さて、夏はいつしか過ぎ去り、秋の虫の音も心地よく聞かれる季節となりましたが、暑さはまだしばらくは続きそうな今日この頃、汗をかきながらも文化と芸術の香り漂う上野は東京藝術大学大学美術館へと行ってまいりました。


 上野駅の上野公園口から東京文化会館前を通り過ぎ、大噴水の横を東京国立博物館方面へと移動しつつ、同博物館の目の前で左折してしばらくいくと、東京芸術大学大学美術館へとたどり着くことが出来ます。


 ここで今、 《 日中国交正常化 40 周年記念 特別展 》 として 《 契丹 草原の王朝 美しき 3 人のプリンセス 》 展が開催されております。


ドワンのブログ@アメーバ-契丹-1


 契丹とは “ 10 世紀初頭に広大なモンゴル草原で生まれた遊牧民を主体とする強大な王朝 ” ( 同展パンフレットより ) だという事で、主に契丹王朝の三人のプリンセスの墓を暴いて発掘された文物の数々が展示されているようです。


 同展覧会は中国大使館も後援しているのですが、そんな同展覧会の宣伝パンフレットには下のような地図が掲載されていました。

ドワンのブログ@アメーバ-契丹-2


 ……、吐蕃の文字がなんとも感慨深く感じられるのは私だけでありましょうか。


 まぁ、いいですが。


 残り約一週間と開催期間の終了も間近となってまいりましたので、ぜひ足をお運びになって頂きたくここにご紹介させていただきました。


 私たち庶民とは縁のない東京 《 藝術 》 大学の学食でのランチとしゃれ込んでみるというのもたまには乙なものなのではないかと思います。


 また、上野駅から東京藝術大学大学美術館へとたどり着くまでの間には、文化と藝術の狭間に置き忘れられてしまったのであろう人々の集う姿を目にする事もでき、文化と藝術の香りに紛れ込んだほのかな格差フレーバーを味わう事もでき、それもまた楽しからずや……、な一日となる事を私が授記いたしましょう。