自分の育て方(5) 軸の整理_3 | 1丁目住人のブログ

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ただ従順に自分の心に従って行動をし続けること。それだけでは不十分ではないかと前回の投稿で書きました。それはどういうことか少し書いてゆきたいと思います。

この時点では、その先に大きなビジョンがあろうがまだなかろうが、各自が自分の素直な気持ちから涌き上がった行動の種を蒔いていると思います。人間、成長すると視点がレベルアップして新たな価値に気づいたり、新しい魅力的な選択肢を学んでしまう訳です。そうやって新たな選択肢をどんどんやるのもいいでしょうし、素晴らしいことだと思います。

でもここで一度、その時々のベストな選択を目指してゆくために、冷静になって軸を整理する時間を取った方が良いと思うのです。

逆のフェーズでも言えることです。成長しているときではなく、停滞してしまっている時にも必要になるでしょう。なぜならば、このブログで述べている”自分の心の満足を中心に人生設計する”場合、気をつけなければいけないことは、その心の持つ特性、”不安定さ”であるからです。その”不安定さ”は、色んなシーンで現れます。

 ・Aという選択肢を選んでやっていたがまた新たに魅力的なBが出てきた、どうしよう
 ・昨年、Aという選択肢を選んでやってきたが、このごろモチベーションが上がらない
 ・色々チャレンジしようとがんばるけど何をやってもすぐ飽きてしまう
 ・いいなあと思うレベルのものは結構あるが、ピンとくるレベルはない

心はもともと移ろいやすく、弱いものだと思います。しかしながら、彼ら(心)しか、僕たちの”満足”を知らないのです。「軸を整理してあげる」とは、「自分を理解してあげる」とも意味が近いかもしれません。移ろいやすい心を責めてはいけません。それは事実でありシグナルであるのです。きちんと理解してあげ、その上でベストだと思った選択肢を選ぶべきだと思うのです。

自分と向き合うというのは徹底的に個人的な作業です。今まで他人や誰かの価値観に従って生きていた人にとってはとても辛いかもしれませんが、これをし続けない限り独立独歩はないのでしょう。そして、日本のほとんどの人がそういった人生を歩んでいない、と僕は見ています。

まあ、ここについては日々僕も奮闘中ですが、次回の投稿では、具体例を挙げてもう少し深く考察したいと思います。