10月26日、成田空港にて。雑感。
日本が「失われた20年」に突入していると言われている昨今、他の先進諸国も経済成長が失速し、各国がゼロ金利政策をとり、一斉にジャパニゼーションが始まってきている。
いまこそ世界同時に、生き方の変容が求められている。
大きなシステムに身を委ね、服従する時代はもう終わったし、心理的なひと時の虚構の心地よさを与えてくれるブランドやファッションだけでは豊かになれないことを、それまでブランド消費額世界一だった、多くの日本人が悟った。
何にお金を使ったら気持ちよくなれるのか、楽しくなれるのか、迷っている上に、給与が伸びなく、税金も変わらず取られるし、世の中物騒だし、取り敢えず貯金、ってことでお金が循環しない。
一部の人々はうっすらわかり出してきているのではないか。与えられたものに満足仕切るという肩身の狭い生き方や、今見えている幸せを胸に抱いてこじんまりとやり過ごす日々では、長い人生やり切れないということを。
僕は今の時代を生きるにあたって、以下のことを守ると、心にきめている。
【徹底的に己と向き合うこと】
個人で、意思を育み、行動を起こし、感じ、楽しむ。すると勝手に、広まるのだ。
例えば思い切って好きなことしかやらない。一見、了見の狭い人間となりそうだか、己の理想や願望をクリアにしてあげて、まず自身の心が満たされれば、他人への想像力も湧き、寛容になるというものだ。順番を間違ってはいけなき。
【捨てること】
個人が心を豊かにすることにおいて、所有などは必ずしも必要ではないと若者は最早信じ切っているふしがある。
物理の法則通り、何かを持つと、何かを持てなくなるのだ。何かに行き詰まったり、変われない自分に苛立つのだったら、まず何を捨てることだ。モノ、習慣、交友関係。ストックを減らし、フローを良くする。
【情報スリム】
情報はカロリーと同じ。不足だから摂取する。不足でなければ摂取しない。運動しないくせに、やたら情報を取ろうとするやつがいる。情報デブ。極端な話、困っていなければ情報なんて要らない。
現代人がとれだけ情報に左右された時間を過ごし、情報を得るために時間とお金を使って努力しているか。いかに情報を持たなくしながらにして、目的を達成できるか、が今後の人類の課題かもしれない。
【個人のつながり】
政治や役所が世の中を動かす時代は既に終わりを告げた。確かに彼らが社会を動かす大きなスイッチを持っている。しかし、本当に思い腰を動かすのは、ムーブメントができ、じっくり効果が検証されたものだけだ。だから、彼らとつるんでいても、新しいことはできない。
僕は、世の中の情熱に満ちた個人の繋がりで、世の中のためのプロジェクトを立ち上げて、人生をかけて推進してゆきたいとおもっている。そして、それができつつある今に、感謝しかない。
僕にも他に家族の問題とか、色々あるのだが、それしかないと思っているし、何より、僕にとって一番楽しい道なのだし、覚悟してやっていくしかない。と思うのだ。