こんにちは。

リバース・フロウの清原です。

 

新オフィスの窓から、皇居のお堀を眺めなが

らコラムを書いています。

都心にあってこの静謐な雰囲気は、ここが

都内のパワースポットだと言われているだけ

のことはあります。

 

 

 

 

今回のテーマは、

「女性活躍を阻む、厄介な男性部下たち」

です。

 

女性活躍推進が、政府のかけ声で企業に浸透

されつつあります。

 

通称「ジョカツ」。

私のクライアント企業でも、この動きは例外

ではありません。

 

でも、よくその実情を見てみると、「思うよ

うに進んでいない」という企業が、多いよう

に思います。

 

その理由については、世間の専門家があちこ

ちで指摘していることですので、その方たち

にお任せするとして。。。

 

ジョカツがスムーズに行かない理由として、

私なりに確信を得ていることが、1つあります。

 

 

それは、

男性部下による、女性活躍の阻害」

(女性社長からすれば、男性役員にあたる)

です。

 

一般的に、こうした問題はい「男性上司」に

ついてよく聞く話です。

「理解がない!」という指摘は、よく知られて

いる通りで…

 

 

 

・いつまでも、昭和スタイルの気合・根性論の

クセがとれない男性上司。

 

・すぐに男性部下と比較して評価する男性上司。

 

・出産・子育てというライフサイクルの変化に

無関心の男性上司。

 

・自分より仕事ができる女性を無意識に遠ざけ

る男性上司。

 

などなど、

こういう人たちはいまだに仕事の現場でハバを

きかせていますし、例を挙げればキリがありません。

 

 

とはいえ、彼らが現代の絶滅危惧種として、その

ビジネスマン寿命を迎えるのは、間もなくのこと

でしょう…

 

 

ところが、です。

 

 

最近、「新種」と呼ぶべき、ジョカツを阻む人

たちが増えているのを、私は知っています。

 

 

 

それは、なんと「男性部下」。

 

 

 

最近行なった企業研修の際、ある女性リーダー

から、こんな相談を持ちかけられました。

 

 

「私がチームメンバーに伝えていく、あらゆる

内容について、反対するんです。

 

ときには、ミーティングの最中。

ときには、私のいないところで。

 

”これじゃ、うまくいきっこない”という主旨

なんですが、

 

個別にその理由を聞いても、まったく答え

ないんです。

 

それどころか、私と面と向かってコミュニケ

ーションを取ることすら避けているような。

 

嫌われるのは、仕方がないと思っているんです。

 

でも、私の意見の何が悪くて、それはなぜか

を話そうともしない。

 

もう、自信がなくってきて…」

 

 

 

悲痛な声です。

 

 

 

また、コンサルティングをしている先の女性

役員は、こんなことをおっしゃっています。

 

 

「部下が、私をバカにしているのがわかるん

です。

 

始まりは、社内で影響力を持つ、ある部門長

からだったんです。

 

 

会議で意見がぶつかったのをきっかけに、以降、

彼は、私と二人きりで話すことを避けるように

なりました。

 

さらに悪いことに、彼はその他のリーダーたち

を巻き込んで、私のいないところで私の打ち出

した方針を、あからさまに批判したり、バカに

したりするんです。

 

私は社内政治もうまくないし、味方も少なく

て、最近、自信がなくってきて…」

 

 

この役員も、また悩んでいました。

 

 

もちろん、私はその部下たちに直接ヒアリング

をしたわけでなく、見方によっては一方的な

ものかもしれません。

 

ただ、話を聞いていると、同じ男として、なん

とも情けない思いがこみ上げてきたのは事実です。

 

 

どの企業でもジョカツが叫ばれるなか、その

実情、こうした惨状を聴く機会が増えている

のは、偶然とは思えません。

 

 

 

ここで、いったん立ち止まって考えてみたい

と思いました。

 

 

なぜ一定数の男性部下は、女性リーダーの

足を引っ張りたくなるのか。

 

 

これは、私なりの仮説でしかありません。

 

「足を引っ張りたくなる男性部下」がどれほ

どいるかどうかも、正確には把握していませ

んので、私なりの実感にもとづいて立てた仮説

、ということです。

 

 

クライアントの皆さんに話を聞いていると、

「意図的に女性リーダーの足を引っ張る男性

部下」には、大きく分けて2つの根っこがあ

あるように思います。

 

 

その1)

「嫉妬(しっと)」

 

その2)

「蔑(さげす)み」

 

 

この2つのどちらかが根っこになって、ものす

ごい殺傷能力を備えた破壊行動になっているの

では、と。

 

 

永らく、いや、今でも。日本のビジネス界は

残念ながら、男社会です。

なんだかんだ言っても、それが現実です。

 

 

こうした現実のなか、多くの男性サラリーマン

が負っている致命的な弱みがあります。

 

 

それは、

多くの男性サラリーマンが、「社会的な評価」

をほとんどされたことがない、とい事実です。

 

 

 

男性たちがもっぱら評価を受けるのは、「会
社」というムラでです。

そして、それに関わるお客様やビジネスパート
ナーという、利害関係者から、です。

 

ボランティアなどの社会活動や、他流試合などの

スクール参加に積極的な人たちを除けば、

 

大半の男性サラリーマンは、ムラの中でもらう

評価が、みずからの人生を決めてしまうくらいの、

 

 

”数少なく、決定的な評価”

 

 

になってしまうケースが多いのです。

 

そして、それにすがるのです。

自分のアイデンティティとして持ち続けてしまう

ほど決定的なものとして。

 

 

ここが、女性とは、まったく異なります。

 

 

女性は、生まれながらにしてマイノリティ

です。

 

生まれたときから、この特殊なニッポンの
オトコ社会を、無意識にうちに「普通」の
こととして、生きてきたわけです。

 

だから、最初から女性は常に、ほぼ自然に

「男側から評価を受ける」立場にいました。

 

社会に評価されていることが、フツーなのです。

 

「女のくせに」

 

「女だから」

 

何かにつけて、こればっかり言われてきたのです。

 

 

 

マイノリティとして生きるということは、多くの

場合、周りが「アンチ」である、というのも事実

です。

 

ここが、「フォローの風」を受け続けてきた男性と

は決定的に異なる点なのです。

 

 

社会に出て、はたして「フェアな評価」かどうか

わからないような「人事評価」を受けて、それに

よってアイデンティティを確保してきた、ムラの

男たち。

 

一方、生まれたときからマイノリティで、

「アンフェアな評価」ばかり受けきた女性たち。

 

 

この生態系の違いを理解すれば、なぜ一定数

の男たちが女性リーダーの足を引っ張りたく

なるのかが、わかるはずです。

 

 

一部の男性にとって、

 

ムラで定められた基準が自分のアイデンティティ

そのもの。

 

だから、それを脅かすような存在は許せない。

 

 

と言えるのではないかと。

 

 

一方、女性にとって、会社で受ける評価も、

「たくさんある評価の機会のうちのひとつ」と

いうくらい、大したものではないのです。

 

 

なぜって、これまでムラより外の世界で、

 

「女の子らしくない女の子」だの

 

「ダメなお母さん」だの、

 

 

望むと望まざるに関わらず、多面的に、かつ

一方的に、そして高圧的に評価を受け続けてきた

女性たちは、それなりの耐性を備えています。

 

女性は、みずからが社会によって評価される機会が、

オトコたちとは圧倒的に違うのです。

 

 

だから、女性は生まれついて「変化に強い」のです。

 

 

 

ジョカツ、と言われ、

 

なんとなくウサン臭さを感じながらも、

 

これまで以上にがんばってみる。

 

そこで、もともと備わっている変化へ

 

の順応性や、耐性という能力を発揮しだす。

 

それを見た男たちは、危機感を募らせる。

 

自分に湧いてきた嫉妬(しっと)を、なかなか

 

認めることができず、

 

「俺のほうが優れているはずだ」という

 

幻想・焦燥に駆り立てられ、

 

みずからの能力を伸ばすのではなく、

 

脅威という存在を蔑(さげす)み、攻撃する

 

ことで、自分の価値を担保しようとする。

 

 

非常に毒のある表現かもしれませんが、おおよ

そ遠からず、ではないでしょうか。

 

 

会社というムラで純粋培養され、耐性を失った

人たちが、いきなり思ってもいなかったライバル

と対峙し、パニックになっている心理的な状態

が反映されているように思います。

 

 

そうして、多くの女性リーダーが知らないこと

があります。

 

 

 

 

オトコの嫉妬は、みにくい。

 

しかも、しつこい。

 

 

 

ということを。

 

それは、女性の比ではありません。

 

 

 

 

ここで、女性リーダーへの提言です。

 

 

オトコのなかには、嫉妬にかられ、自覚が

ないまま攻撃してくる者もいます。

 

特にそれは、会社というムラでは非常に

発生しやすいのです。

 

とるべきスタンスのヒントとして、2つの

ポイントをお伝えしたいと思います。

 

ビックリするような内容かもしれませんが、

そんな高尚なことはしなくてけっこうです。

 

 

1)ご機嫌をとる

 

媚びへつらえと言っているわけではありません。

もっとも避けるべきは、対立です。

 

融和だの対話だの、たしかにそれはダイバーシティ

の根幹でもありますが、一番手っ取り早いのは、

 

内心で「ガキだな」と呆れながらも、

「彼らのご機嫌をとる」という戦術です。

 

本心からそう思ってなくても、彼らが機嫌よく

働いてくれさえすれば、ハッピーですよね?

 

「あなたにはかなわない」という一言で、お互い

が仕事をしやすくなるのだったら、それはスマー

トだと言えるのではないでしょうか。

 

何かのプライドがジャマするとしたら、もしか

するとそのプライドこそが、オトコたちの攻撃

の的になっているのかもしれません。

 

 

 

2)本当に優秀になる

 

仕事のスキル不足や、リーダーシップのなさで

攻撃されるとすれば、残念ながらそれは、ご自

身の責任です。

 

厳しい現実として伝えなければならないのは、

 

女性リーダーは、学習量がまだまだが少な

ということです。

 

 

ビジネスの世界で「本当に優秀になる」という

ことは、敵を作らない最も効果的で近道な戦略

である、ということを理解してください。

 

・社内政治がヘタ

・部下の方が仕事ではウワテ

 

もしそうなら、それはあなたが「スキだらけ」

ということを認識しなければなりません。。

 

「知」(情報)は、勇気を補完します。

 

誰もを黙らせるほどの、飛び抜けて優秀なリー
ダーになりましょう。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

マイノリティとして生き抜き、変化を恐れ

ない女性だからこそ、私はリーダーになる

べきだと思っています。

 

 

ここに挙げた男性たちの特徴は極端だった

かもしれません。

 

しかし、ジョカツという言葉だけに踊らされ

ない、スマートな女性リーダーが増えるため

には、こうした見たくも聞きたくもないこと

を冷静に受け止めることが大切だと思っています。

 

 

 

あなたの今年一年の飛躍を心からお祈りします。

 

 

 

 

<まとめ>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

・ジョカツは、オトコ社会とオトコの生態系を

理解することが必要。

 

・オトコたちの嫉妬は、みにくく、しつこい。

 

・男性部下とは対立しないこと。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~人生とビジネスをフローにするために★☆

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

賢者は、どんな不幸な出来事からも、

何かしらの利益を得る。

 

愚か者は、どんな幸福な出来事にも、

心を傷つけられてしまう。

 

 

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引用元:ジョカツをはばむ厄介な”男性部下”たち