さて、朝日新聞 ( 2014 年 1 月 31 日付夕刊 ) などの報道によると、一般に吉祥寺として知られている街にあり、東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる都立 《 井の頭恩賜公園 》 の 《 井の頭池 》 において、さる 2014 年 1 月 18 日から “ 外来生物の駆除と水質浄化の目的 ” のもと 《 かいぼり ( 掻い掘り ) 》 と呼ばれる池の水抜き作業がはじめられていて、水の抜かれた池の底からは自転車にスクーター、買い物カート等々様々な埋蔵品がその醜悪な姿を現しているという事であります。
朝日新聞の記事によると、井の頭池というのは弁天・ボート・ひょうたん・お茶の水という四つの池の総称としてそのように呼ばれているという事らしく ( Wiki の記事によれば、 “ お茶の水 ” は池というよりはただの湧き水の湧き出し口にしか見えませんが ) 、その中から今回は護岸保護という名目で弁天池の掻い掘りはなされずに、弁天池を除いた残り三つの池でのみ掻い掘りが実施され、それらの掻い掘りされた池で捕獲された生命体のうち在来種のみは水を残した弁天池に放生されるという事です。
ちなみに、読売新聞の 2014 年 1 月 31 日付朝刊 ( 多摩地域版 ) にも同じ作業を報じる記事が掲載されていたのですが、そちらでは、 “ 再生事業によって水位が下がった ” ということで、いったいなんの 《 再生事業 》 なのかまでは書かれておら ず、朝日新聞の記事を読んでいなければ読み飛ばしていたところでありましょう。
いずれにしろ、朝日新聞の記事によれば、この作業はしばらく続けられ、 3 月あたりまでは池の水を抜いたままにして池の底を天日干しする事によって池の底を植物プランクトンが育ちにくい土にする予定だという事なわけであります。
この今まさに掻い掘りの真っ最中にある井の頭池を擁する井の頭公園は東京都内の西寄りの地域にあって、最寄駅の吉祥寺は新宿から J R 中央線の快速で西に 5 駅約 20 分、渋谷からなら私鉄の京王井の頭線の急行で 4 駅約 24 分と交通至便にして、若者にも人気のエリアであります。
水抜きによる浄化作業が始まったという井の頭恩賜公園の井の頭池は吉祥寺駅の南側エリアにあって、一般的には神田川の水源として知られるとともに、アベックで訪れると必ず破局の運命をたどるという都市伝説で知られた井の頭辨財天 ( 井の頭弁天 ) さんなどがお祀りされているところから、オカルト・マニアにとっても有名なスポットとして知られています。
弁天様というのは、もとは河川の水の流れを神格化した女神であるサラスヴァティというインドの女神様に由来していて、これが仏教に取り入れられる事によって日本に伝来したところの仏教パンテオンに属する
現在の日本では一般に弁天様というと、 《 七福神 》 と呼ばれるおめでたいユニットに紅一点として加わっている一面二臂で琵琶を弾ずる姿の女神様がイメージされるのかとも思いますが、このような姿で顕現される弁天様はマニア的には妙音天ともいい ( 他にも大辯才功徳天だのといった異称も様々にあります ) 、これは 『 大日経 』 という密教テキストに基づく 《 胎蔵曼荼羅 ( 外金剛部院 ) 》 に描かれているお姿で、この系統の弁天様としては江の島にお祀りされている 《 裸弁天 》 様などがつと に知られているところでありましょう ( タイプA ) 。
一方、そんなたおやかなお姿の弁天様に対して、一面ながらも八臂を持ち、そのそれぞれに様々な武器を執るお姿を示す八臂辯才天が 『 金光明最勝王経 』 というお経の 「 大辯才天女品 」 に説かれるところの弁天様とされています ( タイプB ) 。
これらのお二方の弁天様は、どちらも智慧と弁才を司る尊格であって、特に妙音天さまは芸術に関しても多大なお働きをなされる女神さまとして知られています。
ところが、ここで話が少しややこしくなってもしまうのですが、一面八臂の弁天様が、その頭上に人面蛇身の老翁を載せたお姿を示される場合があって、これは弁天様が財を司るとされる宇賀神様を取り込んだお姿であるとともに、『 佛説即身貧転福徳円満宇賀神将菩薩白蛇示現三日成就経 』 というテルマに説かれる、哀しきワープア ( 働いても働いても決して生活が楽になることのないワーキング・プアーなライフ・スタイルを余儀なくされているセンダラな椰子 ) をしてたったの三日でセレブ・ライフを満喫できるだけの巨万の富を得さしめてくださるという伝説の秘法 《 弁財天三日成就法 》 の本尊とされる方になります ( タイプ C) 。
つまり、単純に 《 弁天様 》 と言っても、マニアックに分類するとおもに以下の三つのタイプがあるというわけであります。
- 妙音天 ( 二臂辯才天 ) …一面二臂で琵琶を弾き、学問・技芸を司る。
- 辯才天 ( 八臂辯才天 ) …一面八臂で多種の武具を執り、智慧を司る。
- 辨財天 ( 宇賀辨財天 ) …一面八臂で頭頂に宇賀神を頂き、財を司る。
サラスヴァティを起源とする弁天様としては 1 と 2 が本来のものなわけですが、それが本邦に伝来してからより強力に財を司るためから宇賀神様と習合し、その事によって新しく生まれたお姿が 3 の宇賀辨財天さまという事になります。
それでは、井の頭池においてお祀りされている弁天様はいったいどんな弁天様という事になるのかと言うと、井の頭池で弁天様をお祀りしている井の頭弁財天堂さまの公式ホー ムページ によると、そもそも “ 井の頭弁財天は、天慶年間 ( 938 年‐946 年 ) に関東源氏の祖・源経基が、伝教大師の延暦 8 年 ( 789 ) 作という弁財天女像をこの地に安置したのが始まり ” であるとされ、ここにはあの伝教大師 最澄さん作として伝承される弁財天さんがお祀りされていて、そのお姿は二臂の妙音辯才天ではなく、一面八臂で頭頂に人面蛇身の老翁像と鳥居を頂くお姿の 《 宇賀辨財天 》 様であるという事であります。
ただ、この貴重な井の頭弁財天さんは普段は秘仏という事で、なかなかそのお姿を拝む機会はないようであるのが、残念なところではありましょうか ( 巳年にご開帳があるとの事ですが ) 。
この弁天様が 《 宇賀辨財天 》 であることの証に、この井の頭弁財天として知られる弁天様をお祀りした弁天堂の対面にある赤い手すりの階段を上ったところ、井の頭弁財天弁天堂の別当寺になる天台宗明静山圓光院大盛寺さん( 所属宗派の寺院紹介ページは → こちら )の本堂 ( ? ) 手前に、宇賀辨財天さまの頭頂部に載って人面蛇身の尊容を示されている 《 宇賀神 》 様の石像がお祀りされているのを確認する事ができたりもします。
このように、井の頭池の弁天堂にお祀りされている弁天様は財を司られる宇賀神さまをその頭頂にパイルダー・オンされた八臂宇賀辨財天さまという事になり、この方をご本尊として必殺の 《 貧転咒 》 を念誦するならば、決定してワープア・ライフを転 じてセレブへと転生し、カプチーノを片手にはるか下界の有象無象なる衆生らを見下ろしつつ広大無辺なる菩提心に突き動かされて蜘蛛の糸を垂れんとする、そんな日々も夢ではなくなるのであります。
ちなみに、ホラー漫画の帝王と呼ばれる事もある永久保さんが、実話系ホラーコミック主要三誌にそれぞれ連載されている中で主力級とも言える 『 HONKOWA 』 連載の 「 霊験修法曼荼羅 」 ( マニアの間では 《 オカルト僧熱血慈童物語 》 などと呼ばれる事もありますが、そ ) の中で主人公の慈童さんが宗派の修行専門道場らしい本山学園なるところで出会ったという “ 変わった方 ” ( 第二巻 p.184. ) すなわち “
これはまさに井の頭にお祀りされている宇賀神様のお姿そのもにほかならず、出家得度して加行 ( 四度加行 ) を成満し伝授を受けた阿闍梨さまたちの間では、こんなジジイの頭に日本酒をぶっかけてご祈祷を繰り返すという秘法が伝承されているわけであります。
そんな日々をしばらく送っていると、日本酒は不味く感じるようになって飲めなくなるらしいのですが、ビールにワイン、ブランデー、ウォッカ、スコッチ、バーボンと日本酒以外にも様々なアルコールが手軽に手に入る現代日本においては、阿闍梨さまの酒浸りな飲酒三昧の日々にストップをかける効果はなくなってしまっていて、せっかくの宇賀神様のご配慮も水の泡となってしまっているのが現代とも申せましょう。
それはともかく、そんな酒浸りの日々……、ではなくて、浴酒供の日々を過ごすとこんなんなってしまう方もおられるようで……。
上の画像は、慈童さんが本山学園で目撃された宇賀神行者候補生の尼さんのお姿なのですが、もうすっかり取り憑かれている……、のではなくてしっかりとご守護されているようであります。
不淫戒 ( sex はなんであれしてはいけないという戒 ) を受けつつも祇園に吉原さらには自宅で sex 三昧の日々を送って子作りに励み、時には “ 日本酒は私にとって命の水 ” ( 第一巻 p.113. ) とまで豪語するアルコール・ドランカーな日々を送られている阿闍梨まで現れるボンサン業界の住人とは異なり、私は不飲酒の戒めのある在家の卑しい身ですので、とてもとても浴酒供などに携わる機会はありませんが、そんな在家の者に対しても宇賀辨財天さまは慈悲を垂れ給う事を拒む事なく 《 三日成就法 》 という貧転の秘法をお与えになったのであります。
閑話休題。戦後日本社会の根幹を構成していた中流階層の殲滅を目的として発案されたコード・ネーム 《 グローバル・スタンダード年次要求 》 という米帝エスタブリッシュメントによる日本人民の富の収奪を目的とした極秘作戦の指揮を米帝の傀儡として執り、この日本においてかつてないほどの格差社会を実現せしめた小泉ポチ純一郎が、細川という使い古しの抜け殻老人形をさらなる傀儡として傀儡師の如くに操り、いま再び日本人民の富を闇の勢力のもとに収奪せんと蠢動をはじめた今日この頃、貧転の秘法をその本領とする宇賀辨財天様がおわされる井の頭池の浄化はぜひとも必要なことなのかもしれません。
実は、井の頭池にはこの 《 宇賀神 》 様がたまにそのお姿を影向される事などもあるらしく、もうすでに前世紀のことになってはしまうものの、老舗の某心霊写真 ご神霊の写真とその検証記事が掲載された事などもあるようです。
それは今を去ること約四半世紀前の 1988 年の事、ある若者がたまたま井の頭池を撮影したところ湖面に不可思議な童女の姿が映し出されていたという事で、それに不安を感じた撮影者が
ところで、読売新聞の記事によれば、実に奇遇なことに、この 《 宇賀神 》 様のご神影が撮影されるという瑞祥のあった直前の 1987 年にも、この井の頭池の底のヘドロを取り除く作業が行われていたということであります。
そして、一般に 1985 年のプラザ合意に胚胎するとされるバブル景気がその兆しを見せ始めるのが 1987 年前後とされ、そのバブル発動の時期と、池の底のヘドロの除去作業による井の頭池の浄化と井の頭池に住まわれる宇賀神様の影向の時期とがみごとに 符号しているのを今の私たちは知る事が出来るのであり、さらには、その事によって私たちは、ある可能性へとたどり着くことにもなります。
そう、今回の何かの再生事業であるらしいこの 《 かいぼり 》 は、井の頭池に堆積した穢れを浄化してその事によって井の頭池に住まわれる 《 宇賀神 》 様の神威を発揚し、もって日本経済の復興を遂げん……とする壮大なるヴィジョンのもとに一部勢力によって画策された霊的国防のシナリオの一部なのではないか、という可能性であります。
日本をはじめとした諸外国の領土・領海に対する野心をむき出しにした中華帝国が公船による日本の領海に対する侵犯を頻発させた上で、国際的な常識を無視して唐突に防空識別圏を日本の核心的利益に属する日本固有の領土である尖閣諸島周辺にまで設定すると いう国際環境のもと、米国内における媚中派の筆頭とも言うべきケリー米国務長官率いるパンダ・ハガーたちによる米中二強による太平洋の分割統治という悪魔のシナリオがちゃくちゃくと進められている中で、今まさに国防の危機に瀕しているわが日本とって何 よりも急務とすべきなのは、その失われた経済活力の復興なのであり、そのための秘策・秘法が、今回の井の頭池の浄化作業によって発動された、と裏社会では噂されている今日この頃、なのであります。
まぁ、そんなきな臭い話はほどほどにするとして、冒頭に触れた再生事業による水抜き作業でありますが、この作業によってこれまで池に不法投棄されたと思われる自転車やバイクなどが 200 ~ 250 台ほど
朝日新聞によれば、今後も井の頭公園の開園 100 周年となる 2017 年にむけて、 2015 年度と 2017 年度にも同様の事業を実施する予定だという事のようであります。
ちなみに、読売新聞の記事ではいきなりなんの説明もないままにただ “ 再生事業 ” としか記されていなかったのですが、ネットで諸々検索してみたところ、大正 6 ( 1917 ) 年 5 月に井の頭恩賜公園が開園してから平成 29 ( 2017 ) 年の 5 月でめでたくも開園 100 周年を迎えるという事で、その 《 井の頭恩賜公園 100 周年 》 に向けて平成 18 年 7 月に関係団体と行政とによって 《 井の頭恩賜公園100年実行委員会 》 が設立され、その活動として主に 《 水と緑の再生 》 と 《 公園を核とする街の賑わい創出 》 という二つの側面からの事業展開がなされているということらしく ( こちら を参照 ) 、どうやら今回の井の頭池の掻い掘りもこの事業の一環ということのようでありました。
他にも関連するサイトをいくつかリンクしておきますので、興味がむきましたら、下記のリンクなどもご確認の上ぜひ一度、井の頭恩賜公園へと足をお運びくださいませ。
そして、さらには、でき得るならばその足を井の頭弁天堂まで伸ばして、宇賀辨財天さまの加持力をいただき、あなたのその手に 《 Big Money 》 をつかまれん事を
- 《 関連情報 》
- 井の頭恩賜公園 100 年実行委員会 ⇒ 水と緑部会 ⇒ かいぼり
- 朝日新聞ネット記事
- 井の頭池底あらわ 外来魚駆除、1m超ソウギョも 2014年1月25日11時59分
- 井の頭公園よみがえれ 水抜き、現れた外来魚・自転車 2014年1月31日13時51分
- 井の頭池の「かいぼり」作業が順調に行なわれています
― 2014-01-25 15:51:59 ―
ここアメーバにも、武蔵野市観光機構事務局のブログが 『 武蔵野市観光機構 事務局のブログ 』として開設されていて、そこでこの情報が発信されたりもしているようであります。 - 何が出てくる?井の頭池の水を全部抜いちゃう「かいぼり」実施