こんにちは。

リバース・フロウの清原です。

 

大阪に向かう新幹線で、この記事を書いて

います。

それにしても良い天候が続いています。

もう通り過ぎましたが、富士山もさぞかし

きれいに見えたことでしょう。

 

 

じつは7日に誕生日を迎え、45歳になりました。

当日、たくさんの方からお祝いメッセージを

いただき、感謝、感謝です。

 

着実に「50代」に向かいつつあることに、

自分でも驚くばかり…

 

昔、憧れていたようなミドルになっていない

かもしれませんが、おかげさまで「自分の人生

を生きている」という実感だけは、胸を張って

言えるなあと思っています。

 

 

 

今回のテーマは「問題」というものの見方と

対処の仕方について、考察します。

 

 

「問題発見」がビジネススキルとしては、必須

だと言われています。

 

「問題解決」スキルについて、教えてくれと

言われることも多くあります。

 

 

いずれにしても、この「問題」を取り扱う

スキルというのは、ビジネス上では重要です。

 

何も考えず、言われたことだけ、やっている

サラリーマンは、いまやすでに絶滅危惧。

 

どの会社だっていらないでしょう。

 

真剣に仕事に向き合い、責任を負い、質の良い

成果をスピーディにあげるには、普段から

「なぜだろう?」という素朴な疑問から、

目をそらさらないこと。

 

これが、「問題発見」の第一歩であり、そこか

ら革新的なアイデアが生れたりします。

 

たしかに、それは事実。

その通りなのです。

 

 

しかし…

 

私にはどうしても気になることがあるのです。

 

そもそも、我々が何気なく使っているこの

「問題」という言葉、

 

それを使うひとりひとりは、どんな意味として

解釈しているのでしょう??

 

どんな意味だと解釈すべきなのでしょう??

 

 

デジタル大辞泉によれば、

「問題」とは、

 

 解答を求める問い。試験などの問い。

 「数学の問題を解く」「入試問題
 批判・論争・研究などの対象となる事柄。

 解決すべき事柄。課題。

 「そんな提案は問題にならない」「食糧問題
 困った事柄。厄介な事件。

 

といったところです。

 

つまり、いずれにしても、問題とは

 

「解決」しなければならないもの

 

として定義されています。

 

 

上の定義に照らし合わせると、私たちは常に

 

「これは問題だね」

「いまのは問題発言だよ」

「彼は問題社員なんです」

 

などなど、やはり「解決」しないと困ること

として、問題という言葉を扱っていますね。

 

 

そして、

 

私の違和感はここにあるのです。

 

 

それをすごく平たく言うと、こういう違和感です。

 

「問題になる前に、気づけよ…」

 

ということです。

 

 

以前の記事で、反響をいただいたテーマがあります。

 

「決断は大きいほど、かっこ悪い」と。

 

ふだん、何気ない場面で、しなければならない

小さなを決断を先送りしてきた、そのしわ寄せが

大きな決断となる。

だから、もっと敏感に日々の決断を意識しないと

いけない、と。

 

 

そして、今日のテーマの「問題」。

 

私は同じような印象を持っています。

 

 

結論をいったん申し上げますと、

 

「問題」になったその時点で、すでに解決は

困難な場合が多いです。

 

解決をするにしても、それにかけるエネルギーも

リソースも、とても大きな負担になります。

 

問題は、それ自体、解決しなければなりませんが、

根本的に解消することは、本当に難しい。

 

 

 

要するに、「問題」を発生させない努力が

必要です。

 

 

「いやいや、そんなことわかってるし、

あたりまえじゃない。

それができれば、苦労しないわ」

という声が聞こえてきそうです。

 

 

でも、敢えて言います。

 

それは、できます。

 

 

 

 

じゃあ、問題になる前には、それはどんな姿を

しているのでしょうか?

 

どのタイミングで手を打てるのでしょうか?

 

 

 

答えは、

 

 

それが「課題」であるうちに取り組む

 

 

ということです。

 

 

ん?課題?

問題とは違うの?と、よく質問されます。

 

 

「問題」と「課題」は、まったく違います。

 

例えば、社長。

これらは、問題か課題、どちらだと思いますか?

 

・売上が伸びない。

・社員の意欲が低い。

・退職者が減らない。

・社内で革新的なアイデアが出ない。

・残業が減らない。

 

 

はい。これらはすべて「問題」です。

 

 

では、「課題」とは何か?

 

私の解釈では、「課題」とは、

 

いずれ「問題」につながる努力テーマ

 

だと思っています・

 

 

 

言い換えれば「努力目標」、「テーマ」と

 

なります。

 

 

そして、

 

この課題を課題のうちに解決しておかないと、

 

それは、いずれ厄介な「問題」に発展する

 

のです。

 

 

つまり、まだそれが「努力目標」や「テーマ」

というレベルであるのなら、

 

すぐに、しかも、最少のリソースで、対処ができます。

 

 

例えば、

 

タバコの吸殻入れがいっぱいで、

それが火種にになって、”火事”が起きるように。

 

 

・”課題”は「タバコの吸殻入れがいっぱいである」と

う事実。

 

・”問題”は「火事になった」という事実。

 

 

どちらが、対処しやすいでしょうか?

これなら、考えなくてもおわかりですね。

 

 

私たちはふだん、こうした課題というレベルの

現象を見過ごしていることがほとんどです。

 

 

例えば、御社で、

・優秀な社員が採用できない、とか

・業績が思うように伸びない、とか

・社員が指示待ちばかり、とか

 

といった事象はありませんか?

 

それはすべて「問題」として振り分けてください。

問題には問題の、対処方法があります。

よく言う「問題解決スキル」というやつです。

 

が、それらが問題化される前に、必ずどこかの

時点で、「課題」という事象になって現れたとき

があったはずです。

 

 

会社で言えば、それはどんな事象だったので

しょうか?

 

例えば。

 

・お客様のちょっとした一言を聞き流していた?

 

・お客様の、一瞬くぐもった表情を見過ごしていた?

 

・社員から挙がった何気ない提案をムシしていた?

 

・フロアに落ちていたゴミを見知らぬフリで放置

していた?

 

・社内のトイレの汚れに気づいてたが知らんぷり

していた?(気づけないほど、鈍化していた?)

 

・「ちょっと時間いいですか?」と申し出た社員

を「後でね」といったまま放置していた?

 

・外回りから帰ってきた営業社員の、くたびれた

足取りを、「いつものこと」と見過ごしていた?

 

 

ちなみに私は昔勤めていたある会社で、まずやった

のがトイレ清掃でした。

 

入社日、初日にその様子にひどくショックを受け、

ひとりで淡々と始めました。

 

こうした、誰もが「自分は知らんぷり」という文化

に、自分がわざわざ身を置くことが、ガマンならなか

ったからです。

 

 

人にも環境にも無関心な会社が、

 

果たしてお客様に良いものを届けられますか?

 

 

 

つまり、

 

「課題」というのは、「関心」が発見させるのです。

 

 

社員に対する「関心」。

環境に対する「関心」。

お客様ニーズに対する「関心」。

家族に対する「関心」。

仲間に対する「関心」。

 

「関心」を寄せることが、課題を発見させます。

 

 

そうすることで、例えば

 

「会社を辞めることにしました」といきなり

報告してくる社員(問題)をふせぎ、

 

「仕事について、迷っているんです」という

相談(課題)レベルのうちに、社長みずからが

対処できるはずです。

 

 

 

「大口顧客からの受注を失った」(問題)という

報告を聞く前に、

 

「大口顧客の担当から最近、連絡が途絶えている」

(課題)というレベルのうちに、社長みずからが

対処できるはずです。

 

 

 

こういう風に考えると、社長の身の回りをよく見て

みれば、「課題だらけ」であることに気づきませんか?

 

 

それが、まだ「課題」であることに、感謝すら

したくなりませんか?

 

 

課題は、すぐに取り組むべき「テーマ」であり

「努力目標」です。

 

 

少し視線を上げて、身の回りの半径5m以内から

見渡してみませんか?

 

 

そのことを「忙しいから」と見て見ぬふりして

いれば…

おわかりですよね!

 

 

 

 

 

 

<まとめ>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

・それが「問題」になったからはではもう遅い

 

 

・「課題」を放置すると「問題」になる

 

 

・「課題」は「関心」を寄せることから

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~人生とビジネスをフローにするために★☆

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

 

人はみな、記憶力の乏しさを嘆く。

 

だが、だれも判断力の乏しさを嘆かない。

 

 

 

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引用元:「問題発見」はもう手遅れ。本当に解決すべきものとは?