こんにちは。清原です。
真夏のような暑さが続いていますね。
私は飛騨高山という、どうしようもなく雪の
積もる町で育ったにもかかわらず、寒いのが
大嫌いです。
暑い夏が、今年も楽しみです。
さて今回のテーマは、「社長のクセ」について
です。
その無意識のクセが、想像以上に色んなもの、
色んな人、色んな現象を引き連れてくる、と
いった話です。
私は毎朝、近所の井の頭公園でトレーニング
をしてから仕事を始めるのが日課なのですが、
今日ちょっと気づいたことがありました。
それは、家の玄関先の道路、つまりギリギリ
敷地外の部分に、ところどころ雑草が生えてい
ることに気づいたのです。
気にならない人には気づかない程度の、チョロ
チョロっとした生え方がです。
ギリギリ敷地外、ということは、うちの土地で
はない。
だから放っておいても文句は言われません。
ところが、お隣、お向かい、斜め向かいのお宅
を見てみると、その前の道路の雑草はキレイに
刈られているのです。
たしかに、私の暮らす井の頭というところは
お年寄り世帯が多く、まあ言っては悪いです
が、時間はあり余るくらいの世帯が住む区域
です。
なので、自宅の前に生えている雑草も、気に
なるのでしょう。
ここまでは、前置きです。
ここからが、本題なのですが、
自宅前の道路にチョロチョロ生えている雑草
と、キレイに雑草が刈られたご近所の道路を
見比べて思いました。
「なんで、自分は気づかなかったんだろう」
「なんで、皆これに気づくのだろう」
たしかに、暇だから気づく、忙しいから気づか
ないという単純な要因もあるかもしれません。
実際、私の5月というのは、記憶が飛ぶほど忙
しかったし。
いえいえ…
こういう風に端的に、自分に都合の良い解釈を
してしまうと、話は面白くありません。
「やれやれ」と手に軍手をし、雑草をむしり
ながら、私は「これはなぜなのか」と考えてい
ました。
で、腰をかがめて30分ほど手を動かしながら、
結論にいたりました。
それは、
「その人のクセというのは、それにふさわしい
モノ、ヒト、現象を連れてくる」
ということです。
こう考えるにいたった背景について、少しだけ
説明させてください。
【破れ窓理論】という言葉をご存知でしょうか?
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案
した理論です。
「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も
注意を払っていないという象徴になり、やが
て他の窓もまもなく全て壊される」
(ウィキペディアより)
1990年代に一気に世界で認知された、いわゆ
る「引き寄せの法則」を理論的に説明したロジ
ックとも言えます。
当時、ニューヨークは、「世界でも有数の犯罪
都市」として知られていました。
このニューヨークで、市長だったジュリアーニ
が「破れ窓理論」を市政に取り入れたのです。
何をしたか?
まずは、街中の壁のラクガキを消しました。
それだけでなく、
地下鉄の電車のラクガキ、
割られたまま放置されているビルの窓、
捨てられ、窓が割れたまま放置されている車、
すべて例外なく、清掃、整備したと言われて
います。
その結果、
1990年に約2,300件の年間犯罪件数だった
のが、
1998年には、約500件。
なんと8割も減少したのです。
こうしてニューヨークは、
「アメリカで最も安心して暮らせる都市の
ひとつ」
として、イメージが回復されました。
背景についての説明は以上です。
私が草むしりをしながら、何に思い至ったか。
「その人のクセというのは、それにふさわしい
モノ、ヒト、現象を連れてくる」
要するに、
「軽微を逃さない」姿勢を継続することの難しさ。
同時に、
「軽微を逃さない」ことが、問題を起こさなく
て済む。
ということです。
例えば、
タバコの灰皿が、吸い殻でいっぱいだとしま
しょう。
誰も捨てようとしません。
そこに、喫煙者がどんどん山を築くように
吸い殻を盛っていく。
やはり、誰も捨てようとしません。
ある日、火事が起きる。
「原因は、吸い殻だった」ことがわかる。
こうした話、よく聞きませんか?
そして例えば、こんなことも。
家の前の雑草が生えたままで放置されて
いる。
誰も気にしない。誰も手を付けない。
夏場になり、さらに雑草は茂っていく。
やはり誰も気にせず、手を付けない。
そこにある日、泥棒が通りかかる。
泥棒は思う。
「家の管理に関心のないやつが住んでるな」
「だから、防犯意識なんて、ないんだろうな」
そしてある日、泥棒は仕事を実行する。
こんな話も、容易にイメージできるはずです。
もしかすると私が今朝、自宅の前のチョロ
っとした雑草を気にしていなかったら、
それが災いして、夏場には自宅に泥棒が
入り、
そこにたまたま家族が出くわし、凶器や
なんかで刺されていないとも限りません。
大げさでなく、経営者としては、ここまで
考える必要はあります。
つまり、
「その人のクセというのは、それにふさわしい
モノ、ヒト、現象を連れてくる」
というのは、
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その人の見ているもの、その人の考えている
こと。
要するに、その人の感性、
つまりは「クセ」が、それにふさわしい現象
を引き連れてくる、ということです。
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ここまでは、じつに論理的に理解が可能だと
思います。
そしてここからが、我々の課題です。
では、そんな「嫌なこと」を起こさないためには
どうしたら良いのか?
という話です。
まずは、原則を考えてみました。
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1)感性がないなら、観察すべし
2)口から出る言葉、しぐさを観察すべし
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私が、自宅の前に生えている雑草に、今朝まで
気づかなかったのは、
私の感性です。
私の視点です。
つまり、「この程度のことには気づかない」と
いう、私の考え方のクセが原因です。
もちろん、それなら今すぐ感性を磨きなさい、
という話でありません。
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1)感性がないなら、観察すべし
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これが結論です。
つまり、「軽微を逃さない」ためには、
同じものをただ「自分の先入観なしで観察する」
ということが言いたいわけです。
観察していれば、気づくときが来ます。
つまり、この瞬間が、「感性が磨かれた」
瞬間なのです。
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2)口から出る言葉、しぐさを観察すべし
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・自分の口から出る言葉
・しぐさ
・お決まりの行為
つまり、現象に対する、あらゆるリアクション。
無意識でやっていることは、すべからく
過去から「自分が勝手に積み上げてきた」
ものから発しています。
良いですか?
誰のせいでもありません。
自分が勝手に、経験を解釈しながら、
積み上げてきたのです。
これが、”クセ”です。
そして【破れ窓理論】の原理を借りると
この”クセ”は、それにふさわしい現象を
連れてくる、ということになるのです。
社長、おわかりですか?
「うちの社員は、使えない」
と思っているから、社員が使えなくなって
いるのです。
「うちは営業力が弱い」
と思っているから、営業ができない人ばかり
の会社になるのです。
「うちは良い人材がいない」
と思っているから、良い人材が揃わないのです。
「うちはブランド力が弱い」
と思っているから、いつまで経ってもブランド
力がつかないのです。
ご理解いただきたいのです。
「現象を起こすには、順番がある」
ということを。
まずは、「思考」「言葉」がありき。
次に、それにともなった現象が起きるのです。
だれしも、自分の口から出てくる
言葉のクセに気をつけることは難しい。
しかし、良い会社にしたいなら、
良い人材に来てほしいなら、
働きやすい職場にしたいなら、
口ぐせを知ることです。
「めんどくさい」といつも言ってる人に、めんどくさ
いことばかり起きるように、
自分の、いつもお決まりの、パターン化された
リアクションに気づくことです。
そして、それらを変えることです。
その口ぐせが、それにふさわしい会社を
作るのです。
それにふさわしい人を呼び寄せ、
それにふさわしいお客様たちを呼び寄せ、
それにふさわしい業績を作ります。
「その人のクセというのは、それにふさわしい
モノ、ヒト、現象を連れてくる」
「軽微を逃さない」姿勢に徹しましょう。
<まとめ>
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・口ぐせは、それにふさわしい現象を引き連れ
てくる
・すべてのリアクションは、すべてものごとの
自分勝手な解釈で積まれてきたもの
・リアクションを変えたいなら、感性を磨く
・「軽微を逃さない」姿勢に徹する
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~人生とビジネスをフローにするために★☆
◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)
傲慢はすべての人間の心のなかでは一様
なのであって、
ただそれを外に表す手段と趣に、
相違があるに過ぎない。
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引用元:その無意識の口ぐせと、犯罪と。