人はなぜ、生まれてくるのか?
こう言っては身も蓋もないが、
大自然が必要とするから命は生まれ、必要とされ無くなれば淘汰される。
自然は、命を軽んじることもなければ、尊ぶこともない。
一つ一つの細胞に役割があるのと同じように、一人ひとりの人間にも自然界で果たすべき役目がある。
その役目が本人が成すべき事と一致すれば幸せだし、そうでなければ苦労の多い人生になる。
自然界に生きるあらゆる命は自ら望んで生まれたのではなく、自然が必要としたから生み出したのだ。
自然界の都合で生まれたのだから、自然界にっとては役目があったとしても、
それが人間社会でどのような事をすればよいのかは、知る由もない。
だから人は、人間社会の中で、生まれてきた理由を自ら創り出すしかないのだ。
もし、命を生み出した大自然が自分に与えた役目を知ることができれば、
羅針盤を手に入れた人生行路は、幸せに生きるための最も確実な方法ではないのだろうか。
