こんにちは(^^)
沼津のインナーボイスセラピストのっちゃんこと野津美絵です。
今日、お友達から相談メールをもらいました。
以前に彼女にわたしが中学時代に友達に本音を話したことがなかったという話をしたんですね。
わたしは、小学校3年生で転校して静岡県に来て、
転校して以来小学校中学校といじめられたのです。
新潟の田舎の小さな町では
学校の友達も家族みたいなもので
裏表もなく気をつかう事もなかった。
ところが、都会の(新潟の田舎に比べれば)子は
裏表がたくさんあって複雑で
気をつかうという意識のないわたしは入りこめない世界でした。
同じ転校生でも、愛知の町中から引っ越してきた子はすんなりなじんで
むしろ人気者でした。
わたしは、転校によってすっかり友達構築の機会を失敗し、
高校になるまで居場所がなくて
図書館に逃げ込むようにしていたのでした。
さて。
今回 友達は、
「のっちゃんが、中学時代に友達に本音を話すということがなかったというのを聞いて、
そんな人がいるんだとびっくりした。
自分は学校の友達と過ごすのが楽しかったから。
でも、娘は『学校の友達は気をつかってしまって疲れるからいやだ』と言っていて、
「そんなのカッコつけすぎなんじゃない?ありのままの自分を出しちゃえばいいのに」
と言ってしまうけれど、
のっちゃんの話を聞いたら、
うちの娘ものっちゃんと同じような気持ちなのかな?
「ありのままの自分を出しちゃえばいいのよ」って難しい事なんだろうか?
そんなご相談でした。
え~と。
わたしが思うに、
今のお嬢さんに『ありのままの自分を出しなさい』と言うのは
ご本人にはハードルの高い事だと思います(^^;
人にはタイプがあるんですよね。
わたしは素質論という統計学を学んだことがあるんだけれど、
例えば、物事をポジティブに考えると納得できるタイプと、
最悪の事態をちゃんと説明されると納得できるタイプがある。
例えば病院でガンの告知を受けたとする。
ある人は、「大丈夫ですよ。胃潰瘍です」と言われる方がいい。
本当のことを言われるとその事にショックが大きすぎて受け止められない。
でも、
ある人は、「がんなので余命3か月です。」と言われた方が
その事実に基づいて後悔のない時間の使い方ができると考える。
わたしも娘と同じように言い争ったことがあります。
今は成人している娘が、小学校中学年のころ。
彼女は土日とも家にいて遊びに行かない。
わたしは盛んに、
「遊ぶ約束してないの?友達の所に行ってみたら?」と毎度声をかけていたのです。
あまりにいつもそういうので娘がうんざりして
ある時にこう言われました。
「お母さんは友達といるのが楽しくて好きかもしれないけれど、
わたしは好きでもない人と遊ぶのはストレスなの。
うちにいてゆっくりしたり、自分が好きな事をしている方が好きなの。
お母さんとは違うんだから無理な事言わないで」
って。
ホントにおっしゃる通り(^^;
今、人のお話を聴く仕事をしていると、
自分と他人は違う価値観を持っている。
違っていてもOKなんだ。
そういう事が腑に落ちていないといい結果になりません。
みんな違ってみんないい
ホントにそうなんですよね。
でも、母子だと、
自分のお腹を痛めて産んだ子はつい、自分のコピーのような気分になって
他人には決して期待しないようなことを求めてしまう事が多い気がします。
わたし自身、今も、度々子どもに指摘され
苦笑します。
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