前回の記事というかエントリー ( こちら ) ではホラー漫画界の第一人者ともいうべき永久保貴一さんの新刊となる 『 永久保怪異談 ③ パワースポット交幽録 』 が絶賛発売中というお話について書きましたが、今回の記事では若干の補足的な感想について書いてみたいと思います。
前回のエントリーでも書いたように、私は以前に 『 あなたが体験した怖い話 』 ( 通称 『 あな
私が 『 あな怖 』 を購入してしかも保存までしているというのは、H師匠なる謎の気功師が登場することで知られている永久保さんが連載されていた実話系ホラー漫画の為だけですので、それが単行本化されて一本に纏められさえすれば、 『 あな怖 』 本誌は処分してしまって部屋のスペースを多少なりとも空けることができるかな、かな、とほんのちょっぴり期待していたのですが、その期待が儚い皮算用として露と消えてしまった事が赤裸々となったのが、実は今回の 『 パワースポット交幽録 』 でもありました。
いや~、私は当然のことながら出版事情などというものにはまったく疎い素人なものなので、雑誌掲載された漫画が単行本化される際には、当然本誌掲載時のものがそのまま纏められているだけなのだろう、とばかり思っていたのですが ( オマケ的な書き下ろしがサービスで追加されるのは別として ) 、実際はそんな事は全然なくて、本誌掲載時とはその内容を微妙に変えてくることが結構あったりするんですね。
本当はここでこのブログを訪れた方々にもその実例をご紹介しようかと思っていたのですが、まぁ、そこまでする事でもないのだろうと考え直して、画像の掲載はやめておきます。
まぁ、いずれにしてもこれは、これでは永久保さんの漫画だけ雑誌本体から毟り取って保存するという原始的な手法をとるか、スキャナーでも買ってきてデータとして電子保存するかしなければならなくなってしまって、まったくもって困った話だ、という趣旨の愚痴、という事ですね。
まぁ、そんな愚痴のひとつもこぼしたくなる今日この頃なのではありますが、ところで、掲載本誌と単行本の両方とも購入保存させてしまうほどのこの 『 永久保怪異談 』 シリーズにおいて、H師匠と並びたってのもう一人の主役とも言うべき女性霊能者の稲葉さんが、 永久保さんの絵でみると結構可愛く描かれているみたいで、実際のところはどうなのか・・・、というところがとっても気になります。
実は私、個人的には、稲葉さんに関しては実物も結構可愛い方なのではないか・・・、と密かに期待しているんですよね。
H師匠の風貌に関しては、前回のエントリーでも触れたようにH師匠ご本人からの描写に関する希望があった上でそれに沿う形で描かれている為に、作画上の風貌と実際の風貌にはかなりの隔たりがある事が予想されるわけなのですが、それ以外に関しては、永久保さんの実話系ホラーマンガにおいては意外と写実的・・、とまでは言わないまでも、実際の人物の風貌をかなり作画に反映させている傾向があるように思えます。
それは永久保さんご自身の絵をはじめとして ( シリーズ第①巻の p.262.に著者近影が掲載されていますので比較のほどを・・・ ) 、単行本ベースでのシリーズ第二話に登場された “ 太郎ちゃん ” さんにしても実際の人物の風貌をかなり反映した描写になってはいるように思われる ( シリーズ第①巻参照 ) ところなどから、その他の人物に関しても同様に推察する事ができるのではないかと思うからであります。
また、永久保さんの場合には、実際の人物の風貌から ( 意図的に ) かけ離れた描写をする場合には、作品の中でそれと分かるような記述がなされる傾向が見られるようで、その典型的な例がH師匠の場合なわけですし、それ以外にも、永久保さんの連載が 『
〔 上のシーンを補足すると、これは作者の永久保さんが相談者の女性と待ち合わせて始めて会うシーンで、こちらに背中を向けている男性が作者の永久保さんで、女性が相談者さん、です 〕
“ 現れたのはとてつもない美人‐ ( ということにしておこう ) ” ( 下線は引用者 ) というのは、いつものように実際の人物の風貌を反映した絵を描いてしまうととても漫画にならないような風貌だった ( と永久保さんがプロの漫画家として判断した・・ ・ ) のでこの漫画の中におけるこの人物の絵は実際の人物の風貌を反映させていませんよ・・・、ということなので、そんな事までわざわざネームに反映させているところから、普段の永久保さんの人物に関する作画は実際の人物の風貌を反映させるように永久保さんご自身がかなり意識している、という事をここから逆に推察することもできるわけなのですね。
・・・、と、言うことで、改めて稲葉さんの絵を見てみると、・・・、ねぇ~
ぜひ一度私の相談にも乗っていただきたいものであります ( その為ならば、今度どこかの心霊スポットにでも出かけていって、霊障を起こせるほどの力をもった地縛霊か浮遊霊をハントしてきましょうか・・・ ) 。
玲子さんはもうお年頃になってしまわれているのでしょうから、やっぱり、おんなの子、というか萌えるなら若くてピチピチした
・・・。
稲葉さんが永久保さんの作画通りの
・・・、いや、私としては “ なんでも気の話を理路整然とや ” るところがH師匠の最大の評価ポイントなんではないか、と考えているのではありますが、こんな生意気な事を口にする稲葉嬢も、ギュッとひとハグししてくれるんなら許してしまいます、 《 ひとハグ無罪 》 の上にさらに二階級特進です
・・・、で、そんなオヤジ転がしもお手の物 ( ・・・って、私が勝手に転がされて楽しんでみただけなワケではありますが、そん) な稲葉さんも活躍されている 『 永久保怪異談 ③ パワースポット交幽録 』 が、今日も今日とて絶賛発売中であります。
まぁ、ヨイショばかりで終わってしまっては
地震情報のポータル 地震情報サイトJIS
まぁ、そうは言っても、予言の主体は永久保さんの奥様で、稲葉さんはそれに対して 「 そうそう 」 と言う感じで同調していただけではありますし ( ちなみにH師匠も同調してたらしいですが ) 、さらには、 『 永久保怪異談 ② スピリチュアルを斬る 』 の pp. 160 - 164.を読めば、上の結果に対してもきちんとした論理構築が可能である事がすでに提示されてはいたりもするのではありますけれど 、ね・・・。
もっとも、その論理構築が事実かどうか、という点について私は特に検証してはいませんし、検証する気もありませんけど ( そういう事は、そういう必要性を持っている方がすれば良い事かと思いますので・・・ ) 。
まぁ、なんにせよ、皆さんもぜひ書店に走って 『 永久保怪異談 ③ パワースポット交幽録 』 を購入しましょう、というお話でし た。