今の職場で自分のあらゆる能力の不足さを痛感することが多い。
長距離を走るときのペースメーカーの重要性は大勢の人が認めるところではあるが、そのペースメーカーが不在の仕事というのは、新卒で入る会社の次以降は、実は誰もが多少なりとも通過するポイントなのかもしれない。
新しい環境では吸収すべきところは多い。これは非常に幸運なことだ。なかなかそういった環境に入り込めるものではない。つまり、そこは現在の自分がいる地点よりも上の地点の環境だということを意味するのだから。しかしながら、その条件として、多方面にわたり、優先順位をつけて取りかからないと、効率を損ねるばかりか、取り残され、上司や同僚たちからも信頼を失いかねない。
当たり前だが、超一流の人とは、その仕事のクオリティとスピードに、愕然とするほどの差がある。あまりの差に本当に愕然とする。赤子も同然なのだ。
「必ず追いつくので待ってて欲しい」という気合いを仕事でデモンストレーションしてゆく。不足しているものを同時にフォローアップできればいいが、そうもいかないので、実践の現場では可能な限りマルチにスキルを伸ばしつつも、業務時間外では一点のスキルを狙って習熟を目指し、虎視眈々と、より大きなチャンスを待つ。常に最短・最速を狙う。
当たり前のことであるが、僕のようにオフローダー人生を送りたい人間にとって、周囲のペースに合わせることはもはや関係なく、自分のペースしかないのであって、日々の自分のメンテナンスや振り返りが本当に大事である。もっとも、これらは多くは精神面の話で。
まだまだだけれど、今会得すべきはそこにある。