日本のオカルトの世界の住人で知らない者はいないであろうと思われる元・日本占術協会副会長であるとともに大魔導士にして著名なオカルティスト ( w ) でもあったルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ ( 本名・
死因は前立腺がんのためという事で、 1942 年生まれの 69 才の一生だったという事です。
上の写真は数多くの著作を残したルネさんの諸著の中でも 『 ルネの魔女っこ入門 』 ( 実業之日本社 / 昭和 55 年 ) という迷著のカラー口絵として公開されていたものになります。
ルネさんというと、ウッイチクラフト的な世界に対して白魔女だの 《 魔女っこ 》 だのという言葉を使いながらソフィストケイトを超オーバードライブしつつ言及されたりしていた方ではあるのですが、元・日本占術協会副会長という肩書きからも分かるようにもともとは占いの世界の人でもあったわけで、このルネさんの占い師としての名言に次のようなものがある事が知られています。
“ 占い師というのは馬鹿では務まらないが、利口な奴ならやらないよね ”
格言としての主旨は後段の占い師なんていう仕事は “ 利口な奴ならやらない ” という部分にはあるのですが、その前段の “ 占い師というのは馬鹿では務まらない ” という部分も意外と重要な部分なのであって、この部分に抵触しながら占い稼業に精を出し、専門家然としている方々のなんと多い事でありましょう…。
まぁ、こんな言葉を吐くことができるというのも、学習院大学文学部を卒業後、ユネスコ国際文化交流組織の派遣学生としてロンドン青少年科学会議に参加 ( ここ )などというご経歴の持ち主だからこそなのでしょうし、帰国後はすぐに “ 六本木・狸穴にアトリエを開設 ” などという恵まれた人生を歩まれたという経歴に鑑みるに、よっぽどのボンボンだったのか、それとも本格魔法の使い手だったのか、それは神のみぞ知るところなのではありましょうか…。
そんな恵まれた彼の人生を可能にした秘密を明かした ( のかもしれない…、という ) 迷著がこちら…
私もこの本を手にはしたものの、そのあまりもの中身に未だに完読にはいたっていない ( ) という難解極まりない (
) 迷著であります。
しかしながら、この著作のおかげで 《 俺の嫁 》 の一人にも出会えたので、私にとっては思い出の一冊という事も出来るのかもしれません。
ああ、もちろん 《 俺の嫁 》 というのは純粋世界での話で、こちらがその 《 俺の嫁 》 になります
まぁ、この 《 俺の嫁 》 は、 『 ルネの魔女っこ入門 』 の正編ではなくその続編にあたる 『 愛の白魔法 』 の登場人物なのではありますけどね。
・・・。
いずれにしろ、なくなられたルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ さんのご冥福を心よりお祈り致します。
そして、できたら、あの迷著 『 ルネの魔女っこ入門 』 の完読に挑戦してみようかと思います。
もし、あの本を通して完全読破することができるとしたら、私の精神力も相当鍛えられ成長した証…、と受け取ってかまいませんよ、ね
・・・。
ちなみに、上の本によると、ドイツ政府観光局の協力を得て毎年 4 月 26 日前後に草津において日本における魔女祭り 《 ワルプルギス・ナイト 》 が開催されている ( いた ) らしいとの事なのですが、それって今でも開催されているのでしょうか ( ってゆーか、何回くらい開催されたのでしょう )
いや~、酒池肉林の魔女の夜宴に一度は参加してみたかったですね