真実を報道する世界で唯一のメディアとも言われる 『 月刊ムー 』 の 2016年10月号が発売されたので、さっそく書店で購入してきました。
ムー201610
月刊『 ムー 』 2016年10月号

 第 22 回となる魂活道場ではザ・ 《 シンギング・ボウル 》 ということで、背面をお願いするあたりがなんとも 《 なめ子流 》 な感じで、いいです。ただ、背中の凝りは、シンギング・ボウルよりも、通販などで売っているハンド・マッサージャーか何かを当ててもらった方がよりほぐれるのではないかと思わなくもないのですが、なめ子さんが癒されたのならば何よりです。

 とりあえずはなめ子さんが癒されたらしいのを確認した後で、せっかく購入したので、パラパラと 『ムー』 をめくってみると巻頭は、宇佐和通さんとおっしゃるライターさんの二本のカラー・レポートで飾られていたようで、その内の一本は 《 スピリチュアル・レポート 》 と題して、MUTubeなどでも紹介されていた奇跡の UFO コンタクティ、庄司哲朗さんが紹介されていました。

庄司哲朗ピー
奇跡の UFO コンタクティ改め庄司哲朗 容疑者
月刊ムー 2016年10月号 p.7.より
(コピペ引用にあたり一部加工させていただいています)

2017年7月10日 追記
……、ご本人は、事件は仕組まれたもので、尿検査の陽性反応は第三者に本人が知らない間にお茶に覚醒剤を混入されたものが検出されたものであり、その後の捜査や取り調べは、麻取のデッチアゲで、冤罪を主張されているようです。恐ろしい事です。これも真実を報道し続けた 『 月刊ムー 』 をつぶすためのイルミナティによる陰謀だったのでしょうか?
 2017年7月10日にご本人が無実と冤罪を主張されている事を知りましたので、その旨を追記しておきます。

 ムー民やムーチューバーには、UFO 出現率 100 パーセントの男として知られている奇跡の UFO コンタクティ庄司哲朗さんの、 UFO ネタとは別な不思議ネタを取材した記事が巻頭カラーで紹介されているわけなのですが、肝心の庄司哲朗さんは、今号が発売される直前の2016 年 8 月25 日に、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で俳優・庄司哲朗(49)として逮捕されてしまいました。

 そんなわけで、この記事は、放送事故ものな巻頭カラーとも言うべきところのものなわけではありますが、その ( 逮捕に伴う関連報道の ) おかげで、ムー・チューバーからは半信半疑の目で見られていた小倉智昭さんとの親密な関係やビーバップ俳優としての経歴などの信憑性が確証されたと言えなくもありません。

 庄司容疑者の逮捕が、記事掲載誌発売日のわずか二週間前とあっては、さすがに記事の訂正や修正・差し替えなど施しようもなかったという事らしいものの、しかしどうせなら、四ページぶち抜きで白塗りページにでもして伝説の神号にしてほしかった気もします。

 まぁ、学研という正規な会社に雇用される身のまっとうな社会人であるサラリーマンに、そこまで期待するのは酷というものではありましょうが。

 それにしても、・・・、これはもしかして、真実を報道し続けるメディア 『 月刊ムー 』 に対するメーソンかイルミあたりの闇の勢力による陰謀なのでしょうか?

 まぁ、事態の発覚がムーと親密な関係にある夢源樹さん主催の庄司イベントの開催前で、不幸中の幸いであった、と言うべきところなのではありましょう。

 ちなみに、記事の中に出てきたジプシー・キングスの 『 インスピレイション 』 ってのはこんな曲です。

Inspiration - Gipsy Kings

 いやいや、なんでこのような曲が時代劇に使用されていたのかよくわかりませんがいい曲で癒されます。なんかダウナーな感じは否めませんが。

 それより何より、今月号のムーで重要な点は総力特集であります。

 今月号の総力特集ではいわゆる願望達成術とでもいったような類の元祖的なものとも言える 《 マーフィーの成功法則 》 そのものが紹介されています。

 これはある意味ちょっとした新機軸とも言え、従来的なムーの記事であれば、このようなタイプのものは、例えば藤本憲幸さんあたりの想念術などのような形で紹介されるところなのではないかなどとも思われるのですが、今回はそのものズバリの本家本元が紹介されています。

 ただ、それよりも、私が驚かされたのは、パラパラと頁をめくっていてかの渡部昇一上智大学名誉教授のお写真が掲載されていたのが目についた事でありました。

 なぜに 『 ムー 』 の記事に渡部昇一さんのお写真が掲載されているのか、不審に思って記事を読んでまたまた、え~、と声を挙げて椅子から転げ落ちてしまいました。

 《 マーフィーの成功法則 》 として紹介されているジョセフ・マーフィーの 《 マーフィー理論 》 を日本に紹介した最初期の著作として知られる一冊に 『 眠りながら成功する 』 という著作があり、今月号の総力特集においても当然のことながらそれについても紹介されているわけなのですが、実はその本を日本語に翻訳された方が、なにあろう、渡部昇一先生だった、というのですね。

眠りながら成功する
『 眠りながら成功する ●自己暗示と潜在意識の活用 』
( 押入れの奥をかき分け発掘してきました )


 ……、知りませんでした、まったく。

 さすがは真実を報道する世界で唯一のメディアと呼ばれるだけの事はあります、なんでムーはそんな事まで知ってるんだか。

 渡部昇一さんと言えば、日本的な雇用慣行として当時から喧伝されていた終身雇用制について、すでに 1980 年代の初頭にはその崩壊を予言していた事でも知られ、ハマトンの 『 知的生活 』 という著作を翻訳して真のインテリゲツィアのあるべきライフ・スタイルを提示された知者として知られる方であります。

 あの 『 眠りながら成功する 』 の訳者としてクレジットされていた大島という名前が渡部昇一さんのペンネームであったと知っていれば ( 当時は明治大学の講師だったんですね ) 、そして、もう少し真面目に 『 眠りながら成功する 』 を精読の上にも熟読を重ねて実践していたならば、私も今頃はプール付きの豪邸に住み、純白のメルセデスの助手席に最高の女を乗せてドライヴを楽しむような日々を送っていたのかもしれません……。

 まったくもって悔やまれます。

 『 ムー 』 の総力特集の記事では、まさに 《 マーフィー理論 》 に基づく 《 マーフィーの成功法則 》 を実践して成功者となった渡部昇一先生の書斎のお写真なども掲載され、ムー民読者の欲望をガツンガツンに刺激してきます。

 そんな総力特集に加えて、アスカリアン待望の飛鳥漫画の別冊付録に、大宮司郎さん監修の 《 霊符 》 の付録までついてくるという、なんとも、盛りだくさんでてんこ盛りな 『 月刊ムー 』 の 2016 年 10 月号は、ただいま大絶賛発売中であります。

追伸

いよいよ、ヨベル・イヤーの期限となる 2016 年 9 月 13 日を迎えましたが、……、どうなるんでしょうね?