ついに子どもデザイン室初の料理です。活動の繋がりは円柱です。
料理もモノ作りと共通した所が多く、特にデザインをやる人程料理が上手い人が多いですが、、、私はダメですね。
これは拘りがそうさせるのだと思います。特に素材!様々な素材をどの様に活かすか、又その時の味をどの様に繊細に捉えるかが重要かと思います。
先日里山の番組で料理人が山の素材を活かして料理をしていました。
おむすびを作りそれを新鮮なふきの葉で包み葉の香りを楽しみ食べる。
季節の花を添えて目で楽しむ。
植物の名前や由来から言葉で楽しむ。
竹を割り筒にして中に山で採れた具材を入れて煮込む、竹の器に火をゆっくり入れるから素材のうまみが出てくる。
無理に急がない、そのものを活かす為にゆっくりと。そうするとだしが無くても美味しく頂ける。
何かをする為に無いから買うのでなくあるものを活かして作る、買わなくても知恵があるから、、ホント遊びの様なものですよ。と言っていたのが印象でした。
子どもの遊びもおなじで知恵が必要なのかもしれない、それは環境があれば知恵を最大限、子ども自身が活かしだす様な気がします。
そういえば、人の味覚となる所は幼少の頃にどれだけの素材の味を知ったかによるとも聞いています。
やはり加工された素材では無く、素材そのもの本来の味を幼少の頃に知る事はとても大事です。
でも今回は大それた事は出来ない環境と最初なので、今回は特に作るをメインにやろうと考えてみました。
作るモノは「バームクーヘン」にしました。これは、メンバーのアイデアからのスタートでしたが私の周辺に相談して話した所、それは大変だよとのアドバイスが圧倒的でした。確かに試作をしながらこれは大変と感じました。。
楽に作れる道は様々な所から調べて幾つもありましたがその楽な方法は、ただ何か簡単に出来てしまい大切な食の拘りとか何か作るという魅力を感じなかったので今回はあえて大変だけれど食べると言う事が子どもの救いとなると感じ、その大変さから発見出来る事は沢山あると感じてあえて茨の道にしてみました。
この「バームクーヘン」は先生の拘りにより「忍耐」の料理作りとなりましたが皆本当に暑い日にコンロの前での
格闘に良くやったと思うし、こちらも子どもの暖かさに助けられた良い活動となりました!
特に幼児は子ども達の優しさや強さが感じられる活動となりました!
スタートは絵本を読みました。「まわる まわる」
バターを溶かしてまわるまわる!途中味見チェック!
卵黄と卵白を分けて卵白を使ってメレンゲ作り!
混ぜるのが上手い悠君にまとめを混ぜてもらい、いよいよ焼きに!
ここからは「忍耐」のスタート!徐々に焼いては付けて焼いては付けて大きくしていきます。
中々大きくならない中お茶を飲みに休憩中、でも何故か休憩している子達のも皆で作る!優しいー!
いよいよ後少し最年少の寛ちゃんには、も~食べたくて食べたくて!でも我慢。
ようやく完成!あんなに頑張ったのに大きさは、、、でも子どもたちは大はしゃぎ!
皆頑張った、でも小さかったバームクーヘン、でも何か満足げな顔!
さて続いて小学生スタート!
晶君の混ぜるのが大変そうなボールを何も言わずにさっと持ってくれる祥継君!優しいね!
さて途中のお味は!!
焼き開始、中々大きくならずでのんびりしている中、祥継君はどんどん進む!
焼き方を工夫したりでどんどん大きくなってゆきます!
何故か友君の「俺は俺で良いんだー!」と叫びながらラストスパート!!凄い勢い!
自己肯定管が育まれています?!
因みに奥の白い女性が助っ人で来てくれた加藤さん(名古屋芸術大学学生さんです)
今回の写真は加藤さんがほとんど撮影!皆の表情が良くとらえられていてビックリ!
活動も初めてなのに気が利いた対応に関心!有り難う!
出来上がりをお母さんにも見せおすそ分け、それにしても祥継君のはデカかった!凄い頑張ったね!
当然食べ終わったら自分の使ったモノは自分で洗い!
出来たのはこんな感じで、小学生の方はまあまあの大きさで楽しめましたがやはり忍耐の世界でした。
最後の追い込みが無かったら皆可愛らしいバームクーヘンだったかと。
それにしても暑い中良く皆頑張ったね!
荒木