こんにちは。清原です。

 

今、羽田空港でフライトを待ちながらこのメル

マガを書いています。

 

私が乗る予定の札幌行きは、出発が40分の遅延

です。

 

しかも、いつになく時間に余裕を持って空港に

やってきたときに限って…

 
 

それはそうと、どういうわけか花粉症の症状が、

まったく治まりません。

 

もしかすると、梅雨が始まるまでこの状態かと

思うと、かなり憂鬱な気分です。

 
 
 
 

さて、今回のテーマは、社員を自律させるため

に伝えておきたい、「給与」についての考え方

です。

 
 

このテーマのことを考えるとき、必ず思い出す

ひとつのエピソードがあります。

 

それは、私が銀行員時代の話。

ですから、もう10年ほど前のことです。

 

その場面とは、あるとても偉い役員から訓示を

たまわっていたときです。

 

頭を垂れるヒラ銀行員たちを眺めながら、その

役員は、給与についての考え方をこのように伝

えました。

 

「あなたたちがもらっている給与はね、

 やりたくもないことをやる代わりに

 もらっている、

 ”がまん賃”のようなもんだよ」

 
 

「...はい?」

 
 

私は思わず、顔をあげてマジマジと役員の顔を

見つめてしまいました。

 

衝撃を受けたからです。

そして目が合った役員に、直接は言わなかった

ものの、心の中でこう呟きました。

 

「なるほど。

 それが、会社員をうまく飼いならす洗脳手法

 なんですね」

 
 

役員いわく、つまり

「給与は、”慰謝料”だ」ってことのようです。

 
 

どう考えても、悪い冗談にしか聞こえませんでし

た。

 

でも同時に、うまいやり方だな、とも思いました。

 

給与のことをどう考えるかは、その人の自由です。

 

でも、深く考えもしない人たちの前に、大きな影

響力を持つ人が出てきて、いきなり

 

「給与ってのは、慰謝料だよ!」と、

先制パンチで洗脳しておくことは、ある意味、

大企業が人を飼いならす戦略なんだ、と思ったわけ

です。

 

こう言っておけば、たいがいの会社員に、

 

「そういうものか。

 だから、イヤな仕事も、ムリしてでもやらなく

 てはいけなんだ」

と思わせることができる。

 

つまり、いつまでも会社のために、多少の文句を

言いながらも、大きく反発しないで、ほぼ言いなり

で働いてくれるサラリーマンを育成できる、と

いうわけです。

 
 

まさに日本の大企業が、生き抜いてきたひとつの

知恵なのでしょう。

 

ところがです。

 

そうして生き抜いてきたはずの大企業の一定数においては、

その弊害がたくさん出ているではありませんか。

 

それは例えば、

 

・大手自動車メーカーのM

・大手家電メーカーのT

 

改ざんにつぐ、改ざん。

隠蔽につぐ、隠蔽。

嘘で塗り固められた嘘。

 
 

社員たちを洗脳するところまでは良かったので

すが、それは、

 

「特に失敗しなければ、自然と会社も成長する」

という、夢のような時代の頃だからこそ、効き目

があったのです。

 
 

だから、

「摩擦を繰り返しても、大きく芽を伸ばしてい

 く人」

 

よりも、

「ソコソコであっても、失敗しない人」

を育てていれば良い、という理屈が通っていた

のです。

 
 

なので、彼らのようなタイプの社員が最も恐れ

るようになったのは、「失敗すること」でした。

結果、なにか問題が起きれば、

「責任のなすり合い」、

「証拠隠滅」、

「隠蔽」、

といったセコい行為に走る姿。

 

これが、大企業のとってきた育成戦略のナレの果

てです。

 
 

つまり時代背景として、ひと頃は、

「ソコソコでも文句言わず、失敗しないで働いて

 くれる人たちが、たくさんいてくれれば良い」

そういうタイプの社員を長年かけて育て上げる

というのが、大企業の戦略だったとというわけ

です。

 
 

たしかに前出の役員は、そんな時代に会社とと

もに生きてきたわけで、それが正しいと思って

いたとは思います。

 

しかしながら、当時の我々中堅や若手世代にそ

のまま伝えようとしていたために、私をはじめ

一部の人たちに、違和感を与えたようでした。

 

当時の私は「良い勉強をさせてもらった」と

思いましたが、そもそも、もうその考え方には

ムリがある、とも思いました。

 
 
 
 

青臭い話ですが、

 

当時すでに一度、個人事業主というものを経験

していた私は、”会社員”という生態系を観察し、

 

「毎月、月末に必ず給与が振り込まれること

 が、すでに奇跡だ」

と思えていました。

 

しかもそれは、働いても、働かなくても、です。

 

しかも、もらった給与に文句すら言ってるのは

じつに新鮮な驚きでした。

 
 

そして、

「会社員としていちばん大切なのは、

タイムカードを忘れずに押すことだ」

と、本能的に察するようになりました…

 

それは半分冗談として、

実際に、そんな私は給与のことを、

 

「修行や勉強をさせてもらい、さらにおまけに

 ついてくる”プレミアム”」

だと、考えていました。

 
 

だから、「給与が少ない」「ボーナスが少ない」

と毒づいている社員は、頭からアイスバケツでも

かぶって目を覚ませと、いうくらいに思って

いました。

 

まさか、アイスバケツを「社長」がかぶる時代が

来るとは思いもよりませんでしたが^^;

 

そして、この給与というものについての考えは

今も変わっていません。

 

前者と後者を、いま一度、比べてみます。

 

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給与についての、対照的な考え方:

 

・慰謝料である給与

「給与は、嫌なことをムリやりやるから

 もらえる慰謝料」

 

・プレミアムである給与

「給与は、修行させてもらって、さらに

 ついてくるプレミアム」

 

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同じ給与をもらうにしても、それが、

「慰謝料」か、「プレミアム」かで、

 

・自分のやっている”仕事の見方”

・自分の仕事への”愛情のかけ方” が、

 

まったく異なるという事実が、わかりますか?

 
 

給与のことを、”慰謝料”でアプローチすれば

愛社精神や仕事の愛情どころか、会社も仕事も

キライ、ということに当然なります。

 

だから、自発的に仕事を工夫したり、あえて

難しいことにチャレンジなど、しなくなります。

 

「ま、会社にいれば、いるだけで慰謝料が

 もらえるんだ。

 嫌な上司や仕事に黙ってつき合ってさえ

 いれば、その対価でお金がもらえるんだ」

 

と考え、同僚の社員がもらっている給与の方

が自分より多ければ、「俺のほうが嫌な思い

をしているのに!」と、嫉妬するのですね。

 
 

見事に、「搾取型社員」の完成です。

 
 

それは、

低速で走ってきたクルマに自分から当たりに

行き、いつまでも保険会社から給付金をズル

ズルと引き出させて、病院に居座り続ける

ヤ●●さんと、同じではありませんか。

 
 
 

一方、後者の”プレミアム”でアプローチすれ

ば、まずは、”仕事への愛情”、”仕事への愛着”

が芽生えます。

 

「仕事によって、自分が成長できる」と思うから、

もっともっと工夫し、チャレンジすれば、それだ

け自分が成長できる、と信じるからです。

 

おまけに、お金までもらえるのです。

なんてラッキーなのでしょう。

 

そして、同僚が自分より多くの給与をもらえば、

「やつは、自分よりも努力しているからだろう。

 まだ私には、工夫や努力が足りないんだな」

と考えます。

 
 

まさに、給与=プレミアム の考え方は、

「成長欲求をかき立てる」アプローチと言える

のです。

 
 
 

そうして、それぞれの考え方の違いは、お金

そのものの扱い方にも、反映されます。

 

”慰謝料”としてお金をもらうこと。

 

彼らにとってそのお金とは、

「みずから我慢したイヤな仕事の象徴」

として、映ります。

 

イヤなことをして得た対価など、使い方も

決まっています。

 

「このやろう!」という感情とともに、じつに

雑に使うわけです。

 
 
 

お金はエネルギーです。

 
 
 

強い”負のエネルギー”を乗せたものは、何を

引き連れて戻ってくるか?

 

当然ですが、それと同じ波長の、”負のエネルギ

ー”を呼び寄せるわけです。

 

不幸が加速していく、というのは、こういう

ことです。

 
 

つまり、次のような原則が言えます。

「お金を慰謝料として会社から搾取する社員

 は、ものすごく不幸になる」

 
 

こうした結果は、大企業が戦略として仕掛けた

ことです。

 

社員はある意味、犠牲者…

 

いえ。待ってください。

犠牲者、は言い過ぎでしたね。

 

良い年をしたオトナが、そもそも給与をそんな

貧困な考え方でしか捉えられないというのは、

じつに幼稚だと思います。

 

なすがままに洗脳されるのは、ある意味、

思考停止であり、使う側にとって見ればじつに

都合良く使える人たちです。

 
 
 

お金はエネルギーです。

 
 
 

一方で、”プレミアム”として給与をもらう人は、

 

「なんてありがたいんだ」とお金に、感謝します。

 

”正のエネルギー”を乗せたものが、何を引きつれ

て戻ってくるか?

 

当然ですが、同じように”正のエネルギー”をもつ

現象やモノを引き連れて戻ってきます。

 

「ハッピーが加速していく」というわけです。

 
 

つまり、次の原則が言えます。

「お金を”プレミアム”だと思ってもらっている

 人は、ますますハッピーになる」

 
 
 

いかがでしたしょうか?

 

給与に対する、考え方、とらえ方の違い。

 
 

たかが給与。

 

されど給与。

 
 

社長がもし、社員に自律してほしいなら、

せっかくあげている彼らの給与に、明確な

意味づけをされてみてはいかがでしょうか!

 
 
 

<まとめ>

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・給与には、”慰謝料”と”プレミアム”という

 とらえ方がある。

 

・”慰謝料”でもらう社員は、自律せず、

 貧しくなっていくばかり

 

・”プレミアム”でもらう社員は、創意工夫、

 自律し、ハッピーになるばかり

 

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〜人生とビジネスをフローにするために★☆

 
 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆

 

(ラ・ロシュフコーより)

 

自分の内に

安らぎを見出せない者が、

それを外に求めても無駄である。

 
 

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引用元:社員に伝えたい「給与の受け取り方」