さて、時は七月も末、夏の陽射しも盛りを迎えつつある今日この頃、実話系ホラー漫画雑誌業界のリーディング・マガジンとも言うべき 『 HONKOWA 』 は、今回も無事発売されました。
まさに吉祥というべきところでもあり、ここで触れたいことも多々あるのではありますが、 『 HONKOWA 』 ネタには粘着なアンチもいるようなのでその話題は軽くスルーして （ 但し今号には久々にかやちゃんが登場していますので、必買いとだけは言っておきます ） 、ちょっとななめな方向から実話系ホラー漫画ネタを攻めてみることにしましょう。
賢明なこのブログの読者の方におかれましては、 《 多怪書房 》 という謎の組織から 《 ひぐかんＺ 》 というコード・ネームとともに、全国各地の不思議情報を集める 《 不思議の旅 》 というインポシブルなミッションを与えられ、見事それを完遂したとして知られているひぐらしカンナさんという女性漫画家さんのことをご記憶でありましょうか。
彼女については、以前に当ブログでも 《 『 とんでも不思議 Ｗatcher ① 』 発売中！ 》 というエントリーにおいて一度ご紹介させていただいた事もあるのですが、彼女はその後プライベートにおいても巫女となって神社に奉仕するようにもなり、さらなる不思議の道を突き進んでおられたようなのであります。そんな彼女の近況というか、彼女が奉仕している神社で体験されたという、まさに 《 HONKOWA 》 ばりとも、あるいは 《 心霊事件簿 》 なみとも言うべき体験談が、極秘レポートとしてまとめられ発表されています。
それが、こちら……。
『 増刊 本当にあった愉快な話 激ヤバ恐怖スペシャル 』
（ 『 漫画パチンコ 777 』2015 年 9 月増刊号 ）
上の雑誌は、闇の世界を探求する研究者たちが 《 株式会社 竹書房 》 という世を忍ぶ仮の組織を結成した上で、謎の漫画雑誌 『 漫画パチンコ 777 』 の増刊号という世を忍ぶ仮の姿をとって通称 （ 自称 ） 『
同書の巻頭において 「 怪談 WAITING BAR 黄泉のカクテル 特別編 」 と銘打ってひぐらしさんが発表された 「 謎の行者 vs 陰陽師 呪術対決 」 というレポート、作品によると、ある日ひぐらしさんがご奉仕する神社に、日本にもうすぐ大難がくるというお告げと、それを回避するためにそのひぐらしさんがご奉仕している某神社に眠っている神物○○をもらい受けてこいという神のお告げを受けた、という修験者風の行者がやってきた、という事であります。
まぁ、当然のことながら、そんなワケのわからない輩に神社に眠る神物を渡すわけなどもなく、穏便にお断りしたところ、その行者が呪詛をかけてきた、ということで、それに対抗すべくひぐらしさんは 《 みちのく陰陽師 》 の九頭龍太道さんに連絡をとって行者の呪詛をかえしてもらった、という事件の顛末が、漫画という世を忍ぶ仮の姿をとって簡にして要を得た形で報告されているわけであります。
これは、わずか 18 ページ （ 内カラー 4 ページ ） の小品ではあるものの、内容的にはかなり濃い作品となっていて、実は、その行者が用いた呪詛というものが、伝説の霊獣ともいうべき 《
これらの冊子は闇の世界の専門研究者向けに発行されているため （ 
） 、私たちのような一般人にはなかなか入手しずらいところもあるのですが、業界内のディープスロートによってその一部がコンビニにも