社内報はブランディングにおいて、二つの側面があると思います。

ひとつは、人と組織のコミュニケーションに作用して、その企業のブランドを活性化すること。あるいはブランディングをサポートすること。

もう一つは、社内報というメデイアのブランディング。

いま、お取引させていただいているお客様は、社内報をブランディングのメデイアだという立ち位置でとらえていることはまだまだ稀です。

また、社内報のブランディングができているかというと、実はそれも稀です。

現状はあくまでも、社員に会社として伝えるべき情報を伝えるという、社内報の根本的な機能、あるいは多種多様な仕事で分けられている組織や、全国や海外に展開されている事業所で働く社員をつなぐという機能に着眼されています。

で、おそらくはそのバラバラにならざるを得ない組織を、共通して必要とされる情報や興味の持てる情報、社員特性を幅広く
とらえることによって提供できる情報を集めて発信し、社員の意識や絆をつなぎとめることをミッションとされているように思います。

ただ、そんななかで、先進的な取り組みをされている担当者は、情報の特性や編集の枠組みを多義的にとらえて、自社の誇りを高めるといったブランディングを目的とした編集をミッションとされています。

あ、一旦、社内報のブランディングについての話は後にまわすとして、ブランディングのための社内報としての話に絞り込むことにします。

で、じゃあなぜ誇りを高めるようとするのかというと、そういった企業では社内報を、社員の会社に対する帰属意識を高め続けることを目的にしたメデイアだと位置づけているからです。

帰属意識は所属とは異なり、インフォーマルかつ、心のつながりなんだと思います。

そこに誇りを作用させると、モチベーションアップはもちろん、コンプライアンスや秩序への自発性が生まれるのだと思います。

また、理念やビジョンに対しても、その実践や実現に向けた自発的な行動や思考が生まれるのだと思います。

では、その誇りを生み出すための要素は何かというと、ひとつは、自社技術の社会の発展や人への貢献だと思います。

また、永きにわたる積み上げられてきた歴史もまた、大きな誇りになると思います。

そのほか、お客様からの評価や、仲間の社会からの評価、様々な会社に対する評価など、外部からの良い評価は誇りになります。

ときには、自社のTVコマーシャルに有名人が出てることも誇りにつながります。

あと、これはすごく大切なのですが、他部門の仕事を知ることが、それぞれの社員が自分の仕事に高い誇りを持つきっかけにもなると考えられます。

それは奥深い話なので、詳しい説明は省きますが、他部門の仕事を知ると、多面的、多義的に自分の役割を認識して、その価値をさらに高めるために何をすれば良いかという、高い視座に立った思考を生み出せるようになるからです。

ほかにも、人の意見を多面的な切り口を用意し、紹介するなかで、社員が社員の言葉から共通の価値観やマインドを実感することによって、帰属への欲求を高めるきっかけにもなると考えられます。

こういった点で、社内報はかなり有力なブランディングメデイアだと思います。

ただ、先に書いたように、社内報は社内報というメデイアそのものをブランド化しないと、上記のような機能は一切果たせないのです。

ここからは社内報をブランディングするという、社内報のブランディングに関するもう一つの側面の話をします。

この点については、各社とも有効な手は打てていないというのが現状です。

理由は、無理強いできない、無理強いするということが、メデイアの理念や目的に合わないといった心情的なものから、社内報をプロモーションするという予算や労力は割けないといった物理的な問題、そもそも社内報は発行することが目的という思考、姿勢あるいは文化の問題などなどが複雑に絡み合ってるからです。

が、実際のところどうなのかというと、それは本質ではないと思うのです。

そんなことが理由になるなら、雑誌や本など、お金は取られるわ、読むのに時間は取られるわ、読んだあとゴミになるわ、ほとんどが広告で読むところなんてほんの僅かしかないわで、売れるわけがない。

じゃあ、なぜ雑誌や本はよまれるのか。

それはメデイアそのものをブランディングしているから。

で、じゃあ何をどのようにしてブランディングしているのかというと、それはまず、しっかりとしたマーケティングをしている、つまり読み手のベネフィットをしっかりと含めてメデイアのコンセプトを明確に設定しているのです。

しかもそれは、後追い型ではなく、トップランナーとして。

というのも、ほとんどの雑誌は掲載する情報の範囲を絞り込み、その最先端をとらえて啓蒙的に編集しているのです。

で、それを冊子全体を通して体現しているのです。

そうして読者との固い絆を築き約束を果たし続けているのです。

と、まぁ、そんなこんなで、じゃあ社内報のブランディングを具体的に実践するためにはどうすれば良いのかということですが、情報整理や編集はもちろんなのですが、本当に大切なのはデザインなのです。

ただ、社内報のデザインを良くしようと思うなら、まずはその社内報のブランディングに取り組むという思考や姿勢が必要で、それがないと社内報のデザインは決して良くはならないのです。

では、どうすれば良いのかということですが、この続きはまたの機会に書くことにします。
ケビン・レーン・ケラー(恩藏直人監訳)の『戦略的ブランド・マネジメント』(東急エージェンシー)を読んでいます。

サービスに囲まれてサービスに消費することが日増しになる中で、自分とブランドとの関係を考えながら読み進めていると、この本を読んでるいまも、ブランドに宿るベネフィットを求めていることに気づきます。

思えば、B2Cのサービス業は、ブランド無しには生き残れない。

特にコンビニのような、売っているもの、というより買いに行くもののほとんどは、それぞれのコンビニごとに特異性があるわけではないけど、なぜだかついつい選好が生まれている。

うちの会社の近所でいうと、ほぼ同距離に、セブンイレブン、ミニストップ、サンクスがあります。

けど、行くのは決まってセブンイレブン。

で、じゃあ、もともとどうだったかというと、セブンイレブンには行ってなかったのです。

なぜなら、いまの会社に勤め始めた時に、いまあるセブンイレブンは、まだなかったから。

けど、そのセブンイレブンができてすぐの頃はどうだったかというと、その頃は3件持ち回りという感じでした。

でも、いま改めて考えると、気がつけば、いつもセブンイレブンに行くようになっていたという感じです。

で、自分だけかというと、そうではない。
3件のうち、お昼時などは顕著なのですが、決まってセブンイレブンが混んでいる。

混んでいるので、当然品切れもどんどん出てくる。

レジもかなりならばされる。

にも関わらず、ついついいつもセブンイレブン。

「ついついいつもセブンイレブン」

ってスローガン、使えない?

じゃあ、何が選好の基準なのか、普通で考えると品切れやレジが混むという致命的デメリットを受け入れてでもセブンイレブンを選ぶ理由は何なのか?

この件については、近々、セブンイレブンを贔屓目で見るのは一旦やめて、それぞれの理念や方針、マーケティングやマネジメントなどなど多面的に解釈して、一定の仮説を導き出してみようと思います。

ただ、あのセブンイレブンの店長。あのセブンイレブンを利用するうちの会社のメンバー全員が感心するくらい素晴らしい方です。
今日も目標達成。
19時に会社を出て、秘密の研究室へ移動。

今日の問題としては午前中の予定を一つ変更せざるを得なくなったこと。

これは小さなようで大きい。

というのも、うちの会社は午前11時までは基本的にミーティング。

会議の目的は重要案件の対策や案件の問題に対してみんなでブレスト的に解決策を見い出すということ。

で、何が問題かというと、そこに参加しているメンバーの質に対する自分の対応。

正直、参加メンバーのレベルは低く、視野が狭く、画一的。

で、議題を出す人も、議論に対して当事者として自分の意見や信念をブチかませば良いのに、ただただ相談して回答を待つという姿勢。

まるで、失敗を他人に責任転嫁するかのようなスタンス。

集団浅慮。
烏合の衆。

そんな状態であるにもかかわらず、私はというと、反論したり他の視点で議論のパラダイムを転換して、あとはほったらかし。

なぜほったらかすかと言うと、丸投げされるから。
丸投げされると、確実に帰るのが遅くなる。

けど、だからってそのままほったらかしにしたがために、ミーティングは膠着して議論が進まない。

で、そんなことがあって、結果午前中の予定を一つ変えざるを得なくなったのです。

これはみんなのことをレベルが低いと言っておきながら、自分もやってることは同レベル。

う~ん
ちゃんとしないと。

今日の問題点は
③議論を他人任せにした
こと。

明日からはちゃんと方針を示して結論づけよ。