ある日の飯島さんの講演での質疑応答より
（質問者）
「個人セッションとかワークショップで、
呼吸を使って変性意識に持っていってカウンセリングをする
セラピーをずっとやってたんです。
でも、この原理を知ってから、それが全く自分の中で
機能しなくなってしまったんで、やめてしまったんですね。
それと同時に、肝臓に手をかざすだけのヒーリングっていうのが、
ちょっと起きてきたんです。
自分はどこまで瞑想できてるかわからないんですけど、
この原理に従って、自分は神であるっていう意識でいると、
脳に圧がかかる感じが起きて、その状態で瞳を触ると、
なんか痛みが取れたりとか、楽になったりとか、
翌日すごい疲れるけど、そのあとはいいよってことがあったんです。
それで、今、この仕事を続けるか続けないかは、
わからないままでいるんですけど、どうですか？」
（飯島さん）
間違ってないですよ。
あなたのヒーリングっていうのは、人の体に触って治すことじゃなく、
「自分がゼロになっていく」ことなんです。あなたは、受信機なんです。
がんだろうとなんだろうと、病気の名称はどうでもいいです。
でも、その人はよくなりたいっていう希望をもっています。
病気を持っている人の、治したいっていう気持ちの状態では、
病気は絶対治りません。
だから、それを補っていくのが、ヒーリングなんです。
ヒーリングをする自分は、治そうとしないことです。
なぜなら、自らは受信機だからです。無を貫くんです。
自分がその人を治すんじゃないんですね。
治す気持ちもなければ、何にも考えない。
よくしようとも思わない。
ただ、手を当てるだけです。
無心になることが大切です。
自分が手を当てて無心になっていくと、無心の世界から、
治そうとする吸引があるんです。吸引と放出という現象があって、
放出では治らないけど、吸引にすると治るんです。
だから、「治したい」っていう意識では絶対治らないけど
、無心を貫いた状態で、サイクルが吸引に変わるんですよ。
治したいという意識は、放出化しちゃうんですね。
しかし、自分が無であれば「治したい」という意識が、
吸引化に変換するんです。そして、治したいという意識が
吸引化された結果として、この人は楽になるんです。
これを、ヒーリングって言うんです。
ヒーリングっていうのは治そうとする力じゃなくて、
本人が無に持っていく力なんです。水晶パワーとか物質的なものは、
全くとは言わないけれど、非常に効果が低いんですね。
本来は、本人が無になってしまえば、直接自分で治すことが
できるんだけど、それができないから代わりに私が無になって、
無である私を通して、エネルギーを充電するんです。簡単に言うと、
エネルギーの充電器ですね。
（質問者）
「意識が変わってからは、もちろん治そうとか思わないんですね。だから、逆にこの仕事を続けていいのかなっていう不安が・・・」
（飯島さん）
自分の欲望がなければ、悪くはないです。そ
こをしっかり相手に伝えていけるならば、素晴らしいです。
ただ、「私があなたを治したのよ！」ってあなたが思った時、
あなたに大きな害がでてしまいます。
だから、「あなたの意識が安定しないから、私が代替えになって受信しました。」
という気持ちだったら、あなたの意識はどんどんでかくなります。
（質問者）
「それを伝えていけばいいんですか？」
（飯島さん）
「あなたが無になれば、そのままにして変換なんだよ。
でも、あなたは今はそれができないから、できるまでは私が受信機になるよ。」
って、それを伝えていけばいいと思います。
「そろそろ私が受信しなくても、自分でエンジンかけてやってみたら？」って
いうくらいのものですね。
楽になったってことを実感してるんだったら、自分でできるか
やってみなさいということを伝えていったときに、
あなたはヒーリングの神髄を理解するし、エネルギーは
ものすごく拡大化していきます。
これを、天の道って言うんです。
電気もバッテリーの充電器も、圧をあげているだけなんです。
バッテリーにつないで圧が上がると、充電しますね。
ヒーリングも同じで、充電なんです。
圧を上げるには、電気の場合はボルトをあげていくんだけど、
人間の充電はどうやって圧を上げるかっていうと、
「無心になること」です。これが、最大の圧です。
無の力、これ以上の圧はないです。
「あなたを治してあげたい！」っていう思いは、
あなたからエネルギーが抜かれてしまいます。
相手は治るけど、あなたがまいっちゃいます。
だから、ヒーラーに長生きした人は、まずいないんです。
エネルギーを抜かれて、みんな歳をとっていきます。
でも、本当のヒーラーは、エネルギーが入ってくるから、
やればやるほど若返っていくんですよ。泥棒みたいな商売だね（笑）。