上に貼り付けられている記事にあるように、 “ 中国起源の瞑想術をたった 11 時間実践するだけで、脳による行動制御が活性化されるという研究結果が16日の米科学アカデミー紀要 ( Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS ) に発表された ” とのことです。
この米科学アカデミー紀要がどの程度の信頼性のあるものなのかはまったく存じ上げてはいないのですが、たぶん偉い学者先生たちの権威ある論文が掲載されているものなのでしょうね。
この論文のベースになった “ 中国起源の瞑想術 ” というものが具体的にはどのようなものかは分かりませんが、何やら “ 中国の伝統医学に由来し、中国で実践されている瞑想術を基に 1990 年代に確立されたもの ” で “ 心身統合瞑想法 ( IBMT ) ” と名づけられているものなのだそうであります。
“ 中国の伝統医学に由来 ” するとか “ 中国で実践されている瞑想術 ” であるとかなんとなく胡散臭そうな感じがしなくもありませんが、 “ 米オレゴン大 ( University of Oregon ) と中国・大連理工大 ( Dalian University of Technology ) の研究チーム ” が “ 45 人の学生を対象に ” して実験を行なった研究成果だそうです。
科学的な成果としては被験者が “ 45 人 ” ではなんか誤差の範囲のような気がしなくもない、というか、 ( やらせ問題の発覚で放送打ち切りになった番組も含めて ) 日本の健康情報番組なんかでやられている < 実験 > と大差ないような気もしますが、それはおそらくは私の勘違いなのでしょう。
それよりも、 “ 心身統合瞑想法 ( IBMT ) ” の素となった “ 中国で実践されている瞑想術 ” が具体的には一体なんだったのか・・・、の方を明示して欲しかったです。