前回の投稿で、自分で自分を育てなくては誰も幸せを保証してくれないという内容を書きました。
ここで書きたいのは、まず、どうやって自分の満足をしるのか?です。これは意外にも結構多くの人が直面する最初の課題であると思います。おそらく、日本人にとっては、”自分の満足の状態”がはっきりしなかったりすることが多いのだと思います。僕は、その多くの理由は、横並び思想から脱却できず、個人単位での幸せが考えたこともなく、よくわからないというものだと思います。当然ですが、この価値観には一長一短があり、それ自身をどうこう言うつもりはありません。ただし、こと個人の満足や幸福を追求するにあたって、大きな障害となるということなのです。
ここで一度話は少し逸れますが、きっと、多くの世界の人たちは、日本人の旅行者の印象は、世間知らずのうぶ(ガードが甘くすぐだまされる)で勤勉、お金持ち。というものだと思います。どこに行っても、悪い印象はありません。むしろ沢山お金を落としてくれてありがとう、や、日本人だから沢山金をふんだくってやろうと思っている人たちも沢山いることだろうと思います。
これはどういうことかというと、自分の主義主張を通して自己の利益を守り抜くのではなく、協調を乱して独自に行動することは品行が悪いことだ、相手を優先させることが美徳だ、そういった根強い旧来の倫理観が残っていることに由来しているのだとおもいます。それが世界との接点(日本人がマイノリティになる旅行)で顕著にでるのだとおもいます。そしてそれこそが、これからの世界で、自分で自分を育てる最初の一歩を遠ざけ、旧来の価値観から抜け出す足を引っ張っているのだと僕は思います。
ここでもう一回話を海外旅行の話に逸らして、お隣の韓国人や中国人の旅行者に対する各国の評判はどうか?に触れてみたいと思います。僕の実感だと、多くのバックパッカーやホテル関係者、タクシードライバーが嫌っています。なぜか?と聞くと、彼らの多くの人は自己の利益のことしか考えず、旅行先の国民が自分たちより下であると見定めると、見下した態度を取るとのことなのです。これはこれで問題があると思います。すべからく、多くの国の人たちが行っているので、本当に一部の国際的で優秀な韓国人・中国人以外はそういうタイプが多いのはないでしょうか。きっと彼らは、今の成長エンジンが日本のように止まってしまったときに直面する、日本人とはまた別の壁がこれからあるのだろうと思います。以上、ここは蛇足でした。
次回の投稿では、もう一段階ブレイクダウンして、「旧来の価値観から抜け出す方法」について触れてみたいと思います。
【まとめ】
・自分で自分を育てるためにまず自分の満足を知ることである
・そのときに、多くの日本人が直面する壁は、旧来の日本の”横並び成長を目指す高い倫理観”の価値観からなかなか抜け出せないことだ
・日本人がこの壁を乗り越えるにはどうしたらいいのか?(これは次の投稿)