さてそれに対して、夏も盛りの今日この頃ですが、夏に限らず年中隔月で発売されている 『 HONKOWA 』 の 2011 年 9 月号が絶賛発売中であります( 画像は省略 ) 。
類似誌に較べて見所の多い 『 HONKOWA 』 ではありますが、今月号も相変わらず見所満載でありまして、今月号から特に私のお勧めをピックアップするとざっと下のようになります。
- 『HONKOWA』 2011年9月号のお勧めリスト
- 永久保貴一
密教僧秋月慈童の秘儀「 霊験修法 曼荼羅 」 - ひとみ翔
霊感お嬢☆天宮視子 シリーズ 「 略奪の仕掛け 」 - 伊藤三巳華
「 伊藤三巳華のスピ☆散歩 」 - 流水りんこ
「 オカルト万華鏡 」 - 月嶋つぐ美 & 上杉かや
硝子心眼 シリーズ「 異界紀行 」 ~ 新潟編 ~ - 「 高尾山で 『 スピ☆登山 』 ! 」
- 霊能者・寺尾玲子の「 真 闇の検証 」
- 特別企画
「 氷室奈美のオーラ鑑定 」
・・・。
これって ( 読者体験ものを除いて ) 掲載漫画ほぼ全部・・・、という気がしなくもないですが、まぁ、実際にお勧めなわけですから仕方がありません。
1 は言わずと知れた永久保さんの新シリーズの第二弾で、今回は 《 角大師 》 として人口に膾炙するとともに
主人公の霊能力戦士、ではなくて密教僧さんの経歴エピソードは相変わらず胡散臭く感じなくもないで ( まるでかやちゃんなみで ) すが、まぁ、そんな恵まれた御仁も世の中にはおられるのかもしれませんね。
今回のテーマとなっている厄除け大師こと角大師はオカルト雑誌の記事などでもよく記事のテーマとして採り挙げられることもあるものなわけですが、その角大師がそんなに怖いものだとは不勉強にも知りませんでした。
ただ、それよりも興味深かったのは、最終コマの次号予告で、今回の漫画の最終コマに作者の永久保さんご本人が登場されて次のように述べられていた事であります。
“ さて次回は
ヘタにお坊様の
真似ごとをして
印を組んだり
真言を唱えることが
どれだけ
危ないことかを
描ければと
思っております ”
( 『 HONKOWA 』 2011年9月号 P.58. )
・・・、って、永久保さん、もしかして、かつて氷室奈美さんの取材を受けて 『 オーラドローイング 』 に出演された際に、氷室さん相手にこれで酒の味が変わるんだぜ・・・、的に密教の印を写真入りで堂々と公開していたのを忘れてしまっているのではないでしょうね・・・。
密教の印契をたかが酒の味を変えるなどというお遊びの道具にして弄んだ上にそれを堂々と雑誌上に写真公開して嬉々としている永久保さんにそんな “ ヘタにお坊様の真似ごとをして印を組んだり真言を唱えることがどれだけ危ないことか ” などといわれても説得力というものが・・・。
まぁ、いかにも無邪気な永久保さんらしいと言えば永久保さんらしいとも言えるわけではありますけど、ね・・・。
次回の作品ではそんな過去の反省なども聞けたりするのでしょうか?
2 は山本まゆりさんの 「 恐怖報告 」 シリーズと並ぶ 『 HONKOWA 』 の看板メニューの一つなわけですが、今回は山本まゆりさんの 「 恐怖報告 」 がお休みの関係からかこちらに玲子さんも出張出演されています。
3 は最近顔出しを解禁してホラー漫画業界のアイドル作家として人気急上昇中の伊藤さんのレポート漫画で、 6 のカラー・グラビア頁がセット掲載されていて、編集部の力のいれようが伝わってきます。
今回は 6 のカラー・グラビアともどもにかつてのホラー業界のアイドル作家・加門七海さんがゲスト出演されているのですが、・・・、くぁもんすわ~ん・・・、ただの山登りのオバさんじゃないですか・・・。
あの神秘的な美女の面影が感じられません。
バンダナ萌えの私がぜんぜん萌えない上に、グラビア・ページ最終コマのどやポーズはなんか関西弁のジャズ・シンガーみたいで、神秘のかけらもないです・・・。
でも、天狗パンは今度高尾山を訪れた際にでも試食してみたいと思った今日この頃です。
4 は 『 HONKOWA 』 体勢になってからの新規連載もので、今回のテーマは 《 生霊 》 という事でいろいろと書かれていましたが、なんか一つの名物っぽい扱いになりつつもある “ ちょっと変わった経歴の気功師兼占い師 ” R さんの 《 四股 》 についての解説がよくない意味で少し気になりました・・・。
R さんは絶対四股なんか踏んでないんだろうな・・・ ( 、だからこんな勘違いをするんだろうな・・・ ) 、というのが正直な感想なのですが、まぁ、深くは追求しないでおく事にしましょう。
5 は幼い頃にその並外れた霊能力ゆえに高野山の某寺院に預けられていた・・・、という異色の経歴の持ち主でもある霊能力戦士かやちゃんさんの物語で、今から数年前に新潟県在住の漫画家さんの案内で新潟観光をした際のエピソードが語られています。
特に面白かったのは 《 日蓮聖人霊跡七面大天女岩屋 》 を訪れた際のお話で、同岩屋で七面大明神をお祀りした祠らしきものを見つけてそこへかやちゃんが入ろうとしたところ、 “ まるでトランプのカードを拡げたよう ” に僧形の霊体がかやちゃんの前に立ちふさがって結界を張って “ ソナタニハ遠慮してモライタイ ソナタガ入ると・・・ 「 場 」 が変ワッテシマウ・・・ ” と拒否られた、というエピソードです。
・・・。
そりゃそうですよね。
何しろかやちゃんは日蓮が真言亡国と罵った真言宗の本場とも言える高野山育ちのバリバリの真言宗エリート ( 在家 w ) ですからね。
そんなかやちゃんに入られたりしたら、 「 場 」 が変わりもするでしょうよ・・・、と。
7 は言わずと知れた 『 ほん怖 』 時代からの体制改革を乗り越えて今に連載を続けている名物シリーズの闇・検もので、 8 はかつての 『 ほん怖 』 時代にカラー連載されていた氷室奈美さんによる 「 オーラドローイング 」 の臨時の復活企画になっているようです ( 臨時というか特別企画なので 2 頁と頁数は若干絞られてしまっているようですが ) 。
いずれにしても、 『 HONKOWA 』 は今月号もこのように見所満載で絶賛発売中なのであります。
ぜひ皆様も書店・コンビニ等へ走って 『 HONKOWA 』 2011 年 9 月号をご購入くださいませ。