今から一年半ほど前のものですが、下のようなニュースがお隣の国で報道されていたようであります。
私自身は、法輪功はやったことはないし、その関係のお話も聞いたことはないのですが、 1999 年のいわゆる法輪功事件を契機とした中華人民共和国における気功統制の影響は、気功マニアとしては受けているといえなくもないので、
当該動画を You Tube に投稿された方がニュースの内容の和訳を文字起こししたものを概要欄にアップされているので、それもここにコピペさせていただきます。
" 公開日: 2012/06/07
【新唐人2012年6月6日付ニュース】1999年7月、中国共産党当局は法輪功に対する弾圧を全面的に展開。それと共に、他の気功も取締りを受け、気功は瞬く間に中国でタブーな話題となりました。近日、甘粛省衛生庁が突然この禁忌を打つ破り、気功による健康増進の効果を宣伝し、気功講習会を開きました。中国衛生省も甘粛省のやり方を肯定しました。中国政局が揺れ動いている中、このような動きは法輪功弾圧の元凶である江沢民派への清算が始まったシグナルであると、評論家は分析します。
5月23日、甘粛省衛生庁の公式サイトに"任督二脉を打ち貫く"との気功に関する情報が掲載されると、熱い討論を呼びました。5月31日、政府系メディアは衛生省報道官からのコメントとして、甘粛省の気功講習会は医療関係者の漢方医学知識の習得するための有効な方法であると称えました。
報道官はまた、漢方医学および漢方薬は中国人が数千年をかけて発展させてきた科学で、中華民族および世界の文明に重要な貢献をし、国民の健康保持に大きな役割を果たしていると称えました。
台湾の著名な漢方医師・胡乃文医師は、昔の中国の名医はみな超能力と高徳を兼備していたと述べます。
漢方医師 胡乃文さん
「驚いた事に(扁鵲は)ある日、壁の向こうの人が見えました。壁の後ろの人が見えたのです。つまり 今で言う『透視能力』 それだけでなく、人の内臓の中が見え、内臓のどこに腫瘍ができたとかが見えるようになったのです。これで病気を的確に診断できたのです」
時事評論家・藍述さんは、気功と中国伝統文化はいずれも"天を敬い、神を敬う"もので、共産党の無神論とは相反するものだと述べます。
また、政権交代を控えた敏感なこの時期、衛生省の発言は、江沢民系が劣勢に置かれているシグナルだと分析します。
時事評論家 藍述さん
「血債派(江沢民派)は今党内で劣勢に置かれています。法輪功への弾圧や伝統文化の破壊において、彼らは劣勢に置かれています。このような情報が出るのは一つのシグナルです」
1999年の弾圧が始まるまで、中国当局は法輪功に6つの褒賞を与えたことがあり、うち一つが"隣接科学進歩賞"です。2008年5月まで、世界各国政府や団体が法輪大法および創始者に与えた各種褒賞は1521項目に上ります。
かつて山東省で歴史学教授を務めた劉因全さんは、政府系メディアのこの報道は、法輪功の名誉回復のための基礎作りであると述べます。
元歴史学教授 劉因全さん
「このことから開明派が優勢を占め江沢民をはじめとする血債派は、失脚の運命にあるのがわかります。これまでは全ての気功が抑圧の対象だったのですが、この情報から大きな力が
動いているのがわかります」
また、法輪功への弾圧の結果、中国人の正義感と良識がことごとく破壊され、モラルの崩壊を招いたと示します。
元歴史学教授 劉因全さん
「真善忍の信仰を樹立してこそ、中国のモラル低下を解決することができます。モラルの問題を解決してこそ、民主化や法制の問題が解決できます。今のようなモラル低下はもう他に方法がありません。民主化してもすぐには無理です」
1999年、法輪功への弾圧開始後、中国当局は国民経済の4分の1を法輪功学習者に対する迫害に投入。法輪大法明慧(みんふい)ネットの不完全統計によると、身元が確認されただけですでに3551人が迫害で死亡しています。また、数え切れない学習者が不当な判決を受け、強制労働収容所や刑務所に監禁されています。同時に、羅幹、周永康をはじめとする政法委員会は、軍隊や病院と結託して生きた学習者から臓器を摘出し、暴利を貪っています。
新唐人テレビがお伝えしました。 ( 中国語版 ) "
なお、このニュースを報道した新唐人テレビなるテレビ局の中華人民共和国内における地位も立場も私は把握しておりませんし、この動画の最後に流れる法輪功関係のものと思われるCMも少し気にはなるのですが、法輪功問題は中華人民共和国における内政問題としてここで言及する事は差し控えさせていただきます。
しかしながら、もしも、中華人民共和国内における政策の潮目になんらかの変化の兆しがみられるのだとしたら、気功マニアとしては歓迎すべきところではありましょうか ( 私は人権マニアではないので、ここであえて人権問題についてまで触れるつもりはありませんので、そのあたりはご承知おきください ) 。