仕事の原理原則は
「代行」
だと思います。


仕事と趣味の違いは
代行かどうか。


と言うのも
仕事は等価交換の原則によって成立するからです。


では、
芸術家にとっての創作活動は仕事ではないかというと
ある視点においては仕事ではなく
ある視点においては仕事だと思うのです。


たとえば絵画について
趣味で描いた絵はあくまでも趣味。


けれどもそれを欲しいという人が現れて
その人にその絵を売るのは仕事。


つまりこの画家は
絵を描くことが仕事ではなく
絵を欲しいという人に絵を売ることが仕事です。


けれども最初から売るための絵を描いている画家は
絵を描くことも、それを売る行為も仕事です。


といったことから考えると
仕事と仕事以外の境目は
その代価を得るかどうかだということと同時に
例えばものづくりなら
作るという行為も仕事ですし
それを売るという行為も仕事になります。


あるいは誰かの代わりに良いものを安く仕入れて
さらにそれをコーディネートして
それを欲しいという人に売るという
セレクトショップの場合は
良いものを選別する
安く仕入れる
コーディネートする
販売する
という一連のプロセスが仕事だということです。


といった観点で自分の仕事を細分化して考えると
かならずどこかに他者にはできない
自分なりの個性溢れるセンスによって成り立っている部分が隠されていて
それも含めてお客さんから代価を受け取るのだと
思います。


なぜそれが隠されてしまうかというと
業務のプロセスに誰かが用意した名前がつけられ
それぞれが定義づけられているから。


この、定義というやっかいなるものをとっぱらえるぐらい
発想や思考を開放することができて、

定義のない自由な行間をあぶりだせたとき
その自分自身の個性溢れるセンスによって成り立っている
自分自身の唯一無二の価値が表出化するのだと
思います。


という意味で、
こんなコミュニケーションを創出することができれば
この世の中がクリエイティビティに満ち満ちた

ワクワク感たっぷりの魅力的な世の中になるのではないか
なんて思ったりするのです。

人の欲求はへのアプローチは
驚き×気づき×学び
という方程式で解がでます。


この方程式の背景にあるのは
「知る」という欲求です。


驚きや気づき、学びのいずれもに
いく通りもの方向性がありますが
人は常に何かを知りたがっています。


知るということもまた
異なる欲求を背景としているわけで、
その欲求の方向性は広大かつ深遠なので
ここを読み解き、
最適に分解できるかどうかは
非常に難解を極めると考えられます。


いずれにしても
人は単に
驚きたい欲求
気づきたい欲求
学びたい欲求
をもとにした知りたい欲求があるのではなく
人それぞれの満たしたい欲求を背景として
そのためにどうすれば良いかを知りたく
さらにその知るという欲求を満たす切り口として
驚きを求め、それによる気づき、それを内面化させる学びという流れで
情報を獲得している、
あるいはしようとしているのだと思います。


ただし、その「知る」という欲求の背景にある
広大かつ深遠な欲求の根本は何かというと
人間の種の保存を目的として獲得したDNAである
広義の「クリエイティビティ」だと思うのです。


この件については
あらためてここでまたしっかりと
論理的に証明しようと思いますが、
ただいえるのは
人のDNAを司るクリエイティビティに作用する
商品やサービスは
他の商品やサービスのように「カテゴリー」で呼ばれるのではなく
その商品やサービスの「名称」で呼ばれるのです。


そこで言いたいのは
世の中はいよいよクリエイティビティを求める時代へと
進化したことを一人ひとりが認識する必要がある
ということです。


さらにはそういった
クリエイティビティが求められる世の中において
提供すべきものは「反機能」
あるいは「負機能」だと思うのです。


そんな世の中で行うべきは
さまざまな欲求の根源となるクリエイティビティを
それぞれの方向性に従った
驚きという切り口によって
個々人の気づきを生み出し学びへと落とし込む
「知」の提供であり
求められるのは
宇宙の森羅万象をさまざまな立ち位置で解釈できる
「編集」という技能であり概念だと思うのです。

農業高校の酪農と畜産の先生をしている
古く遠い友達からの
実際の商品が届きました。

で、さっそく味わったところ、
なんとも素朴で自然あふれる豊かな味!


ウチの奥さんも
もちろん一緒にいただいたのですが、
味に対する絶賛とともに、
農業高校ってどんなところなのかという想いをめぐらす会話で
その食卓は心底幸せな空間となりえたのです。


日本人の食文化は

単に「生きるために食べる」文化ではなく
豊かで幸せな生活をさらに豊かに彩るために

食材から調理まで

各工程ごとに工夫に満ち溢れた文化だと思います。


と、いう観点で考えると
「豊か」をいくつかの方向性に分解することによって
幸せの範囲を導き出して、

その中からもっとも合致して

かつ夢が膨らむデザインを考えたいと思います。


なのでこのプロジェクトは
お客さんに対する「個性溢れる豊かな体験」の物語の提供に加えて、
それを生み出す教育理念や方針、
校風といった物語作りの根っこの読み解きをもとに
農業高校のみんなが
自分自身の取組みにやりがいや誇りを
もっともっと感じていただけるためのシンボルの創造という意味づけのもと
取り組んでいきたいと思います。


名づけて「豊かな体験創造プロジェクト」


単なるラベルづくりではなく。
豊かな体験に関する「豊か」の方向性のイマジネーションがあふれ出る
そんなコミュニケーションの設計を大胆かつ緻密にするんだ!という気迫で
本格スタートを切りたいと思います。