チベット仏教の盟主ダライ・ラマ法王は一般に観音菩薩の化身とされていて、弥勒菩薩と結びつけて語られる事はあまりないかとは思うのですが、 You Tube には下のような動画が投稿されていました。



 おそらくは被検索ヒット率アップのためにダライ・ラマという用語を利用しているのかな、などと思ったり思わなかったりな今日この頃なのではありますが、メロが気にいったのでここにご紹介しておく事にしたいと思います。

 ちなみに、英語で 《 Loving Kindness 》 と訳されることもある 《 byams pa 》 即ち 《 マイトリー 》 は日本語では 《 慈悲 》 の内の 《 慈 》 を意味していて弥勒菩薩がこの徳目を象徴するものとして別名で 《 慈氏菩薩 》 などと呼ばれる事もあるものであります。


 ちなみに、マイトレーヤと言うとオカルトの世界ではこんな方もよく知られていました。



Maitreya
- Maytreia - Maytreya -
WHO IN THIS PRISON IS

 一部ではアンチ・キリストの呼び声も高かったりしてもいたようなのですが、今頃はどこで何をされているのでありましょうか・・・。


 マイトレーヤと言えば、ああ言えばな方のホーリー・ネームもマイトレーヤだったらしく、なんかネットで説法を見る限りは適当な事をやはりその口から垂れ流しているようではあります・・・。


 で、話をダライ・ラマとマイトレーヤの話に戻すと、どうやら今年 ( 2011 年 ) の 2 月に、インドはカルナタカ州に再建されたガンデン寺のシャルツェ学堂においての偉大なるダライ・ラマ 14 世法王猊下によってどうやらマイトレーヤの灌頂法儀が執り行なわれていたようでありまして、冒頭のダライ・ラマ・マイトレーヤというのはその流れのお話だったようですね。



Buddha Maitreya Initiation
by The Dalai Lama
( 法王の灌頂に思いを致しつつ、もう一度心してマイトレーヤ・ソングを聞きましょう )

 いや~、この灌頂は私もぜひ欲しかったところではあります。