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スモールカンパニー 加速経営塾 原田将司

リソースアクティベーション株式会社(経営コンサルティング会社)
株式会社ことぷろ(電子機器・システム開発会社)
両社の代表取締役。
【著書】
『スモールカンパニー 本気の経営加速ノート』
『スモールカンパニー 最速のブルー・オーシャン戦略』

私たちスモールカンパニーが誕生してから終わりを迎えるまでの3つのステージを要約して全体像を再確認しておきたいと思います。

 


ステージ1)入口:起業(創業)

何かを実現したくて起業!というよりは、転職・再就職を諦めて生活費を稼ぐため、生きるのびるために起業するケースが圧倒的に多い・・・が、それで良い。
理念やビジョンは後付けでも問題なし。
まずは商品づくりと顧客開拓で損益分岐点を目指すことになる。

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ステージ2)成長(拡大)or停滞(縮小)

とにかく、やり続けるしかない。潰れないために、成長するしかない。
暗中模索、試行錯誤の連続。
よく勉強して社長自身が成長する会社は「753の壁」を乗り越えて安定・成長へと向かう。

創業から3年:営業の壁、5年:組織の壁、7年:戦略の壁が立ちはだかる・・・
 

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ステージ3)出口:事業承継(上場・売却)or廃業(倒産)

→ほとんどの会社は倒産する!
創業から3年以内に約半分の会社は消えていく・・・
10年目の生存率は約3割。30年生き延びる会社は1割以下しかない。

成長して、安定基盤を強固にできた会社だけが、築き上げたものを次世代へ託すことができる!

まさに自然の摂理と同じ。生き延びたものだけが子孫を残す。

ちなみに、創業から上場までの平均期間は約10年~15年、売却(承継)の場合は約25年~30年超かかるのが一般的。
事業承継は「人生の時間切れ」に間に合うかどうかが勝負の分かれ目になる。



 


私たちスモールカンパニーが生き延びるために大切な基本姿勢は
『拡大ではなく継続。成長より繁栄。』です。

この意味は、事業を大きくすることよりも、続けることの方が大事であり、一時的な収益アップよりも、持続的な収益環境を整えることの方が大切ということです。

この基本姿勢を忘れずに、我が社の一生(3つのステージ)を心豊かに駆け抜けて参りましょう。