こんにちは。

リバース・フロウの清原です。

 

本日は、東北新幹線でコラム執筆中です。

いつものお気に入り「やまびこ」です。

 

東北新幹線の良いところは、挙げればキリ

ありませんが、東海道と違い、

「座席の感覚が広い」

「窓側だけでなく、座席ごとにコンセントが

ある」

「ヘッドレストが調整できる」

「戸棚の天井が鏡になっていて、荷物が取り

やすい」

などなど、とてもユーザフレンドリーです。

 

 

じつは来月、本社を移転することにしました。

 

首都圏以外からのご来客が増え、東京駅なり

品川駅から、表参道にまでわざわざご足労いた

だくのを心苦しく思っていまして、

ここは思い切って東京駅徒歩圏を狙いました。

 

予定地は、皇居とお堀の目の前。

とても気の良い場所です。

予定日は12月25日。今回も吉日を算出しました。

入居が確定し次第、あらためてお知らせいたし

ます。

 

 

さて、本題です。

 

今日は「プロフェッショナル」についての考察

と、なんで「プロなのに甘ちゃんが育つのか」

について、掘り下げます。

 

 

経営者であるクライアントの皆さまから、

最もよく聞く「社員への不満」は、

 

「うちの社員は、目の前の仕事しかやらない」

という声です。まさに、圧倒的な多さです。

 

 

「上司や、隣の部門がトラブっていても、

自分の仕事じゃないから、見て見ぬふり。

さっさと帰ってしまう」

 

「うちの社員は、自分で何かアイデアを提案

したり、進んで自分の仕事以外のことをサポ

ートしようという考えがまったくなくて。

『だれかがやってくる』と思っている」

 

 

 

つまり、

言われたことを、言われたとおりにやるだけ

 

自分で課題を見つけ、アイデアを出す、とか。

守備範囲を超えて人をサポートする、とか。

 

そんな動きがないのが残念、ということのよう

です。

 

むしろ、最近は、言われたことすらできない

社員が増えている、とのことです。

 

 

 

たしかにおっしゃることは、よくわかります。

社長がそんな姿を見て、頭を抱えたくなる気持

ちは、私も他人事でなく、深く共感します。

 

 

「せめてプロフェッショナルなら、守備範囲を

守るだけでなく、会社全体を良くする視点を

もって動いてほしい」

こっちが社長の本音でしょう。

 

 

私も思います。。。例え話ですが、

 

 

プロフェッショナルの定義は、プロ野球選手を

見ているとよくわかります。

 

守備についた選手たちを想像してください。

 

自陣のピッチャーが打ち込まれ、打球が飛んで

きます。

自分はセンターの守備だとして、打球の落ちて

きそうな場所は、もしかしたら自分のセンター

でなく、ライトの守備範囲かもしれないくらい、

微妙な位置だったとします。

 

そんなとき、自分がセンターの選手ならどう

しますか?

 

「あやしい」と思いつつも、それでも打球を

追いかけるのが、「当たり前」ですよね。

そして、気づけばライトの選手も、打球を追

って同じ方向に向かって猛ダッシュしています。

 

「自分の守備範囲じゃないかもしれないな。

でも、ライトのあいつもそう思ってるかも

しれない。

どっちにしても、とにかくボールを落とす

わけにはいかない。

ダッシュだ」

 

こうして、よく見るシーンとして、打球を

キャッチした後に、同じく猛ダッシュして

きた選手とぶつかったりしますよね。

ボールを握りしめたまま。。。

 

でも、あの光景を見て、誰もが選手として

「良い仕事しているね」と思いませんか?

むしろ、プロとしては当たり前だと。

 

 

 

一方で、「目の前の仕事しかできない」社員

というのは、こんなシーンが想像できます。

 

センターの選手が打球の方向を見て、

「ビミョーだけど、自分の守備範囲には落ちな

さそうだな。

ライトのあいつが取るべきボールだ」

と、緩慢で、だらしなく、いちおう動きだす。

 

さらに悪い事に、ライトの選手も同じことを

考えて、ダラダラとボールに近寄っている。

 

こんな状態です。

 

結果、どうなるか。

いわゆる「お見合い」という光景です。

 

「え?あなたが拾ってくれるんでしょ?」と

立ち止まり、顔を見合わせ、その二人の間に、

見事に打球がポーンと落ちてくる、あの間の

抜けたシーンです。

 

プロ野球では、これを「珍プレー」として取り

上げられます。

 

珍プレーということは、彼らプロの世界では

めったにないことだから、「珍しい」のです。

だから、笑いを誘うわけです。

 

 

ところが、ビジネスの現場になると、こうした

「指示待ち」「思考停止」社員によって

 

「珍プレー」が日常的になっていませんか?

 

 

もし自分がプロ野球の監督だったら、そんな選手

にどう対処するか。

 

当然、二軍、三軍に落とし、それでも続くようなら、

「キミね、来シーズンは要らないから」

と伝えるはずです。

 

間接的な大株主である球団ファンも、日常的に

珍プレーを繰り返している選手を、歓迎するはず

はありません。

「あいつは使えない。他の球団に売ってしまえ」

くらいのことを言うでしょう。

 

 

 

そして、ひるがえって、プロのビジネスの

現場。。。

 

同じ「プロフェッショナル」として、お金を

得ていながら、「自分の守備範囲じゃない」

「あっちの担当がやってくれると思っていた」

と、打球をこぼしまくる社員。

 

「自分はサラリーマンですから」といって、

勝手に自分の守備範囲を決め込んだあげく、

給料だけはしっかり持って帰る社員。

 

ひどいのは、いつまで経っても腕を上げる

ことを拒み、雇い主であるボスの文句を言う

社員。

 

まるでモンスターです。

 

 

「プロフェッショナル」以前に、

 

彼らが好んで使う「サラリーマンですから」

という、定義があいまいなジャンル。

 

サラリーマンとは、プロフェッショナルと

いったい何が違うのでしょう?

 

 

 

違いなんて、存在しません。

 

 

お金をもらって仕事に従事している以上、

プロスポーツ選手だってビジネスマンだっ

て、同じなのです。

 

 

つまり、我々は、

 

「やって当たり前以上の成果を求められている」

 

のです。

 

 

 

 

 

「結局、いちばんの敵は、”現場”だ」

 

社長の多くが、よく口にします。

 

これは、ドキリとしますが、本質です。

 

 

敵は、市場にはいません。

市場の敵は、自分が勝手に作り出すもの。

 

本当の敵は、足元にいます。

 

 

こうした思考停止サラリーマンがはびこる

現場では、どんなことが起きるのか??

 

いわゆる、「前例の踏襲」が慣例となり、

例外、つまり「新しいもの」「挑戦」は

すべて「リスク」と判断され、排除され、

 

「慣性の法則」にしたがって、ゆっくりと、

しかし確実に、自分たちの首をシメていく

のです。

 

 

 

 

 

極端に言えば、

「会社がどうなろうが、自分の給料が月末に

払い込まれているかぎり、自分は安泰。

 

だから、余計なことはしたくないし、巻き込

まれたくもない」

 

という、自分たちでも気づいていないような

考えに支配されている人たちによって、

会社はズブズブと泥沼にはまりこんでいきます。

 

 

 

社長が頭を抱えながらも、この状況をどうし

たら良いのか、と嘆く。

その姿をじつによくお見受けします。

 

 

ここで、そんな社長にひとつだけ、お伝えし

たいことがあります。

 

 

言われたことしかやらない社員。

 

なぜ、こうなったのか?

 

もともと、生来、そんな人はいないのではない

か、と。

 

 

つまり、そうなったのには原因があるはずです。

 

私なりの仮説を、簡単にお伝えします。

 

あくまで原因の一つだと考えているのが、

 

社員にとって「会社の将来が見えない」のが、

大きいのではないか、ということ。

 

 

実際、私が取った中間管理職以下、現場の社員

へのヒアリング調査で、経営陣への不満、第1位です。

 

 

会社のこの先が見えない。

だから、自分の将来も見えない。

 

 

なんとなく、おわかりになりますか?

 

会社の将来が見えなければ、社員にとって

確実なのは「目の前の仕事」だけだからです。

 

 

前出の例のプロスポーツ選手というのは、

「このチームでワールドカップに出る」

「オリンピックで金メダルを取る」

「日本シリーズに出場する」

という目標があります。

 

だから、目の前に飛んでくる打球のひとつを

死ぬ気で追いかけられるのです。

 

 

ひるがえって、社長は、社員に、この先の会

社の姿、つまり「ビジョン」を示していますか?

 

現場の社員も本来、プロフェッショナルであ

るはずです。

 

何かの目的に向かい、持てる力を、当たり前

以上に発揮することが求められるべきプロの

一員です。

 

 

彼らが、自分は「何のために」今の仕事をして

いるのか?

それを自分で語れないのは、

 

もちろん本人の甘さ、という原因もありますが、

社長の、「伝えていく」努力不足もあると、

私は思っています。

 

 

私のクライアントの皆さまは、100%の確率で

会社の明確なビジョンをお持ちです。

 

しかもそれは、社員に「納得させる」ことを

前提に、練って練って練り込んで作り上げて

います。

 

私はそのお手伝いをするとき、しつこいくらい

クライアントの社長にお願いします。

 

「これを、『作って終わり』にしないでください」

と。

 

 

ところで社長。

御社の経営目標、ビジョンは、いつ社員に

伝えましたか?

 

 

まさか、数ヶ月前の期初のミーティングで

なんとかく、さらっと伝えた、というわけで

はありませんよね?

 

 

ご注意いただきたいのは、

 

社長が「伝えた」と思っているレベルと

社員が「伝わった」と納得するレベルは、

雲泥の差がある、

 

ということです。

 

「伝えたから、伝わってるでしょう」という

のは、厳しいようですが、努力不足です。

 

伝わるまで!

 

納得するまで!

 

もう勘弁してくれと言われるまで!

 

伝え続けるのです。

 

 

「社長ったら。

また言ってるよ。しつこいね」

 

と言われるくらいが、ちょうど良いのです。

 

 

そして、伝え始めたときに起きる、現場の

”ゆらぎ”は、好転反応だと思ってください。

 

会社全体が、これまでと違った動きをしよ

うというとき、必ずこうした抵抗、無関心、

反発、諦め、など、いわゆる”ゆらぎ”がやっ

てきます。

 

ここを、「あ〜、もういいや」と諦めず、

やり通していただきたいのです。

 

 

 

会社の将来が見えなければ、目の前の仕事に

しがみつくしかない。

 

でも、会社の将来像が社長によって示されれば

視線を上げて、歩きだす社員も出てきます。

 

 

「言われたことしかやらない社員」の片棒を

担いでいるのは、じつは社長自身だったりします。

 

今からでも遅くありません。

 

会社のビジョンを、練り直して、伝えるところから

始めませんか?

 

 

 

<まとめ>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

・プロフェッショナルの定義はあるが、

サラリーマンの定義はない

 

・思考停止、指示待ち社員は、彼らだけの

せいではない。

 

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~人生とビジネスをフローにするために★☆

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

敵がほしければ、見方より偉くなるだけで

いい。

 

味方がほしければ、味方を引き立ててやれば

いい。

 

 

 

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引用元:「目の前の仕事しかできない」社員に嘆く社長へ