社員育成をやろう」とする義務感を捨
てる。
育成の呪縛から、自分を解き放つということです。
「その分野のプロに委ねる」ということも、
重要な戦略だと、私は思います。
とはいっても、
なにもかもアウトソーシングしてしまう、という
ことではなく(たまに、いらっしゃいます)、
社長自身も、その一端を担う、くらいの関わり方
がもちろん必要です。
ですから、大原則その②は、
何もかも自分でやってきた社長にとって、
少々違和感のあることだと思います。
いかがでしたでしょうか?
仕事を任せたいのに、任せられない社長が、
世の中どれほど多いか。
そのためにまずは必要だと思う【マインドセット編】
をお伝えしました。
No2や幹部、つまり「社長の次」を育てるために
仕事を任せたいのなら、
まずは人に、自分の投影をしない、
ということです。
次以降のメルマガでは、
【取り組み編】を、共有したいと思います。
<まとめ>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・「仕事が任せられない」のではない。
じつは「仕事を任せたくない」。
・仕事を任せるなら、目をつむること。
・育成の義務感を、捨てること。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~人生とビジネスをフローにするために★☆
◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)
われわれが不信を抱いていれば、
相手がわれわれをだますのは、
正当なことになる。

引用元:「仕事が任せられない」と嘆く社長へ(前編)