さて、華やかなゴールデン・ウィークもはや過ぎ去り、リクパの境地を謳うカッコーの声もようよう聞こえるようになった今日この頃、皆さんは如何お過ごしでありましょうか。
私はここのところ、機関から立て続けに上がってきた
そんな中で、私の目を引いたものがこちら……。

ムー探Qコミックすべて描き下ろし!
『 コミック 「 ムー 」 徹底解明シリーズ
ヒトラーの世界制服計画は終わっていなかった!?
ナチス第三帝国の逆襲!! 』
( 株式会社学研パブリッシング / 2012 年 )
これはギリシャの債務危機に端を発して深刻な財政問題からさながら砂上の楼閣の如きその実体を露見しつつあるヨーロッパ諸国連合を舞台としたナチスの復活と、復活を果たしたナチスによる理想国家の建設、そしてそれらの思想的な背景の分析を、 《 コンビニ本 》 という体裁に
おりしも、いま欧州諸国においては 《 ドイツ問題 》 なるものが再び語られ始めだしているようでもあり、 21 世紀の現代に生き残った前世紀の化石国家にして極東の覇権主義国家たる大中華帝国の暴走とともに、欧州の複雑怪奇なる政局にも、私たちはより注意深くなる必要があるようであります。
第二次世界大戦において世界に悪夢をもたらしたナチスの秘密が、謎の力 《 ヴリル・パワー 》 を自在に操るヴリル・ヤという謎の地底人を意識した世界戦略に基づくものにあったという事は、今や闇の世界では常識として語られているという事は今さら言うまでもない事とは思います。
この秘密の力とも言うべき 《 ヴリル・パワー 》 とそれを自在に操る地底世界の住人ヴリル・ヤの存在は、かつて 1871 年のイギリスにおいて、作家という世を忍ぶ仮の姿をもった薔薇十字団の幹部ブルワー・リットン ( Bulwer-Lytton ) の手によって、これまた小説という体裁に
ハウスホーファーは来日経験もあり、東洋的な叡智にも造詣が深かったことでも知られているのですが、後にヒトラーと袂を分かつこととなって政治的に失脚し、彼が中心的役割を果たして設立されたヴリル協会において蓄積されていた 《 ヴリル・パワー 》 に関する貴重な研究成果はすべて、 1935 年に親衛隊 ( SS ) 長官のハインリッヒ・ヒムラーによって設立された 《 アーネン・エルベ ( 古代文明研究機関 ) 》 という秘密組織へと移管されることになったという事であります。
アーネン・エルベのもともとの主要な興味の対象はアーリヤ人の根源遡及にあって、具体的にはアーサー王伝説や聖杯伝説の探求に比重があったようなのですが、ヴリル協会の研究によってアーリヤ人種の来源としての地底世界が注目されるとともに、アーネン・エルベも地底世界の探求へと舵を切る形となって、ともにその範型として、チベット仏教を中心としてチベット社会に伝承される 《 シャンバラ 》 伝説に注目するようになっていったようであります。
ナチス・ドイツとチベット、あるいはダライ・ラマ 14 世法王との親密な関係は広く人口に膾炙しているところではありますが、ナチスが現役で ブイブイ 言っていた頃から、彼らはシャンバラ探求という視点からチベットに着目した上で、 《 地球空洞説 》 という異形の科学理論を背景として想定された 《 アガルタ 》 という地下帝国の首都としてシャンバラを規定し、その地下帝国アガルタの首都シャンバラに、私たちの世界観を根底から覆すこととなる謎のエネルギー 《 ヴリル・パワー 》 の秘密を探ろうとしていたわけなのであります。
そして今、今月の末には京都の鞍馬山で秘密の儀式が秘祭という形を借りて執行され、その夜に謎の地下王国シャンバラへと通じる秘密の門の扉が開かれる……、とニューエイジャーたちの間では囁かれているという噂もあるのですが、それについてはまた後日……。
いずれにしろ、ナチスが欧州を席捲した当時からはるかに時代は下って 21 世紀の現在、滅亡する破滅するとアレだけ騒がれながらも、あいも変わらずに怠惰な日々を過ごしている私たち地球人は、今、新たな危機に再び直面する瞬間に邂逅しているのかもしれません。
独善的な政治漫談がウリの田原某が一時期やたらとプッシュしていたどっかのヌボーとしたおっさんが知ったかぶりでインフォメーシ ョンとインテリジェンスの違いについて薀蓄を披露したりするようになるはるか以前に、日本にはじめてインテリジェンスという概念を紹介した事でも知られているマッド・ジャーナリスト、僕らのノビーこと落合信彦さんが、自らの身の危険も顧みずに暴露した 《 ラストバタリオン 》 という悪夢が、今まさに現実のものとなろうとしているのかもしれません……
……。
ところで、実はこの
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル