お盆の金勘定に目をギラギラさせている生臭坊主を尻目に始まった夏のコミケに勇者の方々は忙しい日々を過ごしておられるのではないかと思われる今日この頃ですが、それでも大丈夫 、そんな夏コミの喧騒をよそに、かつて 20 世紀末の日本で国家転覆を企んだ極悪カルト集団オウム真理教による一連のテロ事件に起因したオカルト・バッシングの時代をノラリ・クラリと切り抜けつつ 21 世紀の現代にまで生き延びてしまった伝説のオカルト雑誌、月刊 『 ムー 』 の2010 年 9 月号が発売中であります。
・・・。
久しぶりに買ってしまいました。
いえ、別に今さらオカルトの為ではないんですけどね。
実は、今月号のムーには科学サイドの頂点に君臨している学園都市の最高トップである統括理事長アレイスターとアレイスターをも越える謎の存在エイワスの秘密を暴露するスクープ記事が掲載されていたんですよね。
私の
今さら <
魔術の根幹は秘密の保持にあり、自分の名誉と金儲けしか考えていなかったイスラエル・リガルディーのこの無節操な暴露本の出版によって現代西洋魔術の基本的な枠組みを構築した <
その悪影響から逃れるためにある魔術師は <
まぁ、それはそれとしながらも、今回この 『 ムー 』 の広告を見た時 「 5,800 円かよ、高ぇ~な 」 と思ったのですが・・・、さにあらず
なんと 5 千 8 百円ではなくて、 5 万 8 千円なのだそうであります。
・・・
ひぇ~
ムー民たちの頭んなかは今だにバブってんのかよ
しかし、こんなバブリーな値段設定に対しても無謀なオカルト・マニアが群がり禁断の書を共有する事によって、魔術サイドになんらかの変容が起こり、それが巡りめぐって科学サイドへ影響してくるというシナリオも考えられるわけで、私も安穏としているわけには行かず、私設の禁書図書室をゴソゴソとあさってこんなものを発掘せざるを得ないような状態になってしまったのでありました。
バブル全盛の頃にバブルのドサクサにまぎれて出版されてしまったと伝えられる伝説の魔道書、 『 黄金の暁会 全魔術システム 』 の第一巻です。
当時はこの書の翻訳出版を巡って複数の魔女・魔術師間で魔術合戦を含めた何やら血みどろの抗争があったとも聞くのですが、その当時から魔術業界には疎かった私にはその詳細はちょっと分かりかねるのが玉に
それにしても 『 ムー 』 でこんな 『 THE COMPLETE GOLDEN DAWN SYSTEM OF MAGIC 』 の高額販売などという企画が通ってしまうところに、何やら魔術サイドのきな臭い動きを感じない事もなくはなく、科学サイドとしてもそのような動きに対しては当然にそれ相応の対処と下準備をしなければならない事は必定でしょう。
もしかしたら魔術サイドと科学サイドの両サイドを巻き込んでの第三次世界大戦の勃発を画策する闇の勢力の策動が活発化している ( ) のかもしれませんね。